大前粟生のレビュー一覧

  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    Vtuber、動画投稿、SNS、アプリなど今どきお題満載。
    タイムシートを吹かせ、が面白かった。PCを使えない古稀越えレジェンド上司の相手をする代わりに残業代のデータを細工し、毎月食費だけを、上乗せして怒りを収める女性。
    上司ほどではなくても、パソコンをうまく使いこなせるわけではない私は、とっくに時代遅れ。
    なので他の作品は十分に理解できず流し読みも。

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    2024年12月01日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    CL 2024.11.13-2024.11.14
    若手作家によるアンソロジー。
    嘘があふれた世界=SNSにあふれるネット社会、ということなのかな。
    SNSを肯定的には捉えていない作品が多かった中で「あなたに見合う神さまを」が爽やかでよかった。

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    2024年11月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネット社会がテーマのアンソロジー。
    浅倉秋成さんの「かわうそをかぶる」はVtuberの動画をよく見るので、裏側がこんな感じなのかなーとリアルに感じた。
    佐原ひかりさんの「あなたに見合う神さまを」も好き。

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    2024年11月09日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    自分がどうしようもない嫉妬をぬいぐるみに聞いてもらった経験があって、題名に共感した本。
    思ってたより深い、というか共感はできなかった。(考えがそこまで及ばなかった、、)私はどちらかというと繊細な人を無意識に傷つけたりしちゃう人間な気がするから気をつけないとって思った。

    The男子(こんな言い方したらダメかもやけど)って考え方じゃない七森みたいな人おりそうやし男ノリに嫌悪感抱いちゃうのがリアルだな〜と思った。
    七森とか麦戸ちゃんみたいに自分が被害者じゃない事件でもそれがトラウマになって『こうゆう社会の中でどうやって今まで生きてきたんだ』って思っちゃう人本当にいそうだな。自分は今たまたまそんな状

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    2024年10月25日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    ずっと気になっていた表題作より他の話の方が面白かった。
    『たのしいことに水と気づく』はうっかり泣いてしまった。

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    2024年10月16日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    ネタバレ

    かわいい表紙を見て、小さいころたくさん遊んだ、実家に置いてきちゃったぬいぐるみたちのことを思い出した。
    くまちゃんはどこに行く時も一緒だったなー、
    ペンギンくんは黒いシミができて
    アザみたいだったから絆創膏貼ってたなあ…
    大きいクマは、寝るときよく抱っこしてたな〜
    言ってしまえばぬいぐるみは物だけど、
    大好きな友達だった。
    この本を読んで、全員は無理でもせめて何匹か今の家に連れてきたくなった。(でもそれだと残留メンバーがかわいそうか…)

    「たのしいことに水と気づく」も好きな話だった。ハッピーエンドで、読んだ時ぶわっとうれしくなった。
    あと、"たかが結婚でわたしのこと
    変えられると思

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    2024年10月12日
  • きみだからさびしい

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    ネタバレ

    自分がわからない、他人と関わるのが怖い、という殻を突き破って、あやめと付き合うことで人と密接に繋がるとはどういうことなのかを学んでいく。そして依存からの自立。思春期からの成長過程が、読む前のイメージよりも意外と爽やかに描かれていて読みやすかった。登場人物がみんないい人。
    人を好きになることは、人でなくてもきっと何かを好きになることは、ものすごいパワーがあるものだなと感じた。

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    2024年09月30日
  • おもろい以外いらんねん

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    お笑いを始めた高校生が芸人になり、大人になっていく軌跡。タイトル”おもろい以外いらんねん”が何回か異なる意味でリフレインされます。

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    2024年09月29日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    みんなそれぞれになやみやへんてこなところはありますが、かわいい登場人物ばかりでした。好きかも。こういうみなさん。

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    2024年08月30日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    浅倉秋成 かわうそをかぶる
    大前粟生 まぶしさと悪意
    新名 智 霊感インテグレーション
    結城真一郎 ヤリモク
    佐原ひかり あなたに見合う神さまを
    石田夏穂 タイムシートを吹かせて
    杉井 光 君がため春の野に


    インターネットやSNSが当たり前の時代に、
    画面の向こう側で営まれる様々な種類の嘘。

    ゾッとする話や優しい気持ちになる話、
    価値観に首を傾げたくなる話など。

    あちら界隈の虚像と嘘が織り合わされた物語。

    個人的には、杉井光『君がため春の野に』
    読後感が好みでした。

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    2024年08月24日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    若々しいアンソロジーだった。「霊感インテグレーション」は連作短編の一つのような設定だったけどどうなんだろう。気になる。

