奈倉有里のレビュー一覧

  • ロシア文学の教室

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    ネタバレ

    授業のたびに物語の登場人物に転生できたら羨ましい?

    …いや、本作品はロシア文学限定なのでそうでもないかな(笑)

    平凡な男子大学生が授業のたびに登場人物に転生し、自身の生活も顧みるというなかなかチャレンジングな作品。

    こんな授業があれば面白いしかなり身に付きそう(とは思いつつ『ソフィーの世界』では哲学はまったく身に付かなかった思い出があります。)大学に通ってるときもっと勉強しておけばなぁ、反省しきりです。読書って精神状態にも左右されるし、精神状態を左右してしまうので、授業のためなら割切ってどんどん読めるかもしれない。仕事でどんどんいろんなジャンルの作品を読む人、すごいなって思います。

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    2025年02月17日
  • 文化の脱走兵

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    この作品 好きだな…♡

    銀世界が一面に広がる空の下だったり…
    枝葉を広げた大きな木の下だったり…
    行間からそんな風景が感じられて
    深呼吸をした気持ちになりました



    言葉という深呼吸…



    ロシアの歌集や詩や作家さんなど
    その時代の背景や文化や作家さんのお人柄など
    奈倉さんの優しい言葉で綴られており
    私の心の中に優しい風が吹いてきたように
    感じました



    奈倉有里さんは
    『同志少女よ敵を撃て 』の逢坂冬馬さんの
    お姉様!
    おふたりともロシア文化について綴っておられ
    素敵な間柄だな〜と思いました

    反戦、反原発、誰かを傷つけるものがあるならば
    それに意を唱え 芯の強さと優しい心と言

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    2025年02月03日
  • 夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く

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    なんと同士少女よ敵を撃ての著者のご姉弟。
    ロシア文学部へ留学した作者の現地交流を交えて、ロシア文学を紹介してくれます。

    この中から順次本を発注しております。

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    2025年01月01日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    遊び心があって、楽しい本でした♪
    するるっと読めながらも、なかなかに感心する部分がありました。
    特に4章は、なるほどなぁと唸りました。
    何度も何度も読書体験を積み重ね、母語の読者が感じる思いを蓄積させて、日本語が自然に出てくるまで読み重ねる。
    「辞書を拡張」していくという考え方。
    二葉亭四迷の「詩想」という考え方。
    ふむふむ。
    あと、外国語の星占いで外国語を学ぶ!
    これはぜひともマネしたい!!

    最近わりと翻訳本を読む機会が増えてきたんだけども、楽しく読書できていて、なんなら翻訳物(海外作品)いいじゃん!と思えてるのは、ひとえにこういう翻訳家さんの努力の賜物なのだなと、感謝感謝です!

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    2024年12月03日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    言語や翻訳についての話だけではなく、どの章も生き方や価値観を揺さぶるような、掘り下げた内容ばかりだった。中でも文化についての文章にはぐっときた。

    ” 文化を学ぶということはむしろ反対に、「◯◯人としてのアイデンティティ」をほぐし、解消し、もっと広い地平に踏みだすことなのだ。” p.58

    この本に10代で出会える人がうらやましい!

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    2024年11月05日
  • 夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く

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    ただひたすら文学への愛と情熱を持って。
    著者のロシア留学の思い出が語られている。
    学生らしい友達との交流や生活のありようは微笑ましく、作者の勉強する姿に驚嘆したりしながら読んだ。
    そして。最後の2章が素晴らしい。恩師への想いをことばにのせているんだけど、何とも言えない感動があった。作者の学問や文学、ことばそして、人に対する誠実さは私のような末端の本読みにも届く力があった。

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    2024年11月03日
  • 文学キョーダイ!!

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    お二人が育った家庭とその教育方針。偏見を助長するものは与えない、二人がそれぞれ好きなもの、人生を賭けられるものを見つけることを見守る。そこには人と比べない精神も養われていく。

    その二人は、ウクライナ侵攻がはじまり、戦争に否の声をあげる。それは育った家庭と同じ位相の大人としての人格がなせる技だ。

    自分が投影されていない、待たれていない言葉がどんどん放たれている現状を憂う部分が素敵だった。

    戦う言論だった。

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    2024年10月25日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    母国語以外のことばを学ぶとき、どんな心構えで、どんな心意気で臨んでいくといいのかを、楽しく知ることのできる本でした。

    「ことばの子ども時代」という表現がおもしろいな、と思いました。ことばへの魅力がぎゅっと詰まった一冊です。

    私は翻訳された文章が苦手なので、翻訳された文章に苦手意識を持っていたのですが、本書を読み、翻訳本を読んでみようと思えるようになりました。

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    2024年09月05日
  • ロシア文学の教室

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    好き嫌いは別れるかもしれないが、ユニークなロシア文学案内。
    ウクライナへの侵略をきっかけにロシアに文学や文化を学ぶ者が抱える〝引っかかり〟を踏まえつつ、作品世界に入り込んで発見する学生たちに共感できる。

