野口聡一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同じタイミングで転職した友人とブルシットジョブについて話をした時、「何か通じるものがあったから」と勧められて読んだ本。
確かに、野口さんが燃え尽きた時のことを語っていたが、ここが自分の語ったことと共通点があるように思えた。現場からペーパーワークメインの部署に異動し、そこに面白みをなかなか感じることができず、上司と仕事の哲学的なところでも食い違いがあると。半径5メートルの重要性ということだと、やはり直属の上司が部下に与える影響は相当大きいのではないかと思う。確かに退職した理由は上司が嫌だったみたいな小さいものではないが、きっかけになったのは間違いないし。
他にもプレッシャーをかけることの意義について、両者の議論はどちらにも賛同できるところがあって難しい。
それから仕事をアイデンティティにしないことだとか、宇宙では腹が立ったら距離を置くことができないので早めに共有してしまうとか、働くことについていろいろと語り合っている。 -
Posted by ブクログ
1. 読む前の期待
WBSから大江さんのファンで、豊島さんのyoutubeで宣伝されていたので買った。
内容に関して特に期待したものはなく、大江さんの近況や今後の活動について少しでも知ることができれば十分だった。
2. 実際に読んで分かったこと
対談相手の野口さんのお話がメイン。仕事への行き詰まり感。どう感じていたか、それをどういう環境で解消できたか。働くことの意義を改めて問うような内容で、労働に対して前向きな気持ちになれた。
あとがきで、大江さんが退職に至るまでの気持ちを知ることができたのもファンとしては満足。旦那さんとのエピソードは、テレビで明るく振る舞っている大江さんからは想像できないほど哀しい話だった。
3. 印象的なエピソード
半径5メートルの人間が自分の気持ちを決める。
MBITを用いた性格分析、コミュニケーションの補助として使うこと。
自分のスキルの棚卸し。日本人は特にここが苦手なので、やればアドバンテージとなる。
マズローの五代欲求を自身に置き換えた時、承認欲求以降の欲求の埋め方。
4. 自分の考えの変化
FIREしてもどこかの集団に帰属していることは大事。
5. 今後のアクション
MBITについて学んでみる。自分がコミュニケーションに何を求めているか、相手はどういう分類なのだろうかと考えること、今後の人間関係作りに貢献すると思う。
自分のスキルの棚卸しをやってみる。退職後の人向けの本がいいかな。
五代欲求をどうやって埋めるか考えてみる。仕事以外の場所の居場所の作り方など。
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Posted by ブクログ
元宇宙飛行士の野口さんが自らのバーンアウト、自分探し、退職等のご経験やプロセスについて、大江アナとの対談形式で語った本です。
宇宙飛行士であっても同じ人間だということを感じましたし、そんな狭い門をくぐった方であっても(また宇宙対決という壮大なご経験がある方であっても)悩みを持たれるということ自体に少し勇気づけられます。
また、悩みは半径五メートルの人間関係から生まれる、(宇宙船の中では極小のスペースでメンバーと数ヶ月も身を寄せ合って暮らしていく必要があるため)NASAでは少しでも気に障ることがあれば溜め込まずに吐き出すよう訓練を受けるなど、とても興味深い話もありました。
もちろん対談相手の大江アナの生き方や人生観にも共感できますし、こちらが聞きたいこと、言いたいことを適確に捉えてくれています。
今後ますますのご活躍を期待したいですし、子供たちにも読ませてあげたい本です。
ありがとうございました。 -
Posted by ブクログ
組織の論理では自己実現が出来ないと感じ、組織を離れた野口さん。
自己実現のために組織に拘り続けた大江さん。
どちらにも共通してるのは、得た物と犠牲にしてきた物の重さを感じる対話だ。
自分はどちらかち言うと野口さんに近い価値観や人の見かたをして来たかも知れない。
そこに対して大江さんの語る内容も非常に重いと感じた。
大きな自己実現のために組織に拘ることは、それも重要だと痛感したからだ。
