高里椎奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
薬屋探偵シリーズ第8弾:
1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し
言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。
「呵責の想いと空転する涙は味わい尽くし果てたとき、
しゃぼんとなって泡消えた。」
住んでる場所も違ってますし、秋はバイトしてるし
成長過程の座木が普通の高校生であろうと悪戦苦闘してるし
秋のフードに入ってるのはリベザルじゃなくてリドルだし
シチュエーション的に不思議な感じでした。
秋は相変わらず秋のままだけど、今回は秋が鬼だと思った。
座木は文句も言わず答えを探して苦悶してましたけど
最後に秋の助手をしていたりドルが種明かしをするま -
Posted by ブクログ
希望は、失望の後ではなく、絶望の先に仄かに見えるもの。約束の地は、求めても届かず、立ち止まっても訪れず、ただ全力を振り絞って歩き続けるうちに、ふと刹那、立ち現れ、通り過ぎなければならないオアシスのようなもの。
高里椎奈の傑作ファンタジー3本立て!世にも残酷で温かな寓話をお届けします。
『ドルチェ・ヴィスタ』シリーズ第二弾。
今回は短編集。前作とはまた違った世界でのお話です。
1本目の『春の月夜に消える影』は、結末で、ちょっと驚きました。
個人的にヒットした名言。
『金田寛治はバイトの鬼だ。』
この言葉、2本目の『幻日、残照』の一行目なんですけど、ぷっと吹き出してしまいました。
あまりにも、 -
Posted by ブクログ
薬屋探偵シリーズ第4巻。カイは喋らないイエンリーが『青玉』を見て声を出したことから展覧会の展示品であるサファイアを盗み出そうとする。それに協力する座木とリベザル。秋は護衛の依頼を受けていたため結果的に座木は秋に挑戦することに。
座木がリベザルに敬語を使わない理由も明らかになりました。今回は座木にスポットが当てられている感じです。
ジャンとジェシカの哀話がよかったです。秋がやはりうわてでスゴイと思わされました。中国語がほとんど理解できなかったので読みながら気になりました。英語で喋っているところなど字体を変えてくれたりしたらいいのになぁと個人的に思いました。