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    2024年09月03日
  • 赤い十字

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    タチャーナの語りを聞いてると、百年の孤独のウルスラを彷彿とするのはなぜか?
    イライラしながらも先が気になる物語である。

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    2024年08月18日
  • ロシア文学の教室

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    ネタバレ

    ロシア文学作品の中に実際に入り込んで「体験」した上で、気づいたことや感想をディスカッションする大学の授業、という体で12の文学作品を紹介する本。当時の時代背景や作者が影響を受けていたことなど、注も豊富だし、先生も学生も優秀な設定なので、勉強になるし深い読み取りを知ることができる感じがする。個人的にはファンタジー・アンド・ロマンスなこの本の設定に若干入り込めないのと、いろんな学生たちがディスカッションしているようでいながら、それは筆者の頭の中にあることをいろんな学生に割り振って言わせているだけのようなゴーリキー的な印象もあって、普通の講義形式で語ってくれても、と思う。でもこっちの方が読みやすいの

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    2024年07月02日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    私も中学の頃にベルリンの壁崩壊をテレビで生で見て、ドイツとドイツ語に大興奮し、ドイツ文学を大学で学んだ。が、不真面目過ぎてただただドイツやドイツ語に憧れるだけで人生終わりそう。

    奈倉さんに運命の言語を見つけたら、妖怪あきらめに取り憑かれないで向き合ってみて、とこの本で色々熱く丁寧に具体的に指南されたので、ドイツ語の本だけは沢山あるから、まずは引っ張り出してみます。

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    2024年06月04日
  • ロシア文学の教室

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    こういう本って初めて読んだような!! すごく新鮮でおもしろかった。
    ロシア文学の入門書なんだけどそれが小説仕立てになっている。大学でロシア文学を学ぶ日本の男子学生が主人公。ロシア文学の講義に出るたび、なぜかいつのまにか課題作品のなかにワープする感じで登場人物のひとりとしてその作品を体験する。そして先生の講義があり、学生たちが意見をかわし、主人公もさまざまなことを考える。主人公は同じ講義を受けている女子学生に片思いしていて、それが作品の体験にリンクしたり。
    とりあげられているロシア文学はトルストイとか有名作品もあるけど、自慢じゃないけどわたしは一冊たりとも読んだことがなくて、それでもおもしろかっ

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    2024年06月04日
  • 理不尽ゲーム

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    奈倉有里さんの文学キョーダイ!の流れで遭遇。
    始まりと蘇生後と訳者解説でそれぞれ別のステージに移行した。こんこも東欧歴史を認識したい。

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    2024年04月18日
  • 夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く

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    全30話あり、どれも読み応えがあるが、特に後半の25〜30が素晴らしかった。
    文学性と論理性が両立した文章でとても良かった。

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    2024年03月16日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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     ロシア文学者による翻訳への招待。
    ロシア文学中心だが、異文化を学ぶとはどういうことなのか、ということをよく教えてくれる。
     ゲームをプレイするようにして、翻訳論、異文化コミュニケーションの世界へと分け入って行く。
     イーグルトンやサイードへの言及もあり、子ども向けに書かれた書籍ではあるが、大人の自分でも勉強になった。
     ロシア文化・文学の魅力にあふれている。

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    2024年03月11日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    ネタバレ

    母語ではない言語を学ぶ面白さ、翻訳の醍醐味、ロシアの文化(衣食住や迷信など)について楽しく読める本。
    翻訳で大事なことは、母語の読者が味わう読書体験を届けること。異文化の異は人間の意識がつくりだす恣意的な線引きで、異などという考え方は忘れてしまおう。この2つについて書かれたクエスト(章)は特にお気に入り。

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    2024年02月25日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    『夕暮れに夜明けの歌を』では、ベランダで静かに詩を朗唱していた著者の姿が印象的だった。本書購入時にもその面影がちらついていたが、いざページを開くや、些かキャラ変していることに気づく。

    いきなり飛び込んできたのは「Quest 0(クエスト・ゼロ)」の表題。
    「この本をとったってことは、つまりこの本がきみを探していたってことだ。あ、目のまえが白く光りはじめて、光のなかに1枚の紙が浮かんできた」と続く。その白地図をプリントした印刷機が自分に話しかけてきて(驚)、「旅に出て、世界で何が起こっているのかをことばを学びながら知ってきてほしい」と依頼してくる。そこでようやく著者が案内人として登場。印刷機の

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    2024年02月10日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    翻訳のすすめ。翻訳ってただ単語を訳す作業ではなかったんや。奈倉さんは原書を10回は読み尽くして、好きなフレーズは暗記するほど。音声もあればそれも聞き尽くすとか。そういう作業をしてはじめて翻訳にとりかかるそうだ。

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    2024年01月30日
  • シリーズ「あいだで考える」 ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

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    外国語を読むってどういうこと?それは言葉の白地図を作ることらしい。目的の言語をまず選ぶことで白地図に印が付く。それから色々なクエストをやっていくのだ。その手助けにこの本はなってくれるかも。作者のロシア語を学んでいった経験が表れている。

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    2024年01月22日