ロアルドダールのレビュー一覧

  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    結末が分かってゾッとするもの、クスッとするもの、なんかよくオチが分からないもの、色々だった。やはりこういうシュールな結末でオチを読者に想像させる類の本は、その国の文化とか言語が分からないと100%は理解できない気がする。そういう意味では私には星新一の方がやっぱり面白い。でも一話が短いからサクサク読めるし、どこか無機質な世界観やおぞましさみたいなのには浸れる。

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    2021年01月25日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    どれもさくさく読めるんだけど、海外モノってスムーズに入ってこないモノもある。
    すっごい面白かったものと、オチがわからなかったものと。
    オチって言っていいのかな。

    私が面白かったのは「ギャロッピング・フォックスリー」
    寄宿舎でのいじめられた経験が細かく書かれてたのに、
    違うんかい!って感じで、印象深い。

    「おとなしい凶器」も嫌いじゃない。ゾクゾクする。

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    2021年01月23日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    あなたに似た人Ⅱです。短編6つを収録。最初の3つは面白かった。どんなオチなんだ?という好奇心でワクワクしながらどんどんページをめくっていった。残りの4つは同じシリーズ的なものでびっくりするくらい面白くなかった笑 読み進めるスピードの遅いこと、遅いこと笑 まあ、好みもあります。

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    2020年08月16日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    サウンドマシン、満たされた人生に最後の別れを、他2編。プラス特別収録2編。

    チョコレート工場の作者と知らず、結びつかなかったけれど、文章自動製造機が少しそうかも。

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    2017年11月25日
  • 飛行士たちの話〔新訳版〕

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    パイロットだったダールが描く、飛行士たちの話とそのほか。

    幻想的だったり、悲しい話だったり。
    いつの時代も戦争は悲しい。

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    2016年09月17日
  • 王女マメーリア

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    【収録作品】ヒッチハイカー/アンブレラ・マン/ボティボル氏/〝復讐するは我にあり〟会社/執事/古本屋/外科医/王女と密猟者/王女マメーリア

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    2016年08月15日
  • キス・キス

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    短編集。
    よくわからなかったり、ゾクッとする怖さがあったり、皮肉な結末だったり。
    「牧師のたのしみ」が個人的ベスト。

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    2016年04月19日
  • あなたに似た人

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    ネタバレ

    ミステリ文庫ではあるものの、この本に収められている短編はいずれもミステリーではないよなぁ、という印象。

    面白い作品もそうでもない作品も入り混じってますが、共通するのが「確かにこういう人、身近にいるかもしれない」という人物が取り上げられていること。特に冒頭の『味』で登場するワインの産地をあてる美食家や、『海の中へ』で賭けに勝つために海に飛び込む男なんかは、ほかの小説でも出てきそうです。

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    2015年12月31日
  • 来訪者〔新訳版〕

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    プレイボーイに掲載されていたというロアルド・ダールのエロティック・ショート・ストーリー集。稀代の漁色家、オズワルド叔父さんの性遍歴「来訪者(The Visitor)」、お互いの妻を交換して楽しもうと企む「夫婦交換大作戦(The Great Swicheroo)」、未亡人が旅先で初恋の男と再会してコトに及ぶ「やり残したこと(The Last Act)」、人騒がせな媚薬をめぐってオズワルド叔父さんが再登場する「雌犬(Bitch)」の4編を収める。

    いずれも言うほどはエロくはなく、艶笑譚といった感じ。ダールらしい皮肉は効いているが、ヒネリはまあよくあるレベルで、ゾッとするような不気味さはほとんどな

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    2015年09月23日
  • 飛行士たちの話

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    『森博嗣のミステリィ工作室』から(紹介されていたのは『あなたに似た人』でしたが)。
    森さんが『非常に影響を受けています』というだけあって、『スカイ・クロラ』を思い出す。
    「カティーナ」が印象深い。

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    2015年09月12日
  • 来訪者〔新訳版〕

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    新訳版。四篇とも「プレイボーイ」が初出だそうで、いかにもそれ風だが、ダールらしい皮肉な味わいもたっぷりある。醸し出される雰囲気が独特で、ドタバタを書いても下品じゃないところがさすがだ。

