大前粟生のレビュー一覧

  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    大前粟生さん、初めて読みました。

    想像力が掻き立てられるような言語表現や、独特な設定である一方、共感してしまうような登場人物達。断片的な描写や曖昧な表現が多いが苦にならずにスラスラ読めた。

    短編集全てに共通しているのは、対人関係の形成から生じるストレスへの向き合い方、またはそれを見てしまった際の対処法に苦するキャラクター達である。友情や恋人や家族の間に介するちょっとした闇に対して、あー似たような人知り合いにいるわ、って思うくらい鮮明に想像できて面白かった。

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    2025年05月02日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    作家7名によるアンソロジー。
    カワウソの妖精・雨露ゆゆというVtuberと交際していると噂された音楽プロデューサー「うみの」が殺害された。ゆゆの活動を続けるべきか否か、視聴者の判断を仰ぐべく配信をすることに…浅倉秋成『かわうそをかぶる』。
    動画配信アプリで一躍人気者になった女子高生。若手女性教師は彼女が動画を撮らなくなった訳を探ることに…大前粟生『まぶしさと悪意』。
    霊能力者と相談者のマッチングアプリで「幽霊からプッシュ通知が届く」という不具合が起きている。案件を任されたアプリ開発会社の新人社員がアプリをインストールしたところ…新名智『霊感インテグレーション』。
    年齢を偽り、マッチングアプリで

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    2025年04月27日
  • きみだからさびしい

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    ここ最近広く知られるようになりつつあるポリアモリーを題材とした恋愛小説。割と直截的な表現もあり私にははまらなかった。大前さん気になるので何冊か読んではきたけど、私にはあまり合わないのかも……。

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    2025年04月25日
  • かもめジムの恋愛

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    かもめジムに関わる人の短編集といった感じ。読みやすくて、最後まで一気に読み終わりました。
    最後は好み分かれるかも。

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    2025年04月01日
  • おもろい以外いらんねん

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    「笑い」として行われるやりとりのなかに怖いものが混ざっていることがあった。
    わかりやすい言葉で言えばそれはハラスメントや女性蔑視や同性愛嫌悪だった。
    だれかを蔑むことで笑いを取ろうとしているのだった。 


    という筆者の感覚には共感できますが、「傷つけない笑い」が過度に評価されることには何だか違和感もあるんですよね。

    今の芸人さんは大変だろうな。

    一人称の視点やセリフが誰のものか分からないところがあった以外は読みやすかったです。

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    2025年03月22日
  • かもめジムの恋愛

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    ネタバレ

    初読みの作家さん。
    北鴎町の空気を体感したような気分。
    柏夢ちゃんと西原さんのお互いの恋愛相談の話が好き。
    おじいちゃんだから、男の人同士だからこう思うんじゃないといいなあと思う気持ち、とても共感した。でも私も自分を間違っても性的に見ない人たちってだけで安心してしまったり、だからこそかわいいと思ってしまうことってあると思う。まあ私はおじいちゃんでも「ヤりてえ」って思ってることをそのまま伝える人、きついけど。

    てっきり夢ちゃんの話で、道重とあすみさんが付き合ったのかと思っていたので、最終話でびっくり。

    高見沢と「じきゅじそっ!」(このゲームタイトル出てくる度に笑ってしまった)で仲良くなった浦

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    2025年03月08日
  • かもめジムの恋愛

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    私もジムに通っているからか、なんだからとっても身近な話だった。どこにでもありそうな話だけど、なんだかほっこり癒されて、感動して、わっと涙が出そうになった。

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    2025年03月07日
  • きみだからさびしい

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    色々な好きの形があって、考えさせられた。

    このまま続けていたら…の未来図的な描写も取り上げられてて、やっぱり苦しいな…と思った。

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    2025年03月03日
  • かもめジムの恋愛

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    徳弥くんのあすみさんへの好意の言い回しが良かった
    ・お慕い申しております
    ・「!」なんかなくても、「好き」に突き動かされてる

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    2025年02月20日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
    一番、良くも悪くも丁寧に閉塞感が描かれている
    「たのしいことに水と気づく」一番ハッピーエンド風味?
    「バスタオルの映像」一番纏まってるかも
    「だいじょうぶのあいさつ」一番、フィクション風味が強い。わりと好き

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    2025年02月11日
  • きみだからさびしい

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    ネタバレ

    大前粟生さん、おもろい以外〜とぬいしゃべが良かったからこれを手に取ってみた。
    セクシャリティーとかジェンダーについての表現が自然にあっていいなと思ってたけど、今回はわたし的にはあんまりだった。
    ポリアモリーが出てくることを楽しみにしていた(日本語の小説でも表象されてるなんて!という感動があった)けど、ポリアモリーというより欲張りだったり貞操観念が狂っていて浮気をするたちみたいな描かれだったように感じてしまった。
    こういうふうに思っちゃったのは、わたしの中でのポリアモリーの定義が、「複数人を同時に愛するし複数人で交際する」だけだと思ってたからかな?付き合っている人が他にもいる状態でその人に別の付

