幸村誠のレビュー一覧

  • ヴィンランド・サガ(18)

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    いつ荒波が来て沈むかもわからんような小舟の
    心もとなさに反して
    メンバーには赤ちゃんと犬が加わり
    なんとも何ともほんわかした雰囲気。
    しかしながら当のトルフィンは過去のしがらみに
    より一層巻き込まれていくなぁ。

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    2016年09月04日
  • ヴィンランド・サガ(18)

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    海賊しなくなったけどまた海賊が出てくるようになった海賊漫画。
    パーティーが生まれたけど早くもばらけてしまったわい。
    フローキがどんな顛末を迎えるのか。

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    2016年08月25日
  • ヴィンランド・サガ(18)

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    子供ではなく、大人の言動を「本質が見えている」と評させる。普通、物語の基本としては、子供=本質を捉えるもの。
    敢えて逆にしているのでしょう。そこで残る違和感が、次巻へのヒキに繋がる。

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    2016年08月24日
  • ヴィンランド・サガ(17)

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    赦されない罪だと思う。死ぬことが償いになるわけでもないと思う。ヒルダの憎しみを受け止めて苦しみ続けることぐらいしか、できることはないんじゃないかな? どんな綺麗事を言ってもね。
    復讐の女狩人・ヒルダに追い込まれ、狩られる寸前のトルフィン。平和な国を作ることが償いだとか言い出したけど、この残酷な世界で人を殺さずに国を平和にすることができるのか? 試練はまだまだ続きそうです。

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    2016年07月24日
  • ヴィンランド・サガ(1)

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    もう10年前の出版みたいだし、存在は知っていたけど、先日の漫画特集を見るまでは、特に気にも留めていなかった作品。いざ読んでみると、自分が初めて触れる時代・舞台設定も興味深いし、物語展開も流れが良くて、掴みはオッケーな感じでした。もう少し読み続けてみたいかな。

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    2016年03月22日
  • プラネテス(4)

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    ネタバレ

    「愛し合うことだけは どうしてもやめられないんだ」
    ここへ帰着するとは…いい意味で予想を大幅に裏切られ、爽快だった。宇宙飛行士の開拓物語で終わるのか、と予想していたからだ。ただ、この言葉が「人間同士」と限定されたものにしか聞こえず、評価・レビュー共に書き直す事にした。再読したらまた気付く事もあるかもしれんが、主人公のハチマキが動いても読者である自分に躍動感が生まれなかった、と言うのが一番大きいかもしれない。
    4巻の見返しに作者が書いていたことはとても身近な人としての未熟さを素直に文章にしているととても頷けたのだが、それが作品の中の主人公が体現しいる、と言うと言う風に感じなかった、と言うだけだ。

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    2016年02月29日
  • プラネテス(3)

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    ネタバレ

    自分の「生」の「力」を見失うハチマキ。ここの下りの描写はある人にはとても抽象的に見える事だろうが、一度でもメンタルにダメージ食らって病気であると自覚した人間には至極解り易い。
    愛を知らないと自分を保っていられなくなるのが人間なのかもしれない、そんな事が描いてある。

    個人的に冒頭部分に地雷が…ハチマキが自動販売機で飲み物を買ってると、そこに通りかかった車が猫を跳ねる、跳ねられた猫はハチマキの目の前を腸引きずりながら道を渡り、木々の闇の中に消えていく、と言う描写なのだが、その時のハチマキの姿がただ傍観しているにしか見えず、この主人公に感情移入が難しい、と思ってしまった。『孤高の人』の中に「他人の

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    2016年02月29日
  • プラネテス(2)

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    「全部オレのもんだ 孤独も 苦痛も 不安も 後悔も もったいなくてタナベなんかにやれるかってんだよ」(P108)
    八郎太のこの言葉、彼にとってそれは本音なのか、彼が自分に信じさせている宗教みたいなものなのか、その辺りの葛藤が描かれてきて俄然面白い。理想と現実、自分と他者の間で揺れ動きながら生きてるのが人間なんだろうなぁ。自分の舞台はここじゃない、とせかされる事だけが生きている証じゃない。ここにいる事だけで生きてる、って事だもんな。

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    2016年02月29日
  • ヴィンランド・サガ(17)

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    ネタバレ

    在りし日のトルフィンってあんな無愛想なのに、
    アシュラッドの手下の皆さんは可愛がってますなー。
    ヴァイキングってすげーコミュ強!

