ロアルドダールのレビュー一覧

  • 少年

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    『単独飛行』を先に読んで面白かったので、遡りたくなりこちらを手に取った。
    生まれる前から、学校を卒業するまでの間のエピソード。意地悪な先生や先輩の話が多いが、常に変わらないのは母への敬慕の念でした。

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    2017年10月25日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    英国が誇る、ブラックなショートショートがお得意のダールの短編集。読んでいて気付いたが、彼の作品は夫婦が出てくることが非常に多い。且つ、どちらかがどちらかを出し抜こうとするor男女の考え方の違いに焦点を当てることが多いので、表題が「キス・キス」というのと皮肉が効いていて良い。

    可愛らしいタイトルと、ピンクがベース、黒一色でポップな自体と、同じく黒一色で収録話の関連イラストがシックな絵柄で散りばめられており、思わず手に取ってしまう表紙が個人的にはかなり好き。

    「天国への道」
    「ロイヤルゼリー」
    が後味の悪さも含めて強烈。
    でも読んじゃう、悔しい。

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    2017年04月24日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    異色作家短編集で何十年も前に読んで、今度は田口俊樹の新訳で読む。クスと笑うブラックユーモアでなく結構刺激的な作品は魅力的

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    2016年10月23日
  • あなたに似た人

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    大人向けダールはブラックユーモアが効いている。本作はあなたの近くにもこんな人がいるかもしれない…人々が登場する短編集。最後の切れ味が抜群。オチがわかってゾッとするようなものも。ただ作品の出来不出来の差は少しあるかも知れない。私の読みが甘いのかオチがイマイチ良く分からないものも。一番良かったのは「南から来た男」。素晴らしい。2012/529

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    2015年07月23日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    サウンドマシン。良い。
    1よりSF色強めかも。

    クロードの犬はどろどろ。

    短編はどうしてもゆっくりしか読めない

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    2015年03月03日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    どれもこれも最後の最後でマジか!と笑ながら驚くみたいな結末の短編集。中でも大佐のコートが最高。大人の短編。「あなたに似た人」も読む。程よくブラックなコント。

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    2014年12月01日
  • キス・キス

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    一昔前、BBCで放映、日本でも放送されたロアルド・ダール劇場予期せぬ出来事の原作が幾つか収録されている。
    ちょっぴり怖い作者のユーモアとストーリーテリングが光る佳品集。

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    2014年10月11日
  • キス・キス

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    ブラックユーモアたっぷりの短編集。

    ロアルド・ダールは児童書「チョコレート工場の秘密」しか知らなかったが
    わたしは風刺やブラックユーモアに満ちた短編小説のほうが好きかも。
    想像力をかきたてるような文章がたまらない。

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    2014年09月10日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ずっと読みたいと思ってたロアルド・ダール。
    本当は『あなたに似た人』を読みたいと思ってたんだけど、本屋でちょうど発売したてだったのか平積みされてて、その帯に『喪黒福造ものけぞるような妖しい魅力』と書かれてたのが目に入ってすぐさま購入してしまった。
    別に喪黒福造が好きなわけではないんだけど、あぁいう話は好きなので。

    結果ブラックユーモアがきいててとても面白かった。
    最後にゾッとする感じ。

    『ロイヤルゼリー』みたいに現代に読むと違和感を感じてしまうところはあるにしても、文章の巧さでそれをあまり気にさせない。

    『ウィリアムとメアリー』『天国への道』を妻の方に思いっきり感情移入しながら読んだら最

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    2014年05月17日
  • オズワルド叔父さん

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    オズワルド叔父さんが如何にして大金持ちになったかを、オズワルド叔父さんの日記を通して語られる。ダール特有のブラックかつシニカルかつユーモアにあふれた作品。前半は痛快・爽快でかなり面白かったが後半は同じことの繰り返し描写が多く少し退屈した。しかし、最後のオチまで含めて非常に楽しめた作品。こんなにも面白いのに絶版という不幸。大人向けのダールも面白いのにな。2013/274

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    2015年07月23日
  • キス・キス

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    久しぶりにロアルド・ダールを読んだ。ピリリとしつつヒヤッとする楽しい短編が詰まっていてとても楽しめました。

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    2013年05月15日
  • 飛行士たちの話

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    第二次大戦中、英国空軍に従軍した飛行士の話。並びはほぼ時代順だろうか。
    喜劇っぽい作品もあるが、全体的に戦死・負傷者を題材としているものが多いためダークな印象。とはいえ戦闘の描写も語り手の心中も淡々と語られるためか、そこまで悲惨な印象は受けない。それがかえって現実感を増しているかもしれない。
    何れにせよ、読後に何とも言えない余韻が残る作品だった。

    どうでもいいけど、カバーの戦闘機はドイツのフォッケウルフ190?

