鈴木大介のレビュー一覧
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貧困問題に取り組んできた著者二人による対談本。実際に現場に携わってきた為、出てくる事例が豊富である。特に、貧困が一部地域で連綿と受け継がれてきた、という事例は初見である。そういうことも漠然とあるだろう、と思ってきた所に実例を出されると、改めて考えさせられる。
この本で着目したポイントは三つ。
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脳に障害が生じ、そのことで生じる変化が、克明に、かつユーモアを交えて記録されている。
認知症の方、脳梗塞後遺症の方、さらには発達障害の方と関わる方には、かなりオススメできる本だ。Posted by ブクログ -
前作から文章を読む限り著者はすっかり回復してジャーナリストに復帰したのかと思っていたら、取材記者は引退して漫画の原作や記事の執筆など書く方に専念しているのだと知る。免許センターに電話して簡単な質問をするだけのシーン、地味に書かれているが感動。電話が終わって妻のところに行き「電話もして会話ができたよ〜...続きを読むPosted by ブクログ
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当事者ならではのリアリティがあり、非当事者の自分でも非常に納得感がある。
やりたいのに出来ない、という感覚はどうしても出来る側からすると理解が難しい。
不定形発達の方じゃなくても、仕事中に上司からのザックリとした指示が飛んで、完璧にやったつもりでも上司の求めるクオリティに達しておらず怒られて、じゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体。鈴木大介先生の著書。高齢者を狙った詐欺、老人食いがなくならない日本の現状。昔の日本は高齢者、お年寄りが尊敬されていたはずなのに、現代の日本は高齢者は軽んじられ、時として詐欺の対象になっている。高齢化社会で高齢者が増えているといった社会環境の問題なのでしょうか。それと...続きを読むPosted by ブクログ
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自分の為では無く、自分の次の世代のために闘った男のお話し。
貧困は選択肢を限りなく少なくするのがよくわかる。
そして政治家には全く関係ないお話しって事でもある。
最近は、シングルマザーや母子家庭でも政治家になる人もいるけれど大きな事をやるためには金と味方が限りなく必要だ。綺麗事だけでは世の中変わらな...続きを読むPosted by ブクログ -
発達障害の息子がいるので、たくさん本を読んできたし、いろいろ勉強もしてきた。
が、この本一冊の内容の濃さは、これまでの知識量をはるかにしのぐ。
「高次機能障害」を体験したことを、こんなふうに解釈し、このようにまとめた著者は素晴らしい!の一言。
あとがきに書かれている内容、特に日本の社会のありようにつ...続きを読むPosted by ブクログ -
ぶっとんでるお妻様に振り回される夫の話・・・かと思いきや、どうしてなかなか、この夫さんも別の方向でぶっ飛んでいる人だった。
起床時間も食事の時間も合わないお妻様のために1日6食作り・・・のくだりで「ん?なんで?」と思ったが、このご主人、電子レンジこそお妻様に懇願されてしぶしぶ買ったものの、炊飯器な...続きを読むPosted by ブクログ -
破れ鍋に綴じ蓋。
でも相手のことを意識して理解して、工夫をしないと夫婦はずれていくのかもしれない。Posted by ブクログ -
感情を抑えられなくなると何が大変なのか
リハビリは何を目的としているのか
どんなことが出来なくなるのか
具体的に書かれていて とても分かりやすい
病気で見えてきた
人と自分との関係 そして人への感謝
脳が健康な間にしっかり読んでおいてよかったと
思える本でしたPosted by ブクログ -
一時間かけて書いた渾身レビューが消えてしまい、超ブルー。気を取り直して...。
この本はルポライターの鈴木大介さんが書いた愛しき‘お妻様’に向けての今までの懺悔とラブレターの書ですね。
お妻様の発達障害だからかもしれないからこその優しさやユニークさ、そして発達障害の影に隠れていたオトコマエさにメロ...続きを読むPosted by ブクログ