荒井裕樹のレビュー一覧

  • まとまらない言葉を生きる

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    言葉が壊されている、まえがきで得心する。
    SNS等言葉に触れる機会は増えているのにどれも空虚だと感じていた。
    どんな境遇の人も排除されることなく安心して生きられる世の中にする為、今こそ立ち止まり考えなければならない。

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    2023年08月27日
  • イミダス 現代の視点2021

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    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

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    2023年04月29日
  • 障害者ってだれのこと?

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    障害者、差別について余計にこんがらがった。
    こんがらがってもっと考えなければいけなくなった。しかし、それが大事だと。
    障害者や差別について他の本も読んでみようと思えた

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    2023年02月26日
  • 障害者差別を問いなおす

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    正直バスの問題では、過激だなぁ…とばかり思ってしまったが、「過激にならざるをえない」という社会の実際がある。「他人が他人を決めつけてはならない」当たり前のことなのに、守られない。
    障害者、ほかマイノリティに向ける「優しさ・愛情」自体が差別感情であることが、広く認識されるといいと思う。

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    2022年07月29日
  • 障害者差別を問いなおす

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    ネタバレ

    一言で言うとめちゃめちゃ考えさせられる本です。
    健常者の意見を聞いたあとに反発した障がい者の意見を聞くと納得する反面、頭がぐちゃぐちゃになります。
    あとがきで作者が述べていましたが、この本に障がい者差別にどう対応していくべきなのか答えは無いので結局自分で考えなければならない問題になります。
    正直しんどいです。3日くらいこの問題について考えふけってしまいそう。

    このような障がい者差別等の問題は様々な視点からの意見があり、一概に自分の個人的な意見や感想をこの場で安易に発言することはできないので興味ある人は是非ご自身で読んで欲しいと思います。

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    2021年12月09日
  • 障害者差別を問いなおす

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    ☑︎障害と無縁でいられる人など存在しない
    ☑︎ 「生きる意味」の証明作業を要求することは暴力的な行為
    ☑︎「自分には何ができるのか」を「自分」を主語にして考える

    障害者差別という複雑で難しい問題について考えを深めることができました!

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    2021年07月09日
  • イミダス 現代の視点2021

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    ネタバレ

    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
    p17〜18 社会を民主的

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    2021年03月06日
  • 無意味なんかじゃない自分 ハンセン病作家・北條民雄を読む

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     ハンセン病の背景をどれだけ理解しているかで、北條作品を読み解けるかがわかった。
     特に、タバコについては、その時代背景を考えず読み飛ばしていたので、指摘された事実を知りはっとした。

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    2025年09月28日
  • まとまらない言葉を生きる

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    ネタバレ

    著者は文学者で、

    「言葉が壊れてきた」と思うという問題意識からこの本を始めています。

    著者は、「被抑圧者の自己表現」を専門としており、本書で交えられるのは、様々な障害者や、社会的弱者とされるような人たちに対して、あるいはそのような人たちから発せられる言葉やエピソードです。

    2010年代以降特に、憎悪、侮蔑、暴力、差別に加担する言葉がやけに目に付くようになった、

    そういった壊れた言葉に触れる場や頻度、スタイルが明らかに変わってきた、と危機感をもつ。

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    2025年09月24日
  • まとまらない言葉を生きる

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    期待という言葉にはときに、重さを感じてしまう。
    「希待」という表現はやさしくて温かいと思った。
    言葉の力を信じて、言葉を探し続けたい。

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    2025年09月14日
  • 感情の海を泳ぎ、言葉と出会う

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    ネタバレ

    いい文章ってなんだろう、と思う。自分が物を書くことを生業としてなくとも、誰かに何かを伝えるためには語彙力が多かったり、伝え方が上手なのは良いに超したことはないのでと思い手に取ったもの。

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    2025年08月15日
  • 生きていく絵 ──アートが人を〈癒す〉とき

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    生きていく絵、という心惹かれるタイトルがまず秀逸。生き続けるために描き続ける造形教室に通う4人の作家たちに寄り添いながらアートや社会や生きる事について優しい眼差しで綴った一冊。
    自分の見たこと感じたこと考えたことを細やかな心遣いをもって掬い取り読み手に伝えてゆこうと努める作者の温かく真摯な姿勢に好感を持った。

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    2025年06月11日
  • まとまらない言葉を生きる

