大前粟生のレビュー一覧
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7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。
浅倉秋成 かわうそをかぶる
Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
大前粟生 まぶしさと悪意
文藝出身ながらエンタ -
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ネタバレ
主人公の圭吾はどんな人にも良い人でいようとする。好きな人がいるけど会社の女先輩の部屋でちょっといい感じになったり、圭吾のことが好きな後輩男子社員とも良くしたり。この本を読みながら並行して見ていた某アニメの人間関係とそれを、重ね合わせるところがあった。恋人がいながらも主人公の他の女性キャラクターに対する行動力や勢い、はっきりしなさい!という気持ち。でも終盤になるにつれて、そんな形もあるのかもしれないよね、と納得させられた。
ジェンダーって答えがないから難しいなと思った。
社会問題って大体そうだが。この本を読むことで多様な生き方ってあるよねって思う反面、自分の考え方とはあんまりマッチしないなと。 -
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ネタバレ作家7名によるアンソロジー。
カワウソの妖精・雨露ゆゆというVtuberと交際していると噂された音楽プロデューサー「うみの」が殺害された。ゆゆの活動を続けるべきか否か、視聴者の判断を仰ぐべく配信をすることに…浅倉秋成『かわうそをかぶる』。
動画配信アプリで一躍人気者になった女子高生。若手女性教師は彼女が動画を撮らなくなった訳を探ることに…大前粟生『まぶしさと悪意』。
霊能力者と相談者のマッチングアプリで「幽霊からプッシュ通知が届く」という不具合が起きている。案件を任されたアプリ開発会社の新人社員がアプリをインストールしたところ…新名智『霊感インテグレーション』。
年齢を偽り、マッチングアプリで -
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ネタバレ初読みの作家さん。
北鴎町の空気を体感したような気分。
柏夢ちゃんと西原さんのお互いの恋愛相談の話が好き。
おじいちゃんだから、男の人同士だからこう思うんじゃないといいなあと思う気持ち、とても共感した。でも私も自分を間違っても性的に見ない人たちってだけで安心してしまったり、だからこそかわいいと思ってしまうことってあると思う。まあ私はおじいちゃんでも「ヤりてえ」って思ってることをそのまま伝える人、きついけど。
てっきり夢ちゃんの話で、道重とあすみさんが付き合ったのかと思っていたので、最終話でびっくり。
高見沢と「じきゅじそっ!」(このゲームタイトル出てくる度に笑ってしまった)で仲良くなった浦 -
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ネタバレ大前粟生さん、おもろい以外〜とぬいしゃべが良かったからこれを手に取ってみた。
セクシャリティーとかジェンダーについての表現が自然にあっていいなと思ってたけど、今回はわたし的にはあんまりだった。
ポリアモリーが出てくることを楽しみにしていた(日本語の小説でも表象されてるなんて!という感動があった)けど、ポリアモリーというより欲張りだったり貞操観念が狂っていて浮気をするたちみたいな描かれだったように感じてしまった。
こういうふうに思っちゃったのは、わたしの中でのポリアモリーの定義が、「複数人を同時に愛するし複数人で交際する」だけだと思ってたからかな?付き合っている人が他にもいる状態でその人に別の付