あらすじ
オズワルド叔父はその巨万の富と大変な漁色癖で、昔から一族の伝説的存在だった。ある日、三十年絶えて音信のなかった叔父から、遺産と称して膨大な日記が送られてきた……シナイ砂漠での可笑しくも恐ろしい一夜の体験を描く表題作をはじめ、ストーリーテリングの鬼才が絶妙の筆さばきでつづる、四つの艶笑譚。
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Posted by ブクログ
叔父のオズワルドは巨万の富と漁色癖で一族の伝説的な存在であった。ある日、叔父のオズワルドから遺産として膨大な量の日記が送られてきた。そこには彼が送った優雅で刺激的な生活が記されていたのだった・・・
4つの短編が叔父のオズワルドの日記形式で収録された小説。
エロスでおかしい、そういった言葉がぴったりな作品。
Posted by ブクログ
短編集。ブラックユーモア。
全体的には下ネタ。ただし、ブラック。
表題作が傑作。
結末の怖さも際立ってるし、奇妙な謎も多く、ミステリ的にも読める。作品の構成すらも、結末を暗示させる伏線になっているようにも思う。
他3作もまずまず。最後の「雌犬」はコメディ寄り。
Posted by ブクログ
あの『オズワルド叔父さん』が巨万の富を築き悠々自適に暮らす、彼の日記からその人となり、人生観が知れる。4篇の短篇がおさめられているが全て性愛に関するものである。全然エロくないんだけどね。「雌犬」に出てくる“雌犬”は例の媚薬なのだろうか。