鈴木大介のレビュー一覧

  • 脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)

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    (発達障害より)高次脳機能障害のほうが職場の理解と配慮、環境調整は得やすいかもしれないなと思ったり。身体障害より精神障害のほうが社会の理解は得られないという話はよく聞くが、詳細な記述を通じて自分もまた理解が足りなかったなと思うし、高次脳機能障害の声を通じて精神障害の理解が進む展開もあり得るのではと感じた。

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    2025年09月06日
  • 里奈の物語 疾走の先に

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    後編のレビュー忘れてた、、、もうあまり覚えてないけど、確かヤクザの情婦になってけどそのヤクザが自死して(ちなみにヤクザは生き死にが日常なので自分の命にも無頓着になるのか、自死がとても多いとのこと、意外過ぎる情報)、最後は誰の子かわからないけど子供産んでヤクザの子みたいなもんだ前向きに育てる!といって地元に帰るとかそんな感じのなかなかな展開だったか記憶がある。里奈がめっちゃ賢くていわゆる地頭良い系なので何とかHappy End?と言えなくもない終わり方だったけど、小説だしこれはかなり特殊な例でもっとにっちもさっちもいかない子が大半なんだろうな、と思いました。

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    2025年08月20日
  • 壊れた脳と生きる ――高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援

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    高次脳機能障害当事者でなくとも、精神障害や発達障害当事者なら心当たりのあるような生きづらさ・苦しさの言語化が巧みにされている。問題解決の糸口になるようなノウハウが紹介されているわけではないが、苦しさを伝えられずにもどかしい思いをしている方にとっては得られるものもあるかと。当事者よりも当事者の家族や支援者に読んでいただきたい一冊。

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    2025年07月29日
  • ネット右翼になった父

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    ネタバレ

    陰謀論を信じる中高年が増えているという話を聞くから、てっきりこの本もそれに関する本だと思った。
    ネット右翼になった父を変節させる話なのかな?と思ったけれどさにあらず。
    著者が冷静に父の言説を分析し、なぜ父がそのような言説をとるようになったかを解き明かす。
    冷静に、冷静に。

    その途中で昭和の家族の一つの姿を明らかにしていく。
    それも冷静に冷静に。
    姉と自分、そして母。「父」という同じ人間をめぐって3人の思いは違っていることもあきらかになっていく。それも冷静に著者は記していく。

    終わってみれば昭和の「家族」「父と息子」の物語だった。

    父の方でなく、自分の方に認知バイアスがかかっていたのではな

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    2025年07月22日
  • 最貧困女子

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    『最貧困女子』に描かれる虐待の連鎖に、「人間である限りこれはなくならないのでは」と絶望的な気持ちになった。これらの問題は本人のやる気ではなく、生き抜くためのOSが違うのだと。安易な自己責任論がいかに無力で残酷かを痛感する。
    ただ魚を与えるのでもなく、一方的に釣りを教えるのでもない。その人が尊厳を失わずに輝ける環境をどうデザインするか。本当の支援とは何かを、深く問い直すきっかけをくれた一冊。

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    2025年07月21日
  • ネット右翼になった父

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    予想外にハートフル?な家族の物語だった。その中に、ネトウヨに傾倒する人間心理が描かれていて良かったです。

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    2025年06月26日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    老人を狙う詐欺の実態のすざましさがまざまざと描かれていて、まるで小説を読んでいるかのような錯覚を覚えた。
    それにしても恐ろしい世の中だ。

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    2025年06月21日
  • 最貧困女子

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    大学生の時に読もうとしたが、その時の自分には内容が重すぎて脱落。10年経ったいまなら読めるかも?というのと、貧困と脳を読む前に読んでおきたいと思って再読。今度は最後まで読めました。
    10年以上前と比較すると今の方がもっと深刻化しているのでは、、、??自分に何かできることってないのかなあ、ちょっと考えていきたいと思いました。

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    2025年06月16日
  • 脳が壊れた

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    ネタバレ

    高次脳機能障害とはどうゆうものなのか。
    記者ならではの説明で、こうゆう感じのものというニュアンスの伝わり、想像がつきやすい。
    著者作品は最貧困女子を先に読んだのだが、日頃そうゆう界隈を題材に仕事しているだけあって、今回の障害に関しても医者に診断・治療してもらう機会に巡り会えなかった、あるいは一生治らないものとして生きている生きずらい発達障害系の人達について、思いを巡らせると苦しくなった。
    また、助けになった妻に関する話がプチ衝撃的で、根っからの、そうゆう人達に惹かれるたちなのだろうかと。しかし、2人の信頼関係を見ると羨ましくもある。

    それでも、障害者枠での採用でなければ発達障害のない人間と同

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    2025年05月03日
  • 脳は回復する―高次脳機能障害からの脱出―(新潮新書)

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    脳コワさん(脳機能に不自由を抱えた人々)の筆者が、脳機能障害について自己観察と検証、考察を繰り返しながら、回復していく。重苦しいテーマだが、脳コワさんの先輩である奥さまのおかげで、筆者も本作自体も救われる内容なのが良かった。