野口さんと大江さん、このお二人の対話から得るものは非常に大きい。
どちらか一方に偏るのではなく、お二人の意見をフラットに読み込むことが重要な一冊だと感じた。 -
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の野口聡一さんが、自分らしく生きていくための考え方について自身の経験をもとに書いた本。
「他者の価値観や評価を軸に、自分はどういう人間なのかというアイデンティティーを築いたり、他者と比較したり、他者に決められた目標を追いかけているうちは幸せになれない」「アイデンティティや果たすべきミッションは自分で決めなければならない」という一貫したメッセージが込められている。
自分自身でアイデンティティーを築く3つのステップとして、
自分の価値と存在意義を自分で決める
自分の棚卸しをし、最後に残るものを見極める
これまでの選択、人生に意味付けをする(絶対評価に基づいて自分の物語に意味付けをしていく)
ことを上げている。
また、将来への不安や怖さを自分の意思で乗り越える方法として、
不安の正体を徹底的に突き止めること
怖さを乗り越えたときに得られるものを見通すこと
目の前のことに集中し、少しずつでも前進することを挙げている。
自分自身を振り返ると、今の仕事が本当に自分がしたい仕事なのかわからずに不安になるが、まずはこの不安の内容や不安に思う背景を徹底的に追求したうえで、自分自身の棚卸しと合わせて本当にやりたいことを見極めて行動していきたいと思った。 -
Posted by ブクログ
野口さんような方でも自分の存在意義に悩んだのだなー、みんなそうなのかもなーと自分がウジウジ考えてることもそれと同じなのかも…と少し心が軽くなった。
現在40歳、新卒で入った会社で働いて18年、深く考えることなく何となくここまで続けてきたけれどこれからもこのまま?…とこの歳になって急に立ち止まりたくなってしまった、そんなときに出会った本。
「他者から与えられたものは、必ずいつか失われる」、「自分を棚卸しし、丸腰になったときにこそ、本当に大事なことが見えてくる」
この部分がすごく印象に残った。
今までなんとなくのレールに乗っかって自分が何が好きで、嫌で、譲れないものが何かもよく分からないまま来てしまった私は、まさに他者から与えられたものだけで構築されてしまってるのかもしれないな。
自分からそういったものを剥ぎ取ったら何が残るのだろう… -
Posted by ブクログ
これは衝撃。何の前情報もなくオーディブルで聞きました。宇宙飛行での困難なことかな?と思ったら、まさかの宇宙飛行終わった後に燃え尽きてゴールが見えなくなってしまった…という切り口からの話。宇宙飛行機になれるくらい努力して賢くて日本中誰もが知っているレベルの人なのに、こんな苦しみを抱えていたなんて本当に驚いた。思っていた本のテンションではなかったので、聴き始めは一緒にこちらも少し落ち込む…。
人生は東京駅から大阪駅までかと思ったら(だいたい定年くらいまで想定)終わるまでは博多駅まであったみたいな話(曖昧ですいません。)、面白くて具体的に想像できてわかりやすい。
会社を定年したら何をゴールにしたらいいか分からないという状況を打破するために、人生早いうちから自分の好きなこと、本当にやりたいことを棚卸しして、自分で目標を決めて自分で進めるようにすることが大事とのこと。子どもには好きなことやりたいこと、とことんやらせたいと改めて思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙に行きたい!って怖いので思ったことがなかったけど、矢野さんの熱量がすごくてもっと知りたい!と思うようになった。日本人として活躍される野口さんの存在があってのことなので、同じ日本人として本当に誇りに思います。対談では宇宙から見た地球だけでなく、訓練や宇宙飛行士のキャリア、重大事故からの学びなど表には語られないような話を知れたのがよかった。1番印象に残ったのは宇宙活動の表現方法で、絶対的な闇・漆黒、孤独。船外活動での死の世界に対する生きている地球と表していた部分。地球の写真をこれまでも見たことはあったけど、写真と実体験は違うとわかっていても少し見え方が変わる感じがしました。