ロアルドダールのレビュー一覧

  • キス・キス

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    映画化された怪作「チャーリーとチョコレート工場」など、特に児童文学で有名なイギリスの作家・ダールの短篇集。

    素朴なユーモアストーリーと見せかけて、毒と恐怖をほんのり混ぜてくる所が素晴らしい。幼少期からこんな人のこんな話ばっかり読んでりゃ、そりゃイギリスジョークもバリバリになるわな。感想を読んで興味を惹かれた方は、ぜひお子様に読み聞かせていただきたい。

    1.女主人
    下宿を探しにやってきた小さな町で学生の少年が出会った女主人。台帳に書かれた失踪者の名前と動物たちの剥製が嫌な展開を想起させるが、想起させるところで終わりの掌編。

    2.ウィリアムとメアリイ
    難病で死んだウィリアムが妻メアリイに残し

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    2010年11月21日
  • キス・キス

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    「女主人」「ウィリアムとメアリイ」「天国への登り道」「牧師のたのしみ」
    「ビクスビイ夫人と大佐のコート」「ローヤルゼリー」
    「ジョージイ・ポーギイ」「誕生と破局―真実の物語」
    「暴君エドワード」「豚」「ほしぶどう作戦」

    友達からのススメで読みました。
    エレベーターのある家に住んでいる夫婦の話がコワ面白かった。
    あとローヤルゼリーも単純だけど怖い。

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    2010年02月21日
  • あなたに似た人

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    ○2010/01/24 
    皮肉たまんねえ。告別とか。というか全体的に。
    読みにくい、伝わりにくい、分かりにくい、とぐだぐだ読みつつも後にに進むにつれて楽しくなってきて、最後の最後にニヤァ、と。こういうのはいいな…性格悪い人というか、こういう話がさらっと書けてしまう人になりたい(笑)
    でもやっぱり訳文は読みにくい…これが古いというのもあって。言い回しが曖昧に遠まわしすぎるのがなぁ。忠実に話を伝えようとするから余計に日本語が成立しなくなるってのが悔しい。
    翻訳ものを読むたびに、原著で読んでみたいなぁ、どうやって表現されて、それを感じられるのかなぁとすごく思う。

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    2010年01月31日
  • あなたに似た人

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    チャーリーとチョコレート工場の作者R.ダールのショートショート集。
    原題「SOMEONE LIKE YOU」

    「この人に賭けるものは何も残ってない」というセリフと衝撃のラスト(【南から来た男】)
    30年近く前、米ドラマで観た映像は少年時代の脳裏にこびりつくほどショックだった。
    奇妙な話がお好きならお勧めです。

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    2009年10月04日
  • キス・キス

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    シニカルで黒い…だから好きです、ロアルド・ダール。「ウィリアムとメアリィ」が一番好きだなぁ。メアリィの感覚がよく分かるというか…確かに抵抗できぬ相手にわざと嫌がることをするっていうのは、なんというか加虐心が疼きますよね…ニヤリとするよね。しかも相手が今まで自分を抑圧してた人なら尚更。ゾクゾクする。

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    2009年10月04日
  • あなたに似た人

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    「チョコレート工場の秘密」で知ったロアルド・ダール。児童文学の作家だと思っていましたが、たまたまこの本を見かけタイトルに引かれて購入。
    結末にちょっとぞっとしますが、なんともいえない奇妙な世界が面白かったです。

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    2011年06月21日
  • あなたに似た人

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    「チャーリーとチョコレート工場」の作者、ロアルド・ダールのショートショート。
    ブラック過ぎる。
    シニカルすぎる

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    2009年11月13日
  • オズワルド叔父さん

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    少量で強烈な効果がある媚薬を使って大儲けする話。印象も最初から最後まで強烈で、一緒に借りた2冊の本のタイトルと内容を忘れてしまうくらい強烈。
    ヤっt・・・やってることはすごいんだけど、あんまり生々しくはない。下品なコメディ映画を見てるみたいで面白かった。

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    2009年10月04日
  • 王女マメーリア

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    ロアルド・ダールの(子供用でない)小説の短編集。表題も面白かったけど、最後から2つ目の「王女と密猟者」がよかった。
    アスパラガスみたいな男(w)の話はなんとなくオー・ヘンリーを思い出しました。ダールってこういうのも書いてるのか・・・。

