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Posted by ブクログ
ホラーでフェミニズムでヒューマンドラマな、分類しがたい小説
ちょっと難しい小説だった。読む人を選ぶかもしれない。
まず、どうしても残念だったこと。それぞれのセリフが誰のものなのか、判別しづらい。
さて、本作のあらすじを読んだとき、痛快エンタメ作品なんだな、と思った。でも違う。あらすじ詐欺だ。
決して誤りではないけど、読み味はちっとも痛快じゃないし、それは本作のごく一部でしかない。
まず最初はDVを巡る物語だ。痛々しい描写が多く、思わず目を背けたくなる。
そして、これがとんでもなく読みにくい。語り部の「わたし」と、語られる「あなた」が誰なのか理解しにくいからだ。でも、これは意図的なもので、その仕組みは中盤で明かされる。
そして、ようやくあらすじの場面に行きつく。そこからのスピード感といったら、またとんでもない。幽霊による男性への凄惨な殺戮描写でページが埋め尽くされる。私には苦手な描写。
そして後半は、彩姫の視点から見た窓子の思い出。窓子への執着や愛着、彩姫自身が抱える悩みなどが綴られる。これは切ない。
なんとも言えない小説だったけど、世の中の男への行き場のない怒りは伝わってきた。そういうのは嫌いじゃない。
Posted by ブクログ
面白い“ふわふわ”感のある文章だった。
でも、得体のしれない感じがして気持ち悪くもあって、何言ってるかわからないのにそれでよしとして読み進められる感じもしていた。
「わかる」ことに快感を覚えるタイプの人にはなんとも嫌な文章だろうとも思った。
読み進めて行けば、あの“ふわふわ”した難解な感覚の理由と意味がわかる。
これからはなんでもないのに誰かに見られているような気になったとき、少し「こわい」という感覚を抑えられるかもしれない。
それは“窓子”かもしれないから。
窓子が自分の味方であってくれるように祈る。
最後に気づいたけど、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の著者だった。
「私と窓子は覚えている」の文章とそこで書かれる内容で合点がいった。
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小説・文芸
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