大前粟生のレビュー一覧

  • プレイ・ダイアリー

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    菜月ちゃんという役を演じることになった主人公の日記。菜月ちゃんならこう考えるだろう、こう行動するだろう、そんな風に自分の中に取り込んでいく。この主人公の演技方法はきっといつもこうなんだろう。そして主人公自身の中には演じた役の魂が生き続けていく。それは成長なのか、それとももっと別の変化なのか。不思議な小説だった。

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    2026年04月17日
  • プレイ・ダイアリー

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    日記の中の人物たちが
    いったい何者なのか
    明らかにされるまでは
    危うさや不穏な感じが漂い
    他人の心の内を
    のぞき見しているような感覚で
    落ち着かなかったけれど
    その関係がわかった途端
    急に興味がしぼんでしまった。
    人はどうして
    どうにもならない
    どうでもいいようなことまで
    考えずにはいられないのだろう。

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    2026年04月12日
  • プレイ・ダイアリー

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    劇団俳優の日記という形式で書かれた小説。この日記の書き手が演じる役(菜月ちゃん)について解釈し、自分のものにしようとする様が描かれている。
    菜月ちゃんの幼少期に先生からかけられた「呪いの言葉」、母親との関係、最後は「ぶつかり女」になるという筋書きを自分なりに肉付けしながら菜月ちゃんの感情をトレースしていく。
    菜月ちゃんの睡眠時間だとか、使っているシャンプーが何かといった細かい部分まで設定して入り込み、最後には役に喰われてしまう。とまとめると、ストーリーとしてはありきたり感があるが、日記形式で読むと主人公が日々少しずつ変化していく様子が生々しく感じられた。
    そして途中から、この日記は誰が書いてい

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    2026年04月09日
  • マリッジ・アンド・ゴースト・ストーリー

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    ネタバレ

     くっついたり離れたりの2人。そして結婚。そして。一緒にいて気があって楽しくて、でも言いたいこと言い合えてるかと言えばそうではなくて。飲み込んだ言葉や気持ちが澱のように溜まっていく。結婚ってそんなところも折り合いつけていかなきゃなんだろうけど。許せない一線って人それぞれだからね。そんなどうにもならなくなった2人の間に友人の幽霊が現れたことによって奇妙な3人同居生活。おもしろかったです。前半は2人にモヤモヤしたりもしたけど、友人幽霊が登場してから一気にファンタジー。いや、原因や生い立ちなどはしんどくなるけれども3人だからやってける感じがよかったです。

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    2026年03月29日
  • 死んでいる私と、私みたいな人たちの声

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    ネタバレ

    DV被害に遭った女性の心理状態を表すみたいに文章が不安定で読んでいてそれだけでもつらかったですね。かなしかった、さみしい。どうしてもっと助けを乞うことができなかったんだろう、もっと早く逃げ出してほしかった、と思うのは簡単なんだろうけど、それでも思ってしまう。そしてまさか彼女自身が幽霊になってしまうとは。ホラー展開だった。自分が発すことができなかった声なき声を拾って世直ししてくれる窓子はヒーローだし、助かるのは事実だけど、窓子に好きなことしててほしいと思う彩姫の気持ちもわかる。世直しをすることで窓子は救われたかな。

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    2026年02月22日
  • プレイ・ダイアリー

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    菜月ちゃんの舞台稽古の様子やなど日記形式で展開している斬新さそして母親との葛藤など実験的作品だと思います。あなたもぜひ読んで斬新さを味わってください。

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    2026年02月06日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    前後編の作りはよかった
    ミステリー感もよかった
    恋リアの裏側を知れた

    最後がちょっと早すぎて残念な感じも

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    2026年01月28日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    よき。テーマに共感。
    僕自身、男性的な社会の気持ち悪さとその気持ち悪さに加担してしまってることへの罪悪感を抱えて生きてきたから七森に共感。
    でもその上で、白城の立場にもすごく共感した。
    あとがきを読んでいても思ったが、白城が悪人として描かれていないのがすごくいいと思った。
    結局、他人は他人だし傷つけたくないんだけど、でも関わりたいんだよね。

    96 白城もその場にいて、麦戸ちゃんになにも聞かないぬいサーの空気を、破滅しあうようなやさしさなんじゃないかと感じた。ただ、そこにいるだけを肯定したり、しんどい状態でいることを肯定する空気。それは、でも、そこから抜け出さなくてもいいといってるみたいに見え

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    2026年01月03日
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

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    難しかった…。あんまり共感できなかった。
    わかるけど、理解できるけど、彼らみたいにそこまでは思えないなあという感じ。
    でも不思議と読み進める手が止まらなかったから、面白くはあったのかな?

