大和和紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
すべてのはじまりの物語
所詮源氏も藤壺も紫の上も桐壺帝と更衣のイミテーションに過ぎない
もしかしてあのまま桐壺帝が更衣を忘れて藤壺を捨て置いたのなら源氏も、一番の被害者である紫の上の未来も、ひいては過去の因果応報によって産まれた宇治十帖の主人公である薫の人生ですら明るかったのかもしれない
それを感じ取っていたからこそ桐壺帝は源氏と藤壺の不義を黙認したのかな
けれどさすがは千年も現存する『源氏物語』
あの当時『更級日記』でも書かれているようにみんなが夢中になるのがわかる
そしてそれをわかりやすく原作ほぼそのままに描いてくださった大和先生に感謝を -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻の続きで、連名書を取り戻した信輔と於通。それでも秀吉の怒りを買い、危なくなったところで北条攻めになりました。
秀吉と利休の関係も危ない感じになってきたときに、突然信輔が倒れちゃいました。信輔を心配する於通でしたけど、信輔の家人からは出入り禁止を通達されて、落ち込んでます。
確かに信輔は左大臣だし、於通は出戻りの上で、信輔と敵対する秀吉側の人間だしっていうのは、元々分かっていたことではあるけど、それを他人から言われるとつらいですよね。
後半は細川ガラシャの話になっていきますが、彼女が於通になんの話があるのか、ガラシャの最期を知っているだけに気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ志摩守の元で名ばかりの妻となっていた於通ですが、その清廉な生き方に使用人達とはよい関係が築けていけているなって思いましたが、志摩守が私怨で人を殺め、於通が書きためていた書を破ったことから、志摩守からの離縁を獲得しました。1年余りの結婚生活だったそうですけど、その間、ぬばたまの薬で難を逃れてたんでしょうか。
久しぶりに京に戻った於通ですが、すぐに公家の女御さんたちや女官たちの先生になったり、大坂城の於ねの祐筆や茶々の書の先生になったりと、書ができるということは、この時代スゴイんですねって感心しました。
秀吉からのラブコールは機転で切り抜けたし、あと心配なのは、左大臣の信輔ですね。なんだ身を落