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Posted by ブクログ
今回も仕掛けが全く分かりませんでした。
楽園のような村で起きた奇怪な事件。ほんとに謎だった・・・。
他人と必要以上に関わらず、自給自足でささやかに生活できる村って、ちょっと憧れますね。自分の世界に閉じこもってられるわけですから楽なはず。
今回の舞台はそんな村でした。
お巡りさんが登場するのですが、彼がまたいい性格してて、思わず笑いがこみ上げてくる場面が多々ありました。高遠さんのようで、葉山くんのような。
話が面白くて一気に読んでしまったけれど、この本で一番心に残ったのは作者さんの後書きでした。
夏目漱石の話が載っていて、
『I love you』
という言葉を「愛しています」と訳した生徒に漱石が、「日本人が愛しているという言葉を口にするか」と言って、「ではなんと訳すのです」という質問に対して、
『君と一緒にいると、月が綺麗です』
と答えた。とありました。
有名な逸話なのかもしれませんが、私は初めてこれを知って、思わず感嘆の声をあげそうになりました。
後書きでは言葉の美しさについて触れられているのですが、この作者さんの物語に宿る雰囲気はこの逸話みたいに綺麗です。曖昧なものを曖昧なまま、だけど言い表せない雰囲気で、強く心に届く。そんな雰囲気が漂っていて、読んでいて心地いいです。
Posted by ブクログ
シンセミアのレポートで読書食傷気味になっていたのですが、やっと回復しました。回復できたのは、やっぱり好きな本のおかげでした。
そんなわけで高里さんの薬屋シリーズ。
ここらへんからどうも読んだような読んでないような、記憶が曖昧。読んだような気もする。でも、毎回新鮮。
今回は精霊というよりも神のような気高さが印象的。そのエピソードが書きたかったのであって、別にどのキャラクターのエピソードを書きたかったわけではないような気がする。イメージだけど。いつものように、どれかのキャラクターの言葉が心に衝撃を与えることは無かった。
とはいえ充分響いているのですが。
「だけど、どうしても行き詰まった時に、もし誰かが手を差し伸べて、それで皆が幸せになれるなら、助けて貰う事は決して罪悪じゃない。」
秋の言葉は、不思議と素直に心に落ちる。さーて、次は何を読もうかな。
Posted by ブクログ
植物に取り憑かれたかのような、不可解な姿を晒す遺体。さらにその山村には外から人が入れないという・・・。交通課ながら刑事の真似事を頼まれた悠竒は、この村出身だということが原因で現場に行けたものの、なかなか捜査は進まない。寂れた山村で連続して起こる事件の真犯人はいったい誰なのか??まるで出口をふさぐかのように崩れたトンネル。妖の仕業か、まやかしか。そのうちに依頼者とともに暮らす二人が死に、極度の緊張が一同を襲う。真相を突きとめるべく依頼を受けた、秋・座木・リベザルの薬屋三人組が現地で見たものとは――。
今回はザキの出番がホント少なくて寂しかったです。私の大好きなのは誰が何と言おうと座木なのっ・・・!!(笑)信じる者は救われる、じゃないけれど人を救おうとする神の姿にはじんとしました。こういう妖怪との関係は憧れます。紫陽花姉さんはカッコよくて素敵ですね。強がってしまうのもいいところの一つじゃない?シャドウのお一人と若干似てて気が合いそうだなーとか思ってみた。お巡りさんもいい味出してるけど、どうもキャラにかぶりがあるような感じ。キャラっていうよりパターンか??秋たちに理解を示す稀有な大人・・・。
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