ロアルドダールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人間の大地に続いて飛行機もの。
この本の存在を知ったとき、「ロアルド・ダール?え、あの…?」とすごく驚いた。
子供の頃、彼の書いた本が大好きだった。
『チョコレート工場の秘密』、『マチルダは小さな大天才』、『魔女がいっぱい』など、内容はうろ覚えだけどその当時の読んでいて楽しかった記憶は今でも明確に覚えてる。
ところがこの本は童話とは打って変わって戦争体験を書いた自伝。
訓練ないまま飛行機操縦させられて死にかけたりなど、なかなか大変な目には遭ってるにもかかわらずなぜか作中に悲壮感みたいなものは一切ない。
日本で「戦争もの」と言われると、個人的には大岡昇平の『俘虜記』や『野火』、最近のだと百田尚樹『永遠の0』とか重いのばっかが思い浮かぶので、結構新鮮だった。(戦争に勝った国と負けた国の違い!と言われたらそれまでなんだけど…)
読み終わって改めて、もう一回あの頃好きだったロアルド・ダール作品を読み返したくなった。当時と同じようにはもう読めないだろうけど、きっとそれはそれで面白いんじゃないかと思う。
彼の幼年期についての自伝『少年』も読んでみたい。
あと、解説は宮崎駿。これもとてもいいのでぜひ。
宮崎駿がこの作品を、というかロアルド・ダールを好きなの、解釈一致すぎて一人でうんうん頷いていた。笑 -
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
植物の「声」を聞く機械を発明した男が耳にしたものは? 小説自動作製機は何を成し遂げるのか?教養ある男が企んだ甘美な復讐のお味は?……短篇の名手が、人生という道路に、時にぽっかりと口を開ける非日常という落とし穴を描いて見せる非情でブラックな短篇の数々。従来未収録だった短篇2作を新たに加えた新訳決定版 【収録作品】 サウンドマシン/満たされた人生に最後の別れを/偉大なる自動文章製造機/クロードの犬/ 〔特別収録〕ああ生命の妙なる神秘よ/廃墟にて
第1集を読んだ時の感想で「ダークで毒の強い作品は好きな方なのだけれど、この人の毒は僕の体には合わなかった。第2集も手元にあるので、とりあえずそちらも読んでみようかと思う。もしかしたらそちらの毒は体に合うかも」と書いたのだけれど、結局この第2集も体には合わなかった。僕の好きな作家ではない。ただ最後の「廃墟にて」だけは別。たった2頁だけの短い作品なのだけれど、悲惨な情景がくっきりと瞼に浮かんでくるような、ダークなディストピア作品だった。願わくば現実にならないことを祈って。