大前粟生のレビュー一覧

  • おもろい以外いらんねん

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    おもろい以外いらない、という迷宮。
    漫才師、芸人、相方という名のパートナー。
    なんか色々と想像しながら読みました。

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    2023年01月14日
  • おもろい以外いらんねん

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    男子高校生3人が漫才を通して成長していく物語。

    表紙の3人は彼らでしょうか。
    真ん中はユウキくん。中の世界が爆発して燃えている様子は漫才に対する熱量の凄さを表しているように見えます。
    右は滝場。仮面をつけて見る自分の手には手首がありません。面白くない自分に彼なりの「笑い」の仮面をつけて面白いと思ってもらおうと努めるがそこに本当の自分は無い様を表しているように見えます。
    左は僕。雑草が出てきたシーンあったっけ。うーん、思い出せない…

    そして3人の腕の重なった部分はぼやけて融合している。これは今後トリオとして3人が協力して漫才をするメタファーであると考える。

    つぐみぼんぼんぴょん丸って、ぽん

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    2022年12月29日
  • きみだからさびしい

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    ネタバレ

    人との距離感って難しいよね。というお話。かしら。

    傷ついても一歩踏み出した圭吾くんはえらいね。

    そしてコロナの描写や倒産の話は、何年後かに読んだら『懐かしなぁー』って思うのかなぁなんて思ったりしました。

    若者の感覚と世相が反映されてる『今』の小説に、レトロな色合いの装丁が素敵な本でした。

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    2022年10月10日
  • きみだからさびしい

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    本当に思ったことをそのまま書く。

    “あ、これが令和の時代の恋愛小説なのか”と。

    ん??え?主語は?術語は?え?この文体、文末なに、読みにく!
    離れてもう1回読みすすめたら、止まらなくなった。胸が苦しくむず痒くなって、少しふしだらな気持ちにもなって、、、
    “あぁこれがエモいというやつか”と体感した。
    昭和に生まれ、平成を生きた女、ようやく令和を体感しました。
    あぁ、この感じ。あいみょんを聴くようなそんな感じだ。あいみょんも、楽譜は読めないらしい。この小説も、書き方のそれは私の知る小説じゃなかったけれど。
    人の胸を掬う、ちゃんと悩んで向き合ってまっすぐ生きている。本質という言葉も時代遅れと感じ

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    2022年09月30日
  • 死んでいる私と、私みたいな人たちの声

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    最初は理解が追いつかない。
    「あなた」目線で進んでいく物語。

    「あなた」は「彼」にDVを受けている。
    「彼」の束縛、その呪縛から逃れようと奮い立つ「あなた」

    そこから話は一気に違う方向へ展開される。

    あまり書くとネタバレになってしまうから書けないけど
    ただのヒューマンドラマではない。

    たぶん作者の言いたいことは綺麗に書かれてなくてぼかされている。
    その上で、私たちがどう感じるか。そんなお話かなと思った。

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    2022年09月24日
  • おもろい以外いらんねん

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    Aマッソの加納さんがTVでおすすめしていたので。面白かった。文章のリズムに慣れるのに時間がかかって何度も同じところをなぞった。自分をなくす空虚さと、今のお笑いの空気がリアルで痛かった。

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    2022年09月20日
  • きみだからさびしい

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    さびしさってパズルのピースみたいなもので、かたちが似ててはまっても紙質や厚みが違ったり、かたちが違ってても同じ色だからって無理矢理はめこむこともあるし、ぴったりはまると同化してしまって境がわからなくなっちゃって、という印象を、この本にでてくる「さびしさ」に感じた。
    でもさぁ、なんか、はめられるピースがあるだけ羨ましいよって思ってしまったなぁ。
    他者でしか埋められないさびしさってあるものなぁ。
    そこをどうにか、他者に頼らず塞いでしまう方法ってないのかなぁ。って、関係ないことをいっぱい考えてしまった。

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    2022年08月29日
  • おもろい以外いらんねん

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    おもろい以外いらんねん

    全員がそう思っとるのに全員考え方がちがって、一個のことみとるだけやなのになあって感じ

    お化けはほんまにおらんかったんか、おらんくなったんか少年にしかわからんのんやろな

    読みたかった本読めて満足。

    おもろい以外いらんなあ。

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    2022年07月17日
  • きみだからさびしい

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    ネタバレ

    話題の作家による、コロナ禍の閉塞感のある生活の中で「ポリアモリー」を扱う、ジェンダー文学作品。

    主人公の圭吾が、ポリアモリーのあやめさんに対等な恋愛を求めてしまう繊細な恋愛小説。一方で、同僚の金井くん(ゲイ)からの告白、青木さんからも「さっさと好きと伝えろや!痛々しいねん。」と好意を寄せられ、あやめさんとの恋愛にはまって行く。

    ~心に残るフレーズ~
    ・ 自由って何なんだよ!あやめは叫びたい気持ちになった。つき合っている誰かのために別のパートナーを犠牲にするなんて、したくない。比べたりなんてしたくない。
    ・ そう思うけど、私だって嫉妬の気持ちはわかってしまうんだ。最近できたっていう蓮本

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    2022年10月06日
  • おもろい以外いらんねん

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    たまに感じるモヤモヤとか、色々と代弁してくれてた。
    笑いって笑う側は単純なものやけど、笑いを作る側は

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    2022年02月12日
  • おもろい以外いらんねん

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    バリバリの関西弁でお送りするコロナ禍の芸人青春小説!

    それだけではないけど、おもろかったらなんやかんやでOKやろっていう関西だけ?の風潮の中で育ってるから少々無茶をしたり人をいじったりする笑いでもいいから笑いを取ろうとしてしまっていた陽気やけど痛い青春時代を思い出した

    毎日芸人さんのラジオを聴くのが楽しみなお笑い大好き人間やからこそ凄く響くし面白い作品

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    2022年01月30日
  • おもろい以外いらんねん

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    学生のときみたいに、バカみたいに友達と話してた会話
    結局それが自分の中で1番のお笑い。

    笑わせよう、楽しませようって考えれば考えるほど、
    笑いとは遠さがるような気がする。それは考えることじゃなくて、楽しんでる先に自然と生まれるものだから。
    そんなことを考えさせられた。

    コロナ禍の芸人の生き方、考え方と青春の清々しさを悲しくも綺麗に描かれた作品。

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    2022年01月26日