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    2025年01月26日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ◎かわうそをかぶる / 浅倉秋成
    いわゆる隠キャオタクがVtuberとして有名になり、リア充を蔑む自分と、恋人がいない現状に苦しむ自分との相反する感情に苦しむ話。
    どんなに有名で満たされてても欠けたピースはあるし、それをアイデンティティとしてたらその狭間で苦しむよなあ…
    イサナはどうなったの?誰か考察求む。

    ◎まぶしさと悪意 / 大前粟生 (アオ)
    架空のSNSで人気になった女子高生と教師について。
    うーん、何エンドになるんだろう。

    ◎霊感インテグレーション / 新名智
    心霊系アプリの不具合を調査する奇妙な運命の主人公について。
    ホラーとも違う世にも奇妙な話のような世界観。後味はよい。

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    2025年01月23日
  • おもろい以外いらんねん

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    『かもめジムの恋愛』を読んで気になった大前粟生さん。”おもろい”にこだわり続ける主人公たちの情熱と葛藤を感じて、お笑いの奥深さを感じました。ラストは嬉しい展開にグッときました!

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    2025年01月03日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    Vtuber、動画投稿、SNS、アプリなど今どきお題満載。
    タイムシートを吹かせ、が面白かった。PCを使えない古稀越えレジェンド上司の相手をする代わりに残業代のデータを細工し、毎月食費だけを、上乗せして怒りを収める女性。
    上司ほどではなくても、パソコンをうまく使いこなせるわけではない私は、とっくに時代遅れ。
    なので他の作品は十分に理解できず流し読みも。

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    2024年12月01日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    CL 2024.11.13-2024.11.14
    若手作家によるアンソロジー。
    嘘があふれた世界=SNSにあふれるネット社会、ということなのかな。
    SNSを肯定的には捉えていない作品が多かった中で「あなたに見合う神さまを」が爽やかでよかった。

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    2024年11月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネット社会がテーマのアンソロジー。
    浅倉秋成さんの「かわうそをかぶる」はVtuberの動画をよく見るので、裏側がこんな感じなのかなーとリアルに感じた。
    佐原ひかりさんの「あなたに見合う神さまを」も好き。

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    2024年11月09日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    自分がどうしようもない嫉妬をぬいぐるみに聞いてもらった経験があって、題名に共感した本。
    思ってたより深い、というか共感はできなかった。(考えがそこまで及ばなかった、、)私はどちらかというと繊細な人を無意識に傷つけたりしちゃう人間な気がするから気をつけないとって思った。

    The男子(こんな言い方したらダメかもやけど)って考え方じゃない七森みたいな人おりそうやし男ノリに嫌悪感抱いちゃうのがリアルだな〜と思った。
    七森とか麦戸ちゃんみたいに自分が被害者じゃない事件でもそれがトラウマになって『こうゆう社会の中でどうやって今まで生きてきたんだ』って思っちゃう人本当にいそうだな。自分は今たまたまそんな状

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    2024年10月25日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    ずっと気になっていた表題作より他の話の方が面白かった。
    『たのしいことに水と気づく』はうっかり泣いてしまった。

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    2024年10月16日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    ネタバレ

    かわいい表紙を見て、小さいころたくさん遊んだ、実家に置いてきちゃったぬいぐるみたちのことを思い出した。
    くまちゃんはどこに行く時も一緒だったなー、
    ペンギンくんは黒いシミができて
    アザみたいだったから絆創膏貼ってたなあ…
    大きいクマは、寝るときよく抱っこしてたな〜
    言ってしまえばぬいぐるみは物だけど、
    大好きな友達だった。
    この本を読んで、全員は無理でもせめて何匹か今の家に連れてきたくなった。(でもそれだと残留メンバーがかわいそうか…)

    「たのしいことに水と気づく」も好きな話だった。ハッピーエンドで、読んだ時ぶわっとうれしくなった。
    あと、"たかが結婚でわたしのこと
    変えられると思

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    2024年10月12日
  • きみだからさびしい

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    ネタバレ

    自分がわからない、他人と関わるのが怖い、という殻を突き破って、あやめと付き合うことで人と密接に繋がるとはどういうことなのかを学んでいく。そして依存からの自立。思春期からの成長過程が、読む前のイメージよりも意外と爽やかに描かれていて読みやすかった。登場人物がみんないい人。
    人を好きになることは、人でなくてもきっと何かを好きになることは、ものすごいパワーがあるものだなと感じた。

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    2024年09月30日