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    2012年09月08日
  • あなたに似た人

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    ヒヤリとする

    人生を棒に振るほどアホなことをやってしまう人、そそのかす人達

    斧を選ばそうとする執事が怖すぎる


    あなたに似た人、っていうタイトルがまたユーモラスですな

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    2012年05月06日
  • あなたに似た人

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    ネタバレ

    短編の名手ダールの短編集。
    凶器トリックでは例題になるほどあまりに有名な「おとなしい兇器」、奇妙な賭けを持ちかける男の話「南から来た男」等々、恐怖、ユーモア、幻想を描いた、これぞまさに「奇妙な味」の詰められた1冊。全15編収録のうち、何作かが賭博に絡めて描かれているが、「賭け」というのものは時折ここまで恐ろしい要素を含むものか、と読後にヒヤリとさせられる。

    「奇妙な味」といえば自分はサキとダールを思い浮かべる。モダンホラーとも怪談とも異なる「怖さ」を味わいたいなら、必読かと。

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    2012年10月15日
  • 飛行士たちの話

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    「チャーリーとチョコレート工場」のロアルド・ダールが紡ぐ
    第二次世界大戦を舞台にした飛行士たちのお話。

    飛行士のプライドとか、かっこよさとか、
    虚しさとか、絶望とか、使命感とか、ユーモアとか・・・
    いろいろ混ざり合っている短編集でした。

    彼らは、上からの命令ひとつで飛行機を飛ばし、
    ドイツやイタリアと戦って自分が死んだり、
    友人を亡くしたりします。

    そうゆうことが、とてもあっさりと書かれています。
    それがかえって不気味だったりもします。


    短編のひとつ「彼らは年をとらない」は、
    ジブリの「紅の豚」に出てくる雲の平原のエピソードに酷似。
    こちらのほうが後味が苦い。

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    2012年06月03日
  • あなたに似た人

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    ―SOMEONE LIKE YOU―

    ぐいぐい読ませる表現が好きです。
    「まるで、とけたバターでうがいしているみたいに」潤いのある声とか。

    内容は、血なんて飛び散らないのに恐ろしい。
    人間の怖さですね。
    それに、書ききらないで、読み手にゆだねてしまうところが良い。
    これがより一層恐怖をリアルにするように思います。

    面白い短編というのは、長編にできるものを短く押し込めるのだと誰かが言っていましたが、まさにダールはこの手法で面白いものを書いていると感じました。

    お勧めは、「おとなしい兇器」「韋駄天のフォックスリイ」「皮膚」「首」「告別」です。
    特に、「首」は今までにない種類の緊張感を味わい

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    2011年08月31日
  • 少年

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    敬愛するロアルド・ダールの少年時代の自伝。
    イングランドの学校、寄宿学校で横暴な教師や寮監、先輩らにひたすらに反抗する姿が描かれている。
    気に入らない生徒を簡単に鞭で打ったりしてた時代のおはなし。最後まで権力に屈しないで疑問を持ち続けるダールが良い。
    屈しないけどあからさまに反撃もせずにちゃっかり卒業してちゃっかりシェルの採用に受かる所は、要領良いけど。

    この経験が彼の作品に大きく影響しているのは明らか。「マチルダは小さな大天才」とか。
    正しい者が、痛快な方法で悪を打ち倒す物語。正直な者が最後には報われる物語。
    「チョコレート工場の秘密」には権力者という意味での分かりやすい悪は出てこないけど

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    2011年01月05日
  • 王女マメーリア

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    短編集だけど、「王女・・・」が秀逸。さすが表題作。「ボティボル氏」はまさにcon brio夢マロ! 老舗百貨店のチョコ詰め合わせのような、良い1冊.

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    2019年01月16日
  • 王女マメーリア

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    ロアルドダールが大好き!

    こどもむけのお話も好きだけど、
    こういったちょっと大人むけの
    ダークな短編が、ぴかいちだと思う。

    「キス・キス」もよかったけど、
    これもまたよし。
    ううん、ブラックだ。
    そして、好きだあ。

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    2019年01月16日
  • 王女マメーリア

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    名手ロアルド・ダールの短編集。
    「あなたに似た人」が有名に、童話も多く「チョコレート工場の秘密」の原作者でもあります。

    これは9編収録。ハズレ無し!です。
    読みやすく、興をそそり、スマートで、笑えて、ちょっとだけ毒がある。
    「ヒッチハイカー」は、作家が乗せた男が絡んできて、それに答えつつ困惑する。まさか犯罪者では?
    と妙なことになりそうになるが…笑える結末。
    「アンブレラ・マン」は雨の日、傘を巡って。急な雨の降った日、母娘に上等な絹の傘を差しだした品のいい老人は?妙な男性の行動を目撃する二人。
    「ボティボル氏」はアスパラガスそっくりで性格も内気なボティボル氏。音楽が好きな変人がある楽しみを見

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    2011年05月03日