    訳者の田口俊樹氏が、「古き良き時代というのは、ある意味ではおおらかながら、現代の常識に照らすと無神経な時代でもあったということだろう」と書いていて、ほんと、そうだなあと思う。そこがある種の面白味でもあるのよね。

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    2015年08月31日
  • あなたに似た人

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    異色、奇妙な味、とよくよく表現される名作ぞろいの短篇集。

    『味』のおかしさといったらないのです。

    新訳も出ているのでそちらも読んでみたい。

    この時代の女性の台詞は本当にこう、なんていうか「あら、あなた、それってなんですの」的な、実のないからっぽな物言いばかりでついつい笑ってしまいます。

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    2015年08月25日
  • あなたに似た人

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    わー結構ブラックだなーと思いながら読み進め、最後の短編が「クロウドの犬」。
    犬が可哀想な目にあうんじゃないかと思って気が気ではありませんでした。
    まあ予想よりもマシでしたが……。

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    2015年07月19日
  • 来訪者

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    あの『オズワルド叔父さん』が巨万の富を築き悠々自適に暮らす、彼の日記からその人となり、人生観が知れる。4篇の短篇がおさめられているが全て性愛に関するものである。全然エロくないんだけどね。「雌犬」に出てくる“雌犬”は例の媚薬なのだろうか。

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    2015年07月23日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    『狂信的な養蜂家、浮気を隠蔽する妻、骨董品をだまし取ろうとする偽神父などなど、一癖ある登場人物に訪れる皮肉で残酷な結末! ブラックユーモアたっぷりで贈る、傑作短編集』

    ロアルド・ダールと言えば代表作の「チョコレート工場の秘密」の他、「マチルダは小さな大天才」や「おばけ桃の冒険」など、映画の原作にもなった名作を多数生み出した、いわば児童文学の巨匠とも言える存在です。彼の描く作品は、勇気と知恵を持った子供たちが生き生きと描かれており、頭の固い大人たちへの痛烈な皮肉が魅力でした。
    本書はその皮肉を全面に出した、"黒"ダールを存分に味わえる作品集です。ゾッとする悲劇や、ニヤニヤ笑

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    2015年05月08日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    作者であるロアルド・ダールは、「チャーリーとチョコレート工場」など児童文学の作家だと思っていた。
    表紙にイラストの描かれたこの本を読み始めた時、シニカルな笑い(正直笑えないのだが)に驚いた。
    確かに映画の「チャーリー・・・」は、子供じみてエキセントリックな感じのするオーナーのワンカさんが強烈に印象に残ってはいるけれど、小説自体もおもしろく、子ども達にずいぶん人気のようだ。

    それと比較すると、辛口。
    こずるい人や嫉妬深い人。儲け話に躍起になる人。
    他人を疑うあまり、その感情に絡め取られ、自滅の道を突き進む人。
    それらが乾いた調子で描かれている。
    ざらついた後味が残る短編集。
    読んでいるときから

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    2014年10月04日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    新訳版が出たというので、ずいぶん久しぶりにダールを。やはり不思議な品がある。バッドエンドのものが多いのに、どういうわけかいやーな気持ちにならない。とくにこれがいい!というのではなくて、全編に漂う雰囲気を楽しみました。

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    2014年08月23日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    ロアルド・ダール初挑戦。
    新訳とはいえさすがにちょっと時代を感じるかな。(特に夫婦の描かれ方)でも、巧い。子供の頃に読みたかった。

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    2014年06月29日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    とってもとっても意地悪な話ばかりの短篇集。夫婦物がまたシビアで特に「ウィリアムとメアリー」「天国への道」がうわぁと思わず声が出そうになる。「牧師の愉しみ」「ミセス・ビクスビーと大佐のコート」はちょっと痛快。「ジョージー・ポージー」や「豚」のように弱さを克服出来ない者や無知な者にもシビアで独特の世界であった。

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    2014年06月28日
  • 飛行士たちの話

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    母の実家の本棚から頂いた一品。大人向けのロアルド・ダール初めて読んだ。ダールさんが飛行士をやっていた経験から書かれた本作はダール特有のブラック・ユーモアがピリッと利いた少し大人な短編集。雰囲気だけだと森博嗣の『スカイ・クロラ』シリーズっぽい。これがダールさんの処女短編集だそうな。2012/259

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    2015年07月23日