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    2024年07月30日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7人の作家さんのアンソロジー。
    どれも読みやすくて楽しめました。
    個人的には浅倉さんの作品が面白かったです。

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    2024年05月27日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    ぬいぐるみとしゃべる人は"繊細"なら9割方あっていると思う。
    これを読んで、繊細と優しさの違いを考えてしまった。
    繊細な人は繊細な人にとっては優しい。それは大体間違い無いと思う。
    ただ、傷ついているのになんでか教えてくれないのは、寂しいし逆に優しくないと思ってしまう時は正直、かなりあるかも…
    寄り添いたいのに寄り添わせてくれない、拒絶感を感じてしまう。
    しっかり傷ついた理由を聞けば、基本理解はできるだけに…
    (白城さんには割と共感するかも)
    優しさってなんだろうと考える。
    寄り添うだけが優しさでもないだろうし。
    ただ、この本が多く読まれて評価される時代。
    みんな繊細なところ

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    2024年05月21日
  • おもろい以外いらんねん

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    高校生の時に結成したお笑いコンビがプロになるまでの青春物語。他人の容姿や性別をイジってでも結果的に面白ければよいというスタンスと、「傷つけない笑い」を時代と共にアップデートしていくやり方の狭間でネタを考えていく芸人さんの葛藤は見ていて心を掴まれた。
    見過ごされてしまうような小さな違和感をしっかり掬い取る著者の繊細な感受性にどこか安心感を感じる一冊。

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    2024年05月06日
  • ピン芸人、高崎犬彦

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    2021年に『おもろい以外いらんねん』で注目を浴びた著者が今度はピン芸人を主役に据えた小説を執筆。お笑い芸人として売れたはいいがネタを作る時間を確保できず面白いと思う事も出来ない。昨今ブームの本音トーク番組でよく聞くような葛藤が描かれている。R-1グランプリの補助線として読んだり作中に登場する架空の芸人のモデルを考えたりするのも楽しい。

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    2024年05月05日
  • おもろい以外いらんねん

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    コロナ禍っていう今までのあたりまえが
    あたりまえじゃなくなったこの状況。
    そして「傷つけない笑い」が推奨されるような
    新しい流れ。
    そんな中で笑いを生み出し、
    届け続ける芸人さんたちの苦悩と葛藤、
    そしてお笑いへの愛が綴られた一冊
    .
    ひとりのお笑いファンとしては
    正直共感できないところや
    納得できない考え方もあったけど、
    それはそれで新しい見方を知れて新鮮

    そういうところを含めて「おもろい」本でした

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    2024年04月24日
  • チワワ・シンドローム

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    ネタバレ

    弱いもの,護られるものになりたいという心理がキーワード.チワワのバッジから派生していくミステリー.ユーチューバなどSNSによる配信と折り紙などの手作りアイテムでの仕掛けなど,バラエティに富んでいて楽しかった.

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    2024年04月23日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    「かわうそをかぶる/浅倉秋成」
    「まぶしさと悪意/大前粟生」
    「霊感インテグレーション/新名智」
    「ヤリモク/結城真一郎」
    「あなたに見合う神さまを/佐原ひかり」
    「タイムシートを吹かせ/石田夏穂」
    「君がため春の野に/杉井光」

    嘘をテーマに描いた7話収録の短編集。

    杉井光さん以外は皆さん平成生まれという事もあってか、VTuberや動画配信、マッチングアプリ、ユーチューバーなど今時のコンテンツが目白押しで、文章に勢いを感じた。

    どの短編も個性的で楽しめたが、お気に入りは浅倉秋成さんの「かわうそをかぶる」。
    痛快で愉快で強烈。

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    2024年04月16日
  • チワワ・シンドローム

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    弱くなれば批判もされないし、たたかれなくて済む。だからみんな弱さを求める。弱さは恥でも何でもなく、生きていく術なんだとこの本を読んで強く感じた。一方で弱さを演出して周りから心配され自己肯定感を高めたり進んでポジション取りしようとする人もいる。なぜなら弱い事がメリットになるからだ。チワワシンドロームが社会を蔓延させたら一億総弱者の時代が到来すると思った。
    "弱いもの勝ち"なんて言葉も生まれるだろう。

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    2024年04月14日
  • きみだからさびしい

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    心地いい孤独があること、好きなのに苦しいこと、
    片付けや優先順位のこと、捨てるのにも傷つくこと

    あれこれゆる〜っと

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    2024年03月21日