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    2009年10月04日
  • あなたに似た人

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    競馬、競輪、競艇、オートなどなど、ギャンブルで負けて落ち込んだときに読みましょう。ギャンブルの怖さがより強く実感できます。

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    2011年09月30日
  • キス・キス

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    『誕生と破局―真実の物語』

    凄く、いい、酷い、話。
    本を読んでいて珍しく、泣きそうになった。

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    2009年10月04日
  • あなたに似た人

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    だんなを殺した凶器である肉を、事情聴取する刑事たちに調理して食べさせ証拠隠滅を図る妻。ちょっとした皮肉がきいたピリ辛短編集。

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    2009年10月04日
  • あなたに似た人

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    大人になって、作者が「チョコレート工場の秘密」のロアルド・ダールと知り、びっくりした。そして彼の孫はモデルのソフィー・ダールだって…。これまでの人生で、3回もこの作者の意外性にびっくりした。

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    2009年10月04日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    特に前半、人間の業の深さを「皮肉」や「ブラックユーモア」、あるいは「奇妙な味」として表現しているようにうかがえる。

    後半は『クロードの犬』というクロードを主人公とする連作短編だが、この連作短編は正直あまり面白いとは感じなかった。

    一方で前半の短編が面白く、『満たされた人生に最後の別れを』『偉大なる自動文章製造機』はそれぞれテーマ性があって非常に面白かった。

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    2025年11月08日
  • 飛行士たちの話〔新訳版〕

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    『あたなに似た人 Ⅰ』が非常に面白かったので購入したロアルド・ダールの第一短編集。

    しかし『あなたに似た人』とは全く異なる趣で、戦闘機パイロットだからこそ見える世界、景色、心理をリアルに描いた「読み物」「物語」といった感じ。ミステリではない。

    最も好きだった作品は『彼らは歳を取るまい』。
    文章だけで某映画作品の某シーンが思い浮かぶ。
    後世に多大な影響を与えた幻想譚、とのこと。

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    2025年11月08日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    あなたに似た人Ⅱ 2025/2/24
    初読。Ⅱもおもしろかった。
    『偉大なる自動文章製造機』は生成AIが実用化された今の時代に読んだからこそ、いっそうおもしろいと思った。
    『サウンドマシン』は医者がかわいそうだった。

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    2025年02月24日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    初読。どの話も不穏で緊迫感がある。すきとかこのみとはちょっと違う感じだけど、おもしろかった。
    『南から来た男』『プールでひと泳ぎ』『毒』あたりが自分は印象深かった。

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    2025年02月11日
  • 少年〔新訳版〕

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    あまり知らぬけど、有名なチョコレート工場のお話を書いた作家さんの子ども時代のお話。
    けっこうワイルドな子ども時代で、こういう経験があると大物になるのか、と言いたいところだけど、それなりに他の子も同じくらいワイルドだったみたいで、欧米恐るべしである。
    そしてまた子どもに対する大人というか上級生を含む学校の厳しさもなかなか。無茶ぶりの嵐で、その描写に随分なページを割いているので、相当にインパクトが強かったんだろうな、と。
    日本では戦時の体罰が有名感もあるけど、欧米もまぁまぁ負けていない。さて、今はどうなのかな。

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    2024年10月05日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    訳者あとがきに『残酷で、皮肉で、薄らつめたく、透明で、シニカルな世界である。』とある。もう、それがこの作品を過不足なく表していると言っていい。ゾッとする結末のものもあれば、そう思わせといて違うパターンもある。読者にいろいろ予感させるやり方が上手い。

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    2024年06月12日
  • 来訪者〔新訳版〕

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    ダールが雑誌「プレイボーイ」に掲載したちょっとセクシーな大人のための短編集。
    「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃の冒険」などなど、児童文学でも圧倒的な面白さで大好きな作家の一人だけど、このエロチックなお話もユカイだった。もっとも「やり残したこと」の最後は、ちょっと笑ってられなかったけれど…。
    ダールって、すごい!

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    2024年06月02日