夏目漱石のレビュー一覧

  • 草枕・二百十日

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    美しい表現が多々。物事をありのままに捉え表現しているってことかな?ちょっと言葉が難しくて理解できていないところもある。そんななかでも人生の教訓のようなものを読み取ることができる。最初の2,3ページが印象的。

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    2012年01月14日
  • 吾輩は猫である

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    子供の時にも一度読んだことがあったのですがまったく覚えておらず新鮮に再度読むことができました。今読んでみると昔読んだときこんなの理解して読んでたとはあまり考えられないので記憶に残っていないのも納得。今になって詠んでみると吾輩かわいいし先が気になるしでとても楽しめました。

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    2011年12月27日
  • 門

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    宗助と御米の仲のよさがうらやましい~~。
    高等遊民の坂井さんも良し。

    序盤で宗助が丸まってたのが、かわいらしかった。

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    2011年12月18日
  • マンガで読む名作 三四郎

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    表紙詐欺の臭いがした。

    絵柄に可愛いげがないので原作の青臭い雰囲気がちょっと欠けてるような感じ。
    別の出版社から出ているのは大分はしょってましたが、これは結構忠実だったのでそこは評価します。

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    2011年12月08日
  • 硝子戸の中

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    漱石の随筆を読むのは初めてだった…かな?

    現在と過去、家族や知人の事や、ふとした風景などいろいろ描かれていて、人間漱石に触れるのには最適だったように思う。

    文章は非常に読みやすいが、永井荷風や谷崎潤一郎を読んだ時のような文章に酔うといった感覚はえられなかったな。

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    2011年12月01日
  • それから

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    ニートの話。気持ちはわからんでもないが、共感は出来ない。人に迷惑かけ過ぎ。
    しかし、一度嫁いだら離婚出来ないなんて、本当に硬直的なシステムだよな。現代に生まれて良かった。
    というか梅子のような兄嫁が欲しい。兄嫁に優しくされたい。

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    2011年11月15日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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     明治33年10月より2年間漱石は英国に留学した。どこに行っても日本人がうようよ状態の現在と違って、当時は海外で生活する日本人は少なく、とても心細かっただろうと想像される。
     元々神経質だった漱石は「英国人全体が莫迦にしている。そうして何かと自分一人をいじめる。これほど自分はおとなしくしているのに、これでもまだ足りないでいじめるのか」と思い詰めるほどの神経衰弱にかかってしまい、周囲の者に心配を掛けていたという。
     しかし、この外国生活は作家としての漱石に大きな影響を与えたのは間違いない。 というのも、漱石は明治38年一月の「ホトトギス」に「吾輩は猫である」の第一編を発表して小説家としての第一歩を踏み出しているが、それと並行して「帝国文学」の一月号に発表したのがこの「倫敦塔」である。
     さて、作品は『二年の留学中只一度倫敦塔を見物した事がある。その後再び行こうと思った日もあるが止めにした。人から誘われた事もあるが断った。一度で得た記憶を二辺目に打壊わすのは惜い、三たび目に拭い去るのは尤も残念だ。「塔」の見物は一度に限ると思う』という感想から始まる。
     恐々ながら一枚の地図を案内として、漱石は倫敦を徘徊した『無論汽車へは乗らない、馬車へも乗れない、滅多な交通機関を利用仕ようとすると、どこへ連れて行かれるか分からない。(略)予は已むを得ないから四ツ角へ出る度に地図を披いて通行人に押し返されながら、足の向く方角を定める。地図で知れぬ時は人に聞く、人に聞いて知れぬ時は巡査を探す、巡査でゆかぬ時は又外の人に尋ねる』
     もちろん、「夏目の語学は行く船の中からあちらの方に賞められたというくらいだからだいじょうぶでしょう」と夏目鏡子が「漱石の思いで」の中で書いているぐらいだから、会話には自身があったのだろう。
     ダブルデッカー(二階建てバス)とアンダーグランド(地下鉄)を利用し、タワーヒル駅で降りる。地下から上がればすぐ目の前に『空は灰汁桶を掻き交ぜたよう様な色をして低く塔の上に垂れ懸っている。壁土を溶かし込んだ様に見ゆるテームスの流れは波も立てず音もせず無理矢理動いているかと思われる。(略)見渡したところ凡ての物が静かである。物憂げに見える、眠っている、皆過去の感じである。そうしてその中に冷然と二十世紀を軽蔑する様に立っているのが倫敦塔である』と書いている堀と城壁に囲まれた中世風の城と、その向こうにタワー・ブリッジが見える。
     倫敦塔は、王室の居城としても使われたが、貴族や王室関係者の牢獄としての役割をしていた。しかも、死刑執行場ともなっていて、ここで処刑された囚人は数知れなく、権力争いで殺された、王子や妃も多く、暗いイメージが定着しているようだ。
     ビーフイーター(衛兵)の案内で館内を見学する。リチャード二世が殺された白塔。作品中で、死刑執行人が斧を研ぎながら「切れぬ筈だよ女の頸は恋いの恨みで刃が折れる」と歌っていたボーシャン塔。エドワード王子(12才)とその弟が叔父に殺されたといわれている血染めの塔(ブラディタワー)を案内される。
     帝王の歴史は悲惨の歴史であったと漱石は書いているが、まさに謀略のために血が流された歴史でもあったのだろう。
     塔内見学途中で、気分が悪くなり早々に引き上げる。タワー・ブリッジに冷えた体でたどり着くと、風はますます強くなり、時折霙までが横殴りに吹き付けてきて、凍てつく気分になる。にぶく濁って波立ったテームズ川の向こうは、怨霊が倫敦塔を渦巻いて騒いでいるように強風が吹き荒れていた。

