大前粟生のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
男子高校生3人が漫才を通して成長していく物語。
表紙の3人は彼らでしょうか。
真ん中はユウキくん。中の世界が爆発して燃えている様子は漫才に対する熱量の凄さを表しているように見えます。
右は滝場。仮面をつけて見る自分の手には手首がありません。面白くない自分に彼なりの「笑い」の仮面をつけて面白いと思ってもらおうと努めるがそこに本当の自分は無い様を表しているように見えます。
左は僕。雑草が出てきたシーンあったっけ。うーん、思い出せない…
そして3人の腕の重なった部分はぼやけて融合している。これは今後トリオとして3人が協力して漫才をするメタファーであると考える。
つぐみぼんぼんぴょん丸って、ぽん -
Posted by ブクログ
本当に思ったことをそのまま書く。
“あ、これが令和の時代の恋愛小説なのか”と。
ん??え?主語は?術語は?え?この文体、文末なに、読みにく!
離れてもう1回読みすすめたら、止まらなくなった。胸が苦しくむず痒くなって、少しふしだらな気持ちにもなって、、、
“あぁこれがエモいというやつか”と体感した。
昭和に生まれ、平成を生きた女、ようやく令和を体感しました。
あぁ、この感じ。あいみょんを聴くようなそんな感じだ。あいみょんも、楽譜は読めないらしい。この小説も、書き方のそれは私の知る小説じゃなかったけれど。
人の胸を掬う、ちゃんと悩んで向き合ってまっすぐ生きている。本質という言葉も時代遅れと感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ話題の作家による、コロナ禍の閉塞感のある生活の中で「ポリアモリー」を扱う、ジェンダー文学作品。
主人公の圭吾が、ポリアモリーのあやめさんに対等な恋愛を求めてしまう繊細な恋愛小説。一方で、同僚の金井くん(ゲイ)からの告白、青木さんからも「さっさと好きと伝えろや!痛々しいねん。」と好意を寄せられ、あやめさんとの恋愛にはまって行く。
~心に残るフレーズ~
・ 自由って何なんだよ!あやめは叫びたい気持ちになった。つき合っている誰かのために別のパートナーを犠牲にするなんて、したくない。比べたりなんてしたくない。
・ そう思うけど、私だって嫉妬の気持ちはわかってしまうんだ。最近できたっていう蓮本