野口聡一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
宇宙から見ると、地上の「あたりまえ」が通用しなくなる。ぼくたちが、学校や住んでいる町で通用する常識や人間関係、それを守って生活する方が楽かもしれないけれど、ときには、ぼくを苦しめることもある。
そんなとき、外の世界に目を向けることで、救われることは、きっとある。それまでわからなかったすばらしさやかけがえのなさを、実感できたりする。
その外の世界の先にあるのが「宇宙」だ。
野口聡一さんの宇宙生活十五日間の体験。
宇宙での食事、遊び、電子ピアノ、死の世界に包まれた「生」など、心ゆさぶられることばかりだった。
なぜ宇宙に行くのか?
コロンビア号の事故のあと、その意味を真剣に考え、自分と向き合ったから -
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の野口聡一さんが子供を対象に宇宙飛行士の仕事や意義、宇宙で感じたことなどを説明した本。
子供の時の経験が今の自分にどう生かされているかについても書かれているので、子供にもわかりやすいのではないかと思った。
新しくて全然知らない集団に一人で入って徐々に適応してその集団の中で自分のポジションを獲得するコツは、まずはよく見ること。そしてみんなが何に興味を持っているかのか、どんなやり方でやっているのか、集団の「暗黙知」を観察する。その次は、自分からアクションを起こしてグループに溶け込んでいくこと。それをしないと「傍観者」でおわる。
宇宙飛行士に必要な3つのこと
冷静であること
目の前の -
Posted by ブクログ
おもしろかった! 野口さんが宇宙飛行士になるまでの道のりや宇宙での生活の話はもちろんのこと、死と隣りあわせの場所から命の星を眺めた経験を「より多くの人に伝えていかなければならない」と思った野口さんの強い気持ちが行間からにじみ出るようで、一気に引き込まれてしまった。
子供向けにやさしい言葉で書かれているけど、実際に今も宇宙に滞在している人にしかわからない感覚や感情がたくさん詰めこまれていて、言葉に重みがある。ところどころにイラストがあって、スペースシャトルやISSなどの構造を理解する助けになった。そして、人類はわりと何でもできると思っていたけど、まだまだ未知の領域がたくさん残っているんだと -
-
-
-
Posted by ブクログ
野口さんより、大江さんのしっかりした考え方に共感と尊敬。自分の心と向き合ってきた人なのだろうな。
—-
⭐️アイデンティティーを仕事に求めない
⭐️いずれ自分が必要とされる日が来れば、その時ちゃんと役に立てる人間になるために準備をしておこう
⭐️人生の波サーフィンで言うと、この乗れる波はいつ来るかわからない。ずっと待ちぼうけでいるのは確かに苦しいと思いますが、きた波にちゃんと乗れる自分でいるかどうかということが一般人である私たちにとっては結構重要だと思います。
・華やかな舞台ヒリヒリする現場を経験した後に、日常に戻るのは、日常から晴れ舞台に行く以上に苦労するものだ
・賞賛されていた