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命の恩人・イーターの強い誘いで人間が恐れる生物・悪鬼(グール)が棲むという南海の孤島へ向かった少女・フェン。海賊と嵐に襲われた船旅の末、辿り着いたのは「人喰いの島」と呼ばれる不吉な場所だった! そしてその名を裏付けるが如く仲間が消失する!?
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Posted by ブクログ
フェンネル真勇伝シリーズ、薬屋さんより好きかも知れないなあ アベルとナナのやりとりがすごく和みました☆高里先生の作品はこういうあったかい雰囲気がたまらないわー え?てかダイアンさん…え??もはや伏線なんてレベルじゃない衝撃の事実ですが、この後どうなるわけ?? うー、とりあえず一段落ついちゃったから、...続きを読む続きはもうしばらく待たないといかんかなあ、早く読みたいなあ
グールの国に行くことになったフェン。 荒波で仲間とはぐれ、叡智を避けるグールの暮らしに触れる。 「罪をないがしろにするのは、許しを乞うより愚かな罪悪です。 仮令一人でもこの血の犯した罪に苦しんでいる人がいるのなら、 目を逸らしてはいけない。 忘れてはいけないと思います」 目を逸らし、忘れようとす...続きを読むるすべての人へ。 少しでも、他者のために在りたいと思う。
フェンネル大陸真勇伝2冊目。 今回は、シリーズ通して深く関わってきたグールが住む国「フィー・バーフュー」が舞台です。 グールについて深く知る事になったフェンと、長く共に旅をして来たテオの関係がここに来てようやく落ち着いたように感じました。
グールの棲む南海の孤島で、フエンの見たもの、聞いたこと、今まで教えられた事は、なんだったのだろう。と考え込むほどのショックだった。 生まれ故郷に帰る勇気が出るかな。
「私はまだ何も見ていない……」 旅を通して見聞を広げるフェン。今回の物語はグールの楽園と言われる島です。「真勇伝」では今まであまり主役らしくなかった主役たちが徐々にクローズアップされていくんじゃないかな。
一日ちょっと。あっという間に読みきってしまったのは物語の持つエネルギーのせいに違いない。 久々に逢うフェンたちは、私たちとは違う時間の中で、強く、つよく、「変わらない」まま欠片のような世界の断片を知っていく。 夢を見るように、隅々まで描かれた世界を一緒に旅していきたい。
やっと少し核心に近づいてきているような……。 グールだけが“死ねない”島で、苦しみながらも受け入れるしかない生活を強いられる彼ら。 壮大な伏線の張り方にはいつも驚かされます。ナナさんの話は、良い。 アベルさんとダイアンさんのやり取りが素敵だと思う。 互いが互いを思いやって、それでいてふたりとも干渉し...続きを読むすぎず割り切っているところがいい。 イーター先生の過去話はよかった。 私がその人物の過去を知るのが好きっていうのもあるけれど。 その人の現在が何故そうなのか、その人の成立する理由がわかるのはおもしろい。 フェンとテオの関係も少しだけ近しくなったようなので嬉しいです。 スプーンがあんなにも役に立つなんて。
グールの島フィー・バーフュー。 フェンとテオの関係がもどかしいけどにんまりでした。(09/02/22)
“「鞄よし、服よし、身体よし」 手の平で叩きながら、確かめる順番がおかしい。 「で、状況はよろしいのかな?」 「よくはないな」 サチの軽快な調子に、テオはやっとの事で声を発した。” 高里さんの話は、誰の視点なのかがよくわからなくなることが、度々あったけど、これは読みやすかったな。 しかも、深い。...続きを読む “「厄介だね。君さえいなければ、人間を蔑んでいられたのに」 「私もです」” むー。 クロエとイーターのところで、思わずちょい泣いた。 グールを蔑み邪険に扱う人間。 むー。 深いね。 “「素晴らしい」 イーターの感嘆の声を聞いて、左腕を赤く腫らした男が喜んだ。 「軽傷ですか?」 「見事に折れています。よく気を失わずにいられたものです」 彼の思考と嗜好は本当に医者に向かない。 (中略) 「いやはや医術書の見本にしたい」 「酷えよ、先生」 「どうしました?」 「オレあ今、心に怪我をした」 「何を仰います。これだけ綺麗に折れていれば、治りは速いですよ」 「……ホントか?」 「医学に嘘は不要です」”
フィー・バーフューというグールの国があるという。そんな噂話を頼りに海に出たフェンが上陸したのは、グールだけが死ねない「人喰いの島」だった―――。 テオ視点が新鮮でした。最後の最後にとんでもない事実が待っています。
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フェンネル大陸 真勇伝
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高里椎奈
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