高里椎奈のレビュー一覧
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見た目は20代後半の青年座木と、超美形少年秋、そして赤毛の元気いっぱいなリベザル。その不思議な三人組は実は、人間ではなく妖怪だったのだが、営む深木山薬店は裏の探偵稼業という顔を持っていた。ある日、校庭にできた全長100mの「雪の妖精」。そして雪が溶けるとその中央には少年、小海ハジメの死体が・・・。おまけに模倣犯らしき事件が立て続けに二件も起きる。そしてそのハジメの母親から、子供の幽霊が出ると薬店に持ち込まれた依頼。それらはつながっているのか?犯人は妖怪・悪魔、それとも人間なのだろうか?悪魔との契約を破棄してほしいというサラリーマンの男も現れ・・・奔走する秋たち。大小寺の息子、総和さんなどを巻き
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「薬屋探偵妖綺談」シリーズはこれで終わりだそうです。
文庫版で読んでたけど、結構読んだなぁ。
この厚いシリーズを(笑)
今回も2つの場所で事件が展開していく感じ。
薬屋のって何箇所かで話が進んで、最後に一つにまとまるのが多いなぁ。
証言偽装は……なるほど。確かに、ていうか前提が覆されるってすごいな。
さて、秋はどこにいったんでしょうか。
最後に出てきたのは秋とゼロイチの会話な気がするんだけど、どうなんだろう。
そいえば、秋は吸血鬼でしたか。
なるほど。確かに香りをエネルギー源いえばそうだね。
吸血鬼といえば「ポーの一族」が思いつくけど、いろんなところにふわふわ行く点では同じかも!? -
Posted by ブクログ
出て来ないかと思ったらきっちり刑事コンビも出てくる、薬屋探偵シリーズ第六弾。今回はリベザル君の葛藤に加えて秋君と(見た目的には)同年代のトリオが出てくるので、われらが座木さんの出番がちょっと少ない。とはいえ、紳士・天然口説き癖・書痴・料理上手・超絶記憶力に加え、今回はなんと裁縫下手まで発覚してしまうのだからつくづく座木さんは多属性で素敵です。ラストにはお約束の二月ならではの超常現象のおまけつき! 出番が少ないとはいえ、やはり座木ファンとしてははずせない一冊だなあ…などと思いつつ、ミステリとしては私好みではなかったので、内容はあまり好きではないのかも。ちょっとラストが急展開過ぎた気がします。
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“サチは自身を失笑した。腕を下ろしてフェンが続ける。
「私、小さい時から色々な失敗をして、知らずに助けられて、今更気付いてお礼を言いたくても言えない人が沢山いる。だから決めたの。お礼を言えずに離れてしまった人の代わりに、これから会う人に恩を返す。それじゃ……いけないかな」
フェンは光の布ごとサチの手を取る。現実にある感覚が、フェンがスノウでなく、彼女が生きている事を教える。
「サチ。『私』は『貴方』に助けられた」
アイスブルーの瞳がサチを貫いて、彼の中の何かを打ち砕いた。
ヴィクターはスノウを助けられなかった。変えられない過去は消えない。
だが、サチはフェンを助けたという。
弟ではないが、変え -
Posted by ブクログ
“「鞄よし、服よし、身体よし」
手の平で叩きながら、確かめる順番がおかしい。
「で、状況はよろしいのかな?」
「よくはないな」
サチの軽快な調子に、テオはやっとの事で声を発した。”
高里さんの話は、誰の視点なのかがよくわからなくなることが、度々あったけど、これは読みやすかったな。
しかも、深い。
“「厄介だね。君さえいなければ、人間を蔑んでいられたのに」
「私もです」”
むー。
クロエとイーターのところで、思わずちょい泣いた。
グールを蔑み邪険に扱う人間。
むー。
深いね。
“「素晴らしい」
イーターの感嘆の声を聞いて、左腕を赤く腫らした男が喜んだ。
「軽傷ですか?」
「見事に