末次由紀のレビュー一覧
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3人の出会い
久しぶりに読み返してみて、三人の出会いはこんな感じだったんだと懐かしく思い出しました。千早の性格も多少子供っぽくありながらも今と変わらず、他者に対する気遣いや勝負へのこだわりをもった女の子でした。太一は、高校生になってからは成績優秀、スポーツも出来てモテ放題になるのに、小学生の時はいじめっ子だったんですね。でも、千早が好きだったからカルタの世界に足を踏み入れてしまったんですね。
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卒業で離れてしまっても、
新のかるたへの情熱は変わらないと
信じる千早が素敵でした。
新との再会の日のため、
強くなることを太一と誓う情熱が
カッコいいなと思いました。 -
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新を惹きつけたのは
千早のずば抜けた才能に惚れ惚れします
切なさを知った卒業式から高校生になった千早。
三人のかるたへの情熱が気になります。 -
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小学校6年生の千早が懐かしいです。
福井からやってきた転校生新が
好きでした。
小倉百人一首競技が
こんなに面白いと教えてくれた作品でした。 -
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時空を超えて
白熱した試合の渦中、太一が駆けつける。息もつけないほどの臨場感。こんなに張り詰めた状態で読者をひきつけながら数話進行していくことがすごい。絶望していた相手と生き生きと自由に戦っている千早を見て涙する太一。周防名人の熱さに「あなたとカルタがしてみたかった、40年前に戻って」と言う山城読手。それぞれのカルタへの思いに泣けて仕方ありませんでした。千年の思い、今生きるものの焦がれる思い。時空を超えて、人生を超えて、交錯する一瞬。歌を良く知る人にとって、この物語は何倍も楽しめるものなのだろうと思います。せめて出てきた札の歌だけでもしっかり覚えたいと思いました。
畳いっぱいに並べられたカルタ。拡大してみ -
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競技カルタの世界
3期もアニメ化、映画化されたあまりにも有名な作品だが、今回初めて読みました。ダイジェスト版冒頭は千早がカルタと出会う小学生の頃の話。新と真島と3人の運命がカルタによって繋がっていくその後の彼らの歩み、そして名人周防くんが最後に少し出てきます。作品の魅力は十分に伝わるかな、と思います。
女の子が果敢に挑戦する話は本当に清々しい。初めて競技カルタの世界を垣間見ているが、千年前の歌がさまざまな想いとともに、また現在を生きる千早の周りの人生とともに語りかけてくるのに圧倒される。実態のない「想い」こそ、この世から無くならない唯一のものなのかもしれない。