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    被抑圧者の自己表現。
    もっと癒やされる『言葉』の話かと思って読み始めたら、最近の世にはびこる強い言葉(誰かの生きる気力を削ってしまうような)について考えるエッセイが詰まっていて、重たい読み口で驚いた。今、言葉がどんどん壊れてきている、ということをいろんなエピソードで伝えてくれる。障害者運動や差別、戦時中の話などもたくさん出てきて、他者を抑圧する圧力の話が続く。政治色も強め。
    世の中と闘った運動家の方々の『言葉』はパワフルですごいんだけど、そちらはそちらで別の強さがあって当てられてしまうというか…(運動家の方々の言葉やエピソードがたくさん出てきます)。
    言葉、めちゃくちゃパワー持ってるくせにすべ

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    2025年06月11日
  • まとまらない言葉を生きる

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    著者は障害者文化論を専門とする大学准教授。ハンセン病、ALS、水俣病患者や障害者らと対話し、障害者運動や反差別闘争の歴史の中で言葉の意味を考えてきた。
    この本で著者が訴えているのは「短い言葉では説明しにくい言葉の力」
    安易で浅はかな要約を徹底的に嫌い、社会的弱者やマイノリティの人たちが発する言葉の意味を重く受け止め、彼らの立場になって考える。
    エッセイ形式で読みやすいが、内容はとても深く重いものがある。

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    2025年05月07日
  • まとまらない言葉を生きる

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    刺激が強かった。。
    この本は差別のある世界の要約本ではなく、一端を示している本だ。
    一端というか三端、四端くらい示していた。

    差別してる人ってだいたいが悪気なんてなくて、頼んでない善意を押し付けてきて、「これだけやってあげたんから」って当たり前のように相手の一線を越えてくるケース多くあると思う。

    それを止めてもらうには「わかってもらう」アプローチをする必要があると思っていたけど、怒っていいんだよなと思った。
    むしろちゃんと怒らないと相手は自分の想像の範囲内でしか解釈しなくて、いつまでたっても状況は変わらない。

    本当に一人ひとり色んな事情を抱えていて、それを全て理解することなんてできないし

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    2025年04月12日
  • まとまらない言葉を生きる

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    言葉についての本だと思ったが、ほとんどが被差別者の話だった。これはこれで大事な話だけど、思ってたのと違うというのが率直な感想・・。
    厳しい環境にさらされた人たちの言葉にならない思いが表現されていて、何もしていないのに責められている感じがする。理解しているよ、と安易に言うのも、理解できない、と言うのも違う気がして、気持ちの逃げ場がなく、読むほど辛い気持ちになる。

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    2025年02月24日
  • 感情の海を泳ぎ、言葉と出会う

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    学者肌でお堅い感じのする筆者が、『スキップとローファー』を愛読しているという点に驚いた。

    私たちが見逃している日常の些細なことを少し違う角度から優しい目線で解釈するエッセイ集とでも言おうか。

    とにかく言葉使いが丁寧で綺麗。だがそれに物足りない人もいるだろう。文章術としての側面は全くない。

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    2024年10月19日
  • 感情の海を泳ぎ、言葉と出会う

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    感想
    機械がどれだけ学習しても。再現できない人間の独自性。言葉の裏にある絡み合う感情。そこが面倒でもある。だけど人生の楽しさもそこにある。

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    2024年09月04日
  • 障害者差別を問いなおす

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    自分の家族の中での差別をも表に出して訴えたり、親による障害のある子の子殺しに対する減刑を求める動きに反対運動を行ったり、過激と見られるほどの主義主張を繰り返す著者の障害者当事者活動に、圧倒させられましたが、そこまでしないと現状は変わらないという事実がある以上、声高にならざるを得ないのだと感じました。

    「バス闘争」のように、バスで脳性マヒ者を見かけたら、自然に手を差し伸べられて、介護者の役割を果たせる自分でありたいと思いました。

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    2024年01月31日
  • まとまらない言葉を生きる

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    まえがきの勢いが、勢いはあるけれど読み易く、述べていることにも共感できたので楽しみに読み進めていたが、途中から筆者が主としている障害者運動の話ばかりになり、その活動の方々の紹介の様な視野が狭まった印象となってしまったのが残念だった 。
    それを踏まえていま筆者が考えているところだけを筆者の言葉で綴ってくれたらそれでよいと思った 。想像する人となりや話し方に好感をもてたから尚更だった 。

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    2023年11月19日