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    2025年03月19日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    今後も着実に増えていくんだろうなという感想。若者が普通に働いて、中流以上の生活ができないとこうなってしまうというのはよく理解できる。
    今後、若者が希望を持てる国なっていくことがあるのだろうか。

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    2025年03月06日
  • 最貧困女子

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    日本の貧困層でも底辺レベルの女性を取材し、その生活や特徴を描き、類型化して可視化させて社会問題をなんとかしたいというルポ

    救いようの無さを痛感させられる。環境も個人も社会システムも。
    まずは知ることから。将来的に解決できる見込みが全く立たなそうだけど。

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    2025年02月24日
  • 不自由な脳 高次脳機能障害当事者に必要な支援

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    健常者だった方が事故で後天的に高次脳機能障害になりどのように生活が変わったのか、何が不自由で何が出来なくなったのかまたどのようの支援が必要か等当事者目線で分かりやすく書いてありました。

    傾眠や感情のコントロールなどの症状、特に右凝視(左空間無視)の症状のことを知らなかったので勉強になりました。
    荷物を持つ、本を読むために本を持つだけでも脳が指示して機能するためなのか集中力が低下したり疲弊してしまったりとあり驚きました。

    もともと高次脳機能障害についての知識はほとんどなく高次脳機能障害の症状や困り事が自閉症に近いと聞いてその参考にと思って読み始めたのですが
    ゼロ知識でしたが少し理解が進んだ気

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    2025年02月10日
  • ネット右翼になった父

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    筆者が、亡くなった父親との関係の分断について考察。キッカケは生前の父親が会話の中でネット右翼しか使わないであろう差別的なNGワードを使っていたこと。さらに死後、部屋にあったそれ系の書籍や、パソコンの中にあったそれ系の閲覧履歴を見つけ、分断は深まる。結果は、父親の行動はそれほど偏ったものではなかった。無自覚的に言葉を使ったりコンテンツを閲覧したりしていたものと判断。逆に筆者側は先入観や嫌悪感からくる認知バイアスがかかっていたと判断。ここでは親と子の分断について書かれているが、社会の分断も、かなりの部分、これと同じメカニズムなのだと思う。

    私の中で曖昧な定義しかできていない思想に関する用語が、ど

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    2024年12月25日
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

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    オレオレ詐欺の現場・組織・プレイヤーに関して、詳細に取材され、臨場感をもって描かれている。極めて洗練された組織構造やプレイヤー達の非常に高いモチベーションなど、とても考えさせられる。

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    2024年12月21日
  • ネット右翼になった父

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    ネット右翼になった父というのは、筆者の認知バイアスで、筆者自身がリベラルだったこともあつて生前の父の片言節句に衝撃を受け、子供の頃からの疎遠な関係もあって心を閉ざし、コミュニケーションが取れないまま父は逝ってしまった。

    当初はネット右翼に取り込まれ、エコチェンバーの中で過激化したと思っていたが、母・姉・姪・叔父といった家族や父の親友の協力を得て解析した結果、等身大の父を見い出し、世代の問題で自分と相容れない部分もある一方、共通点も多くあることが2年の検証を通じて分かった。可能なら共通点を中心に距離を縮め、生前に分断を回避すべきだったし、そういう人がいればそうすべきという論旨。

    世代間の認知

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    2024年12月09日
  • 脳が壊れた

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    ネタバレ

    「されど愛しきお妻様」他最近著作を続けて読む機会があり興味を持ち手に取り。
    様々な困難のために社会の中で生き難い人たちを取材し本にしてきた著者が、まさに当事者となって体験したことで新たに得た視点が出色。
    「そういうことだったのか」を苦心して言語化して何とか周囲に、読者に理解してもらおうとする姿勢に頭が下がります。

    はっとさせられることばも散見されました。
    「病名をつけなければ身動きがとれない。ゆえに最も見過ごされがちなボーダーラインの障害者には一層支援の手が届きそうにない(趣旨の要約です)」
    「大きすぎる感情は言語化できない」「頼れる相手や頼るべき相手と頼りたい相手とは別物」
    「一番身近な人

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    2024年12月02日
  • されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

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    知識として理解していることと、当事者となり本質的に理解したことに大きな違いがある。発達障害や脳の不自由を理解することはとても難しい。頑張ってできるようになることに価値を置きすぎてはいけない。
    人によって頑張る時の脳の消費エネルギーは違う。1分の頑張りで寝込む人、頑張ってもできない人、、、その人に合った対策を見つけられる人が必要。

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    2024年11月03日
  • 脳が壊れた

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    脳梗塞後の高次脳障害、当事者が言語化し類する脳機能の障害、特性がある人の状態を代弁してくれた。完全な理解は難しいが、想像力を働かせてその人がして欲しいことを探りたい。

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    2024年11月02日
  • 最貧困女子

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    容姿がいいがちょっとした小遣い稼ぎで週に一度風俗で働いている女性が、最貧困女子の話を聞いた上で解答が忘れられない。
    人間社会の縮図は結局これなんだなって感じざるおえない内容だった。

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    2024年10月29日