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Posted by ブクログ
やっと少し核心に近づいてきているような……。
グールだけが“死ねない”島で、苦しみながらも受け入れるしかない生活を強いられる彼ら。
壮大な伏線の張り方にはいつも驚かされます。ナナさんの話は、良い。
アベルさんとダイアンさんのやり取りが素敵だと思う。
互いが互いを思いやって、それでいてふたりとも干渉しすぎず割り切っているところがいい。
イーター先生の過去話はよかった。
私がその人物の過去を知るのが好きっていうのもあるけれど。
その人の現在が何故そうなのか、その人の成立する理由がわかるのはおもしろい。
フェンとテオの関係も少しだけ近しくなったようなので嬉しいです。
スプーンがあんなにも役に立つなんて。
Posted by ブクログ
“「鞄よし、服よし、身体よし」
手の平で叩きながら、確かめる順番がおかしい。
「で、状況はよろしいのかな?」
「よくはないな」
サチの軽快な調子に、テオはやっとの事で声を発した。”
高里さんの話は、誰の視点なのかがよくわからなくなることが、度々あったけど、これは読みやすかったな。
しかも、深い。
“「厄介だね。君さえいなければ、人間を蔑んでいられたのに」
「私もです」”
むー。
クロエとイーターのところで、思わずちょい泣いた。
グールを蔑み邪険に扱う人間。
むー。
深いね。
“「素晴らしい」
イーターの感嘆の声を聞いて、左腕を赤く腫らした男が喜んだ。
「軽傷ですか?」
「見事に折れています。よく気を失わずにいられたものです」
彼の思考と嗜好は本当に医者に向かない。
(中略)
「いやはや医術書の見本にしたい」
「酷えよ、先生」
「どうしました?」
「オレあ今、心に怪我をした」
「何を仰います。これだけ綺麗に折れていれば、治りは速いですよ」
「……ホントか?」
「医学に嘘は不要です」”
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