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    2011年11月12日
  • 倫敦塔・幻影の盾 他五篇

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    漱石のロンドン留学時代。

    これがあの『吾輩は猫である』と同じ人が同じ年に書いた作品とは到底思えない。ユーモアなし、風刺なし。幻想的な小品群である。評伝によればこの頃の漱石は神経衰弱に悩まされていたとのことなので、そういった精神状態も作風に影響を与えたのかもしれない。

    いつかこの本を手にロンドン塔に行ってみたいものだ。ジェーン・グレーは現れるだろうか。

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    2011年10月27日
  • 硝子戸の中

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    漱石の私生活にスポットを当てた作品。
    随筆も素敵。品のあるおかしみがあってよい。
    作者漱石は詰らないとことわっているが、面白く読めた。

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    2011年08月17日
  • 思い出す事など 他七篇

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    修善寺の大患。
    病の中でも、漱石の透徹した洞察力と周りの人々への暖かいまなざしが感じられる。

    特に心に残ったのは、見舞いにきてくれた友人や門下たちに心から感謝する漱石の姿。なんていうか、そんなにストレートに好意を表に出すタイプじゃないと思ってたので・・・。

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    2011年08月19日
  • それから

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    ネタバレ

    三千代のために代助は、食うために働くのか、働きのために働くのか。うーん、そんなこと考えてる余裕はもはなかった。とにかく走り出した代助の姿が印象的

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    2012年02月27日
  • 草枕(新潮文庫)

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    漱石の三部作よりも、こっちの作品の方が気楽に読めますね。『坊っちゃん』みたいな痛快なストーリーではありません。

    『吾輩は猫である』『坊っちゃん』に次ぐ、
    夏目漱石初期の作品ということです。
    かなり難しい言葉が並んで、注釈の量も膨大でした。
    それでも読んでいて面白かったですねぇ。
    はっきりした筋があるわけでもないんですが、
    かえってその方が小説の中の世界の広さを感じました。

    >智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
    >兎角に人の世は住みにくい。

    と1ページ目から、世間に対して嘆息のような断じかたを
    している主人公ですからね。
    そういった窮屈さから逃れた小説になったんでしょう。

    解説を読んでみると、これは奇妙な小説だなんて書かれていますが、
    それほど小説を読み込んでいない、それも明治とか大正とか昭和初期とかの
    小説にあまり触れていないせいなのか、奇妙だとは思いませんでした。
    きっとね、現代の小説を近代に持ち込んだら、
    「なんだこの小説は、なっとらん」
    みたいな言われ方をするのかもしれない。

    『草枕』は全然「あり」だと思いましたよ。
    10代とか20代とかの頃に読んだ、
    夏目漱石の代表作の『こころ』とか『三四郎』は、
    読んでもまるで何も残りませんでしたが、
    今回読んだ『草枕』と以前読んだ『門』は面白く読めたんですよねぇ。
    その前に『坊っちゃん』を読んだんですけど、
    それもなかなか面白かった。
    これは自分が30歳を超えて、
    読み方が変わってきたっていうことなんでしょうか。
    『それから』とか昔読んだものを読み返したら
    全く違う印象を持つ事になるかもしれない。

