高里椎奈のレビュー一覧
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購入済み
星3か星4か迷い…
一番最初の話は淡々と進み、へーという感じで面白いと感じませんでした。
雨宮兄弟主体で話が進むようになると、兄弟間の複雑な感情が書かれ始めて、少しずつ面白くなってきました。
続刊があれば買うかもしれませんが…。悩み中です。 -
無料版購入済み
読み始めたころは少々忍耐が必要だったが、このお話はじわじわと後からくる系なんだと思う。
様々な事件(?)を乗り越え、執事や他の使用人に信頼されて、きっと立派な当主になるんだと思う。 -
Posted by ブクログ
この作者さんの紡ぎ出す言葉が好きだ。幕間の冒頭、
「未明から降り始めた秋雨は絶え間なく、海の底にいるようだ。」
という部分を読んで、芥川龍之介の『羅生門』の「夜の底」という表現を思い出した。「底」からイメージされる閉塞感、不気味なそれでいて現実離れした浮遊感。
物語は、『薬屋奇譚』シリーズやら『うちの執事』シリーズやらに似た感じ?私の好きな『異端審問ラボ-魔女の事件簿』とは微妙に違うが、まぁこれも、高里椎奈の作風ではある。
蘊蓄も盛り沢山で、読んでいて楽しかった。特に、建築物。「モールディング」や「プロセニアム」はつい調べてしまった。次巻出たら買う。 -
Posted by ブクログ
5年ぶりに、やっと続きが読めると思っていたが
高里先生のブログを確認したら、妖綺談の時間軸を
リアルタイムでお届けします・・・とあった。
ってことは2022年の事か・・・
「白兎が歌った蜃気楼」から先のお話ってことね
だからカバーイラストも前に戻ったのね。
ドッペルゲンガーに加えて、死んだ人間が目撃される
事件を3人がバラバラに調査していた結果、それぞれが
ひとつの結末にたどり着く過程が快感なんですよ。
カイもイェンリイもゼロイチも元気そうだ。
今回は、本編の間を繋ぐ昔話で楽しかったです。
けれど、読みたかったのは続編だったのですよね。