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    2016年01月25日
  • ヴィンランド・サガ(17)

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    雪の山中での、復讐者(ヒルド)と贖罪者(トルフィン)の緊迫感溢れるやりとり。第8巻まででは、トルフィンが復讐者の立場でアシェラッドと対峙していたのと、一種の相似形になっているのも面白い。

    通奏低音として流れるキリストの教え、人を赦すことがいかに難しいかが、ヒルドの心情を通して伝わって来る。

    回想シーンで、ヒルドがベアリングを考案していたけど、実際に実用化されたのいつぐらいだろう。回想シーンのヒルドはとっても可憐で可愛らいしいのに、こんなにも強面で猛々しいアマゾネスになってしまった原因を作ったトルフィンの罪は果てしなく深いと思った(笑

    相変わらずの素晴らしい作画だけど、やられっぱなしのトル

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    2016年01月23日
  • ヴィンランド・サガ(17)

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    海賊しなくなった海賊漫画。
    p.180からは、涙が出てしまったよ。
    しかし、自動のこぎりからベアリングまで発明されていたのに、それが焼かれて無に帰しちゃうなんて、ね。

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    2016年01月22日
  • ヴィンランド・サガ(16)

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     急展開を迎えたところで物語が閉じられている16巻である。現在のところの最新刊がこれであり、ここで待ちに入るのかとやや気が滅入っている。
     それぐらいに物語としては、避けることのできない大きな問題にぶつかっており、これが次の巻で解決するとはちょっと思えないくらいの大きさだ。過去を背負いながら立とうとするトルフィンの前に、再び過去が立ちはだかる。その壁の大きさは、もはや絶望的ですらある。
     この物語がどんな結末を迎えるのかは楽しみに待ちたいところである。とりあえずここでは、星四つ半相当と評価しておく。

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    2015年11月18日
  • ヴィンランド・サガ(15)

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     ヴィンランド開拓に向けての新たな物語が幕を開いている。キーとなるのはグズリーズの婚姻と、贈られたイッカクの角。物語は、ギリシャへと向かう道へと進みかけている。
     物語がどういう順路を進むのかはまだ見えていないが、これは生半なものでは済みそうにない。ヴィンランドへたどり着くだけでもまだまだかかりそうだ。
     物語は展開する目前であり、そうした始まりということも加味して星四つ相当と評価した。

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    2015年11月18日
  • ヴィンランド・サガ(12)

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     クヌート陛下の話は置いておいて、先の巻で伏線が張られていた逃亡奴隷の物語である。結末は哀しく、それだけにいかんともしがたい奴隷という立場が鮮明に描かれている。
     エピソードとしては充実していたが、物語の進行としては少しどうだったのだろうと考えなくもない。エピソードの質と物語進行とを鑑みて、ここでは星四つと評価している。

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    2015年11月11日
  • ヴィンランド・サガ(11)

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     業の深きクヌート王子による、ケティルの農場接収にまつわる陰謀が描かれた11巻である。
     クヌート王子が一線を越えてしまっているのは間違いないのだが、その方向はすこぶる悪い。今回初登場の妹・エストリズの純情さとは対照的に描かれているところだ。
     この陰謀の行く末がどうなるかには注目したい。ただ単純に接収を強行しても、なかなか被害が出そうな状況だ。それゆえになおさら面白い。星四つ半相当と評価する。

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    2015年11月11日
  • ヴィンランド・サガ(9)

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     ヴィンランド・サガもとい、ファームランド・サガの始まりである。
     ストーリーとしては、間にクヌートによるイングランド制圧の話を挟みながら、ゆっくりと農場での話が進んでいる。そこに劇的な展開はないが、その関係図がハッキリとしてきた巻であった。
     その意味で、間の巻として機能しているところもあり、星四つと評価している。

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    2015年11月11日
  • ヴィンランド・サガ(5)

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     先の巻で示唆されていたラグナルの排除を挟みつつ、物語は佳境を迎えつつある。崩壊するアシェラッド一味に、追いついたトルケルの一味と、ここで局地戦が生まれ、トルフィンの再戦の舞台が整った形だ。
     歴史的な躍動を描きながら、ディテールへの目配りも欠かさぬ良い展開だった。星四つ半相当と評価している。

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    2015年11月05日
  • ヴィンランド・サガ(4)

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     トルフィンとデンマーク王国の王子の邂逅編である。物語としては、第二王子であるクヌートを本隊へと送り届けようとしている。
     今回の白眉は、アシェラッドの来歴が詳らかにされたところだろうか。彼が何を狙って動いているのかが明らかになっている。当然、彼の首を狙うトルフィンにとってもこの動向は無視できないところであり、この時点での開陳は上手いところだろう。

     とはいえ、物語としては連続して間に入ってしまっているので、ここでは星四つ半相当と評価している。

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    2015年10月28日
  • ヴィンランド・サガ(16)

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    ネタバレ

     個人的に最近出産したので、出産ネタや子供ネタに弱いので赤ちゃんを助けたあたりは胸を打ちますね。あかん。食事とかどうしてるのか心配です(汗)
     過去にトルフィンが殺害した人の家族がもう登場。早くないか。それでもこれからはもっと越えていかなければならないハードルがあるってことでしょうか。

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    2015年09月19日
  • ヴィンランド・サガ(16)

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    復讐されてたものは復讐される。そういう因果があるのだろうか…。

    やられたら、やりかえす。

    その繰り返しは平和を生まない。

    人を憎まず、許す心があればいいのに。
    きれい事なのかもしれないけどね。

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    2015年08月20日