夏目漱石のレビュー一覧

  • 明暗

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    夏目漱石(1867-1916)晩年の長編小説。作者逝去により未完(1916年)。津田由雄と延子の夫婦関係を軸として話は展開。その馴れ初めの裏には清子という女が関係している。登場人物ひとりひとりの性格が巧みに描かれている。そこにはエゴイズムを追いかけた漱石の跡が感じられる。

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    2009年10月04日
  • 吾輩は猫である 上

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    「吾輩は猫である。名前はまだない。」苦沙弥先生の家に拾われた猫の「吾輩」から見れば、人間社会はこっけいそのもの。無名猫の視点から、軽妙洒脱な文体にのせて放たれる文明批評と渋いウィットは時代を超えて読者の心をつかんできた。見識とシャレ気あふれる漱石のエンターテインメント文学。いうまでもなく有名な書き出し。漱石を他にない文豪にした作品、というか書き出し。他のなにがなくても、この書き出しを書けたということで、全てに超越したんじゃないかな。物を書くなら、こんな文を書きたいと思う。でも、書き出しのあまりの素晴らしさに、後が霞んで…という評も、確かにな、と思ったり。

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    2009年10月04日
  • 文鳥・夢十夜・永日小品

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    夢十夜が読みたくて読みました。難しいねぇ…第一夜と第三夜と第十夜が好きかな。倫敦消息もいいね!こんな手紙もらってみたいものだ。留学中の話はどれも面白いなぁ。

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    2009年10月04日
  • それから

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     読むのに時間がかかった。難しいというと語弊があるし、読みづらいとまでもいかないが、長時間連続で読めなかった。

     主人公はは現代でいうニートである。

    「働くなら、生活以上の働きでなくっちゃ名誉にならない。生活の為めの労力は、労力の為めの労力でない」から働かないという。すなわち、食べるための労力は堕落の労力であり、不名誉なことであると。

     そんな主人公は愛する女性のために、生活のために働かなくてはならなくなる。


     そこで話は終わる。この話の「それから」が気になる。

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    2009年10月04日
  • 行人

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    女性というものに哲学的な懐疑をもつ一郎は、弟に対する妻の愛情を疑うあまり、弟に自分の妻と一と晩他所で泊ってくれと頼む。知に煩わされて、人を信ずる事の出来ない主人公の、苦悩と悲哀と、寂莫と、それにさいなまれる運命的生活が描かれる。

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    2009年10月07日
  • 草枕

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    イエローナイフへ行くのに借りたけど、ぜんぜん読まずに帰ってきてしまいました。漱石さんは高校生の時にいくつか読みましたが、これは今で良かった気がする。冒頭、共感できました。あの頃だったら分からないだろう。まだよみかけ。

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    2009年10月04日
  • それから

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     漱石。                                                                           何を言っても、大仰に上滑りしそうだし、逆に、どんな言葉を連ねても、 このひとつの、はるかで巨大な存在には足りないなあ、と、ただ感じる。                                                                               この本ではなくて、坊っちゃんでも三四郎でも夢十夜でも、良かったのだが、なんとはなし、主人公の厭らしさ、怠け者っぷり、傲慢なクセして、 繊細な性格が、小

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    2009年10月04日
  • 硝子戸の中

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    夏目漱石の書いた自叙伝的エッセイ集。短編の集まりになっているので、ちょびちょび読めます。忙しい人には「つまらない」とわざわざ断ってはありますが、その冒頭部が既に忙しさへの警句になっているように感じられたりもします。

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    2009年10月04日
  • 思い出す事など 他七篇

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    漱石自信の自叙伝的な作品。主に胃潰瘍の療養中のことがかかれています。他にも、二葉亭四迷との交友関係についてもかかれており、興味深い作品になっています。

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    2009年10月04日
  • 倫敦塔・幻影の盾 他五篇

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    8月25日購入。倫敦塔・カーライル博物館・幻影の盾・琴のそら音・一夜・薤露行(かいろこう)・趣味の遺伝の7篇。同時代の『猫』と全く異質なこれらの作品の世界はユーモアや諷刺の裏側にひそむ漱石の「低音部」であり、やがてそれは彼の全作品に拡大されていく。…BYエトジュン!それにしてもイギリス留学中のそーせきセンセは、病んでた・・倫敦塔なんか殆ど妄想で語ってる、幻影の盾も妄想。一夜にいたっては禅問答だものな

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    2009年10月04日
  • 草枕

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    確かに「美しい感じ」が頭に残るだけで、ぐだぐだな話。ま、「ぐだぐだ場面」の集積=漱石文学だし。好きだけど。

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    2009年10月07日
  • 三四郎

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    「私?」美禰子がまた言った。
    三四郎が美禰子を知ってから、美禰子はかつて、長い言葉を使ったことがない。たいていの応対は一句か二句で済ましている。しかもはなはだ簡単なものにすぎない。それでいて、三四郎の耳には一種の深い響を与える。ほとんど他の人からは、聞きうることのできない色が出る。三四郎はそれに敬服した。それを不思議がった。(p.260)

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    2020年07月15日
  • 自転車日記

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    文語体だが

    現代でも多く読まれている夏目漱石の作品と異なり、文語体で書かれている。しかし、やや気取ったような文章が、ユーモアを交えて語ろうとする意図が、自転車に乗るのに苦労する漱石の困惑ぶりをよく表現しているような気がする。現代の時点で読んでみると、決して成功した作品とは思えない。

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    2024年04月03日
  • 吾輩ハ猫デアル

    ri

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    旧かなづかいが

    なかなか読みにくい

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    2012年07月25日
  • 一夜

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    何かの寓話かな

    梅雨時の部屋に三人の男女が、絵とか関しとかのとりとめのない話をする。何かの寓意があるのかと考えてみるがまるででわからない。文末に漱石自身が「小説ではない。」と突き放し多様の文章で締めくくっている。一旦何なのだろうか?

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    2024年04月03日
  • 坊っちゃん

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    不朽の名作を

    坊っちゃんという不朽の名作を意図も簡単に書きすぎでは。と、思ってしまう。
    ページ数の規制や、依頼に応じて書かなくてはいけないなどの大人の事情があるのだろうが、SNSでタダ読みする分にはまだしも、お金を払ってこれかー。。と思ってしまう内容の薄さ。
    ただ、坊っちゃんを読んだことのない人、簡潔にストーリーだけ大まかに知りたいと思う人にはいいのかもしれない。だが、個人的な感想としては、これを読んだ後でいいから、原作に触れて欲しいと願ってしまう。清への想いや、故郷への恥を塗らないようにする江戸っ子性分など、情がある坊っちゃんを描いて欲しかった。

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    2017年08月31日