    それにしても今作はすごいボキャブラリーでした。
    言葉の閃きがスパーンと出てくるんだろうなぁ。
    ヒロインの那美も良かったですね。
    時代とか世間とかの窮屈さに押し込められるか押し込められないかの
    境界のところで生きている女性のように読めました。
    またちょっと危険を感じさせるところなんかも読んでてわくわくしちゃった。
    現実にこういう女生と出会ったら、
    破滅させられてしまうそうな怖さもありましたね。
    夢に出てくるなら大歓迎です。

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    2025年06月14日
  • 坊っちゃん

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    漱石はいつも最初の一文がいい
    なんでもないことを詩的に書くと思えばくすりとさせる言い回しを使う
    物語より文体が魅力的

    主人公の坊ちゃんの、ハチャメチャな生き方はあそこまでいくとうらやましい
    思ったことは口にして、気に入らないことには頑として首を縦に振らない
    そんなわが道を行く生き方は、白い目を向けられる苦労ともれなくセットになっていると思ってたけれど、案外本人ではなく周りの人間が苦労するのかもしれない

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    2011年07月11日
  • 道草

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    ネタバレ

    【概要・粗筋】
    健三の前に十五、六年前に縁を切った養父・島田が再び姿を現した。第三者を通してまた付き合いを持ちたいと頼まれた健三は、内心では嫌がってはいても、断る理由がないため承諾してしまう。健三は、島田の出現により親族間のゴタゴタに巻き込まれていく。1915年発表の夏目漱石の自伝的小説。

    【感想】
    神経衰弱で頭でっかちな健三とヒステリックな妻御住のチグハグですれ違い続ける夫婦関係が可笑しい。腹の中ではいろいろ思っているくせにお互いそれを語らず、相手の悪いところばかり見てしまう冷え切った夫婦関係とも云えるのに、子作りはちゃんとしているのがさらに可笑しい。私は家庭喜劇として読んだ。

    読者の解釈に影響を与えかねない注釈がちらほらあってかなり余計なお世話。固有名詞や当時の風俗に関する注釈に限定すべき。

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    2011年06月26日
  • 門

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    横町の奥の崖下にある暗い家で世間に背をむけてひっそりと生きる宗助と御米。「彼らは自業自得で、彼らの未来を塗抹した」が、一度犯した罪はどこまでも追って来る。彼らをおそう「運命の力」が徹底した映像=言語で描かれる。

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    2011年07月28日
  • 二百十日・野分(新潮文庫)

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    野分の主人公の理想主義者,白井道也は文学者としての理想を貫くべく,現実から背を向けた生活を送る.あまりにも潔い生き方.この人物を漱石はある肯定感を持って描いている.(彼からみると,私などは現実に妥協を重ねる卑怯な生き方をしている人間ということになるのだろう.)その理想は美しく力強いが,一方でそれは生活という現実と関われない,明治の知識人の特有の不健全な精神とも現代の目からは感じられてしまう.
    漱石の自筆原稿の細かい神経質な字が何度も目に浮かんだ

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    2011年06月14日
  • 草枕

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    難しくて理解できなかった本は久しぶりである。

    非人情の旅を目指し放浪する画工の話。
    旅先で出会うミステリアスな女性那美さん。彼女がこの物語のトリックスターであるのは間違いないが、あまりにミステリアスすぎる。

    ラストの爽やかさは名状しがたい、二三度読むか、あるいはもう少し成長してから読むべき作品だったかもしれない。

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    2011年05月09日
  • 吾輩は猫である

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    有名中の有名とでも言うべき、夏目漱石の代表作のひとつ。今まで読んだことがなかったので読んでみたが、ストーリーらしいストーリーはない。作品全体を通して訴えたいことといった、主題らしいものも読み取れなかった。猫の目を通して人間社会を批評しているといった感もあるが、ささやかな冷笑程度の批評にとどまっているように思える。
    読み終えて、あまり心にのこるものはなかった。

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    2011年04月29日
  • 草枕

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    筋を追っていくと辛いが、細部に目を凝らしてみると文章が美しい。
    青味を帯びた羊羹の描写、那美さんが鮮やかな振袖を着て行きつ戻りつする描写、深山椿の艶然とした毒婦の描写が印象的だった。
    画工が云うように適当に開いて文章を眺めてみるほうがいいのかもしれない。

    55,78,86,125

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    2011年04月03日
  • 草枕・二百十日

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    俗世間を逃れて旅をする青年画家の前に、那美(なみ)という美女が現れる。俗世を離れた「非人情」を描いた物語。

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    2011年01月09日