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映画化&英訳決定! 恋愛を楽しめないの、僕だけ? 大学生の七森は“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。共感200%、やさしさの意味を問い直す物語
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「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
2023年4月14日公開 出演:細田佳央太、駒井蓮、新谷ゆづみ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
私は七森や麦戸のように、自分に無関係でもあるすべての出来事に感情移入してしまうタイプなので、自分が肯定されている気がしてとても大事な本になった。 でもすべて表裏一体で、七森や麦戸の「やさしさ」は時に弱く、甘い。そして、=正しさではない。だから白城の存在が際立つし、彼女のスタンスも=優しくないではな...続きを読むくて、別種の「やさしさ」でもある。 映画の方が「ぬいぐるみとしゃべることを超え、人間と対話することのあたたかさ」が簡潔にまとめられているけれど、小説の方がどんな人でも物事でもすべて表裏一体でいいや悪い、正しいや間違ってるで括れないことの葛藤がありありと描かれていてよかった。 この物語に共感できる人はきっと繊細で人の気持ちに敏感なやさしい人なのかもそれない。でも、この物語に共感できない人を「やさしくない」と決めつけてしまうことも暴力性があって嫌だなと思う。 そういう風に、「〇〇は〇〇だ。」と確定的な意見を言えないことは配慮という優しさでもあるし、時に自分の意見を持つ覚悟が足りないことでもあるなと思う。 私みたいな弱い人間にとって、この本はお守りになりました。この本を書いてくれた大前さんに、心から感謝を申し上げたい。
優しさに溢れている人々のお話。 人によっては周りを気にしすぎなめんどくさい人と思われてしまうのではないかと思うほど繊細で、全ての物事に感情が入り込んでしまう人たち。 そういう人たちが心を開くときはどんな時なのだろうと考える。そう考えたときに苦しくなっていく自分だからこの本に惹かれたのかもしれない...続きを読む。
ついついSNSでメンタルをやられがちな現代人。理由は様々だと思いますが、それを「やさしさ」というワードから、易しい文章で解きほぐしてくれる、優しい小説です。
すごく繊細で優しすぎる人たちのお話。お互い干渉しないけどただそこにいてくれるだけで救いになることってあると思います。そんな種類の優しさを持てる人間でありたい。
映画が良かったので読みました! 文体というか雰囲気が独特で…たまに戻りながら読みました。本作の雰囲気を残しつつ、かつ描きたい主題やキャラを損なわず映像化できた映画に改めてすごいと思いました…。 小説でもう少し欲しいなと思った情報を、映画がしっかり補完してくれていたイメージ。 ほか収録作品も良かった...続きを読む。 辛いよ!しんどいよ!みたいな事があって、それでも各々のしんどさがあって、でも譲れないところもあって、生活しながらちょっとずつしんどさと向き合い手放さず、極端に後ろ向きや過激にもならず… 明るさは本人の努力、みたいな言説をしみじみと思います。
自分が言葉にできない生きる苦しみが言語化されていて感動した。七森みたいな生きづらさを抱えてる人はどれくらいいるんだろう。
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのか? 私には分かりません。 自分の気持ちを隠すのが他人への愛なら優しいけど、単に自分が否定されたくないからだとしたら優しさっていうよりはただの盾なんじゃないですかね? あくまでも「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」というフレーズはぬいサー創設者の言葉であり、語り手の...続きを読む言葉ではないから賛否両論だろうな。 「繊細で色々考えすぎちゃう」のはZ世代あるあるだけど、それは臆病なだけだとも私は思うんですよね。 ぬいぐるみではなく、七森にしゃべった麦戸ちゃんの方が優しい気がします。 かといって必ずしも他人に話したほうが優しいとは限らずケースバイケースだよなぁ。麦戸ちゃんに優しさを感じるのは自分のエゴで発言していないからだもん。心許せる人には言わないとって思ったから言ってるんだろう。 図太くなりたくはないけど、「否定されてもいいからちゃんと思った事を言おう」という時がないと人は壊れちゃう気がする。
繊細な人、色んなタイプのやさしいひとのおはなし。生きづらさと人への思いやり、圧倒的な想像力、人それぞれを尊重した考えに纏め上がっている。
個人的なことを聞いたり話したりするのを避けちゃうのすごく共感できた。踏み込んだ話をしないと仲良くなれないのに、なかなかそういう話ってできない。恋愛興味なさそうな人に恋愛のこと聞けないし、28歳実家暮らしの先輩に1人暮らしの話できない。 学校や仕事に行かなくなるほど繊細ではないけれど七森に共感でき...続きを読むることはたくさんあった。 僕の周りに七森みたいな人いないから友達になりたいなぁ。でもそれは同じような人をみつけて自分が楽になりたいだけなのかなぁ。
あぁ…繊細な自分が戻ってきてしまう…と思った。 言葉選びとか、面白い。 うぅーとなる苦しい場面が多いんだけど、それでも優しく終わってくれて救われる。 とても好きだった。
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