    以前芥川賞を取った「美味しく食べられますように」に似てる作風だと思った。
    刺さる人には刺さるけど、結構スッキリしない読み心地の作品。

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    2025年12月24日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    なんとも後味の悪い読後感、、、。続きが気になって一気読みしてしまうよく出来た構成なんだけど、モヤっと感が勝ってしまう!!
    最後の方が謎解きのような部分が一気に展開されてついていけないところもあった、けど、なんだかもう途中でついていけなくても良いやって気にもなった。最悪な事態とかにはならなくて良かった、、、のかなぁ。リアリティショー怖いね。

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    2025年12月06日
  • マリッジ・アンド・ゴースト・ストーリー

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    言葉が足りないゆえのすれ違いや、逆に勢いで相手を傷つけてしまうことの後悔など。日常であり得ることだし、自分も気をつけたいな、と思う。

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    2025年11月08日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    トリを飾る杉井光さんのほかは皆平成生まれの
    若手作家陣によるSNSをテーマにしたアンソロジー。

    石田夏穂さんの「タイムシートを吹かせ」が
    とにかく面白くて、ちょっとほかの内容が記憶から薄らいだ。

    今推しの作家さん、新名智さんの「霊感インテグレーション」は
    同名の単行本も出ていて、
    内容としてもまだまだ膨らみそうな話。

    佐原ひかりさんの作品は
    少し歪んだ人間関係から
    何らかの神髄を引きずり出してくるような物語が読みどころ。
    今回は「あなたに見合う神様を」
    推しと自分の関係値について。

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    2025年11月06日
  • マリッジ・アンド・ゴースト・ストーリー

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    家族、友人、恋人…それぞれの関係性の世間一般の”普通”、こういうものとかこうあるべきとか、世間の価値観に囚われて本当の自分の気持ちがわからなくなっていたとき、突如現れた友人の幽霊!幽霊の願いを叶えようと行動しているうちに大切なものを見つけて、自分の心が幸せと思えるほうへ進んでいく、愛を感じる物語。

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    2025年10月28日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    あるかもしれない設定だけど、上手く進まず。どんどんミステリー化していく。引き込まれて一気に読み終わった。

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    2025年10月20日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    ミステリー要素ないほうが大前さんの良さでると思うけどな〜、普通に面白かったけどこれまでの作品みたいな「この感情ってこういう風に表現できるんだ」っていう感じはなかったな

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    2025年10月08日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    なんだか大前粟生さんらしくない。
    触れるのが怖いくらいの繊細さがなかった。あの感じが好きなのに。
    ミステリーを書きたかったのかな。
    ガチャ猫はモノクマを連想するし、なんというか、パンチの弱いダンガンロンパの世界を舞台にした群像劇という感じ。

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    2025年10月08日
  • チワワ・シンドローム

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    なんか難しかった
    傷ついてる自分は確かに存在するわけだから、弱さを利用するのも簡単なことじゃないだろうなと思う

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    2025年10月04日
  • きみだからさびしい

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    圭吾はランニング友達のあやめに惹かれているけれど、恋愛に臆病になっていました。それでも告白。するとあやめは自身が「ポリアモリー」だと打ち明けます。複数の異性と同時に付き合えるというあやめの価値観に圭吾は戸惑います。

    圭吾は「好き」という気持ちと「性欲」を分けて考えてしまうので、あやめに踏み込めない。性欲は「気持ちが悪い」と感じてしまう。でも頭では色々考えるけど、「好き」という気持ちは止められないわけで。

    一方あやめも圭吾と付き合うことになったものの、もう一人のパートナーに別の交際相手ができたことにモヤモヤしてしまいます。人間のこころというのは合理的に枠にはまるものではないと感じました。

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    2025年09月03日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    前半の恋愛リアリティーショーでは初々しい参加者達の友情や恋愛にに惹かれていき、後半から一転してデスゲーム的展開。良い意味で誰が予想できるのだろうかとわくわくしながら読んだ。視聴者に見られているなかで与えられた役割や映えを意識したふるまいをしなければならない状況で恋愛をしなければならないので、なかなか過酷だなと思った。伏線回収も読みどころで面白かった。

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    2025年08月25日
  • 7人の7年の恋とガチャ

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    前半の恋愛リアリティショーである恋ガチャ、それから7年後の裏切り者を探す恋ガチャ。7年前一体何があったのか、裏切りって何のことなのか…読んでいる私も何を見つけるのかはっきりわからないままずっと物語の中で登場人物たちと一緒に戸惑ってた。全てが明かされたけど予想外の展開すぎて、それもまた戸惑ってしまった。でもどうなるのか気になって気づいたら読み終えてた!

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    2025年08月19日