荒井裕樹のレビュー一覧
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☑︎障害と無縁でいられる人など存在しない
☑︎ 「生きる意味」の証明作業を要求することは暴力的な行為
☑︎「自分には何ができるのか」を「自分」を主語にして考える
障害者差別という複雑で難しい問題について考えを深めることができました!Posted by ブクログ -
世の中のことにとても疎いので読んでよかった。
印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」
コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バー...続きを読むPosted by ブクログ -
(以下、読みながら綴った感想)
2023/07/09 最初-p.20
本木健『風呂場を確認する男』
どうしてお風呂場を見ているのですか?
最初、「人がいるのに見ているの?」と考えてしまって、ゾッとしました。もしかしたら、お湯が溜まっているかの確認かもしれないですよね。決めつけは良くないです。
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自分の家族の中での差別をも表に出して訴えたり、親による障害のある子の子殺しに対する減刑を求める動きに反対運動を行ったり、過激と見られるほどの主義主張を繰り返す著者の障害者当事者活動に、圧倒させられましたが、そこまでしないと現状は変わらないという事実がある以上、声高にならざるを得ないのだと感じました。...続きを読むPosted by ブクログ
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まえがきの勢いが、勢いはあるけれど読み易く、述べていることにも共感できたので楽しみに読み進めていたが、途中から筆者が主としている障害者運動の話ばかりになり、その活動の方々の紹介の様な視野が狭まった印象となってしまったのが残念だった 。
それを踏まえていま筆者が考えているところだけを筆者の言葉で綴って...続きを読むPosted by ブクログ -
文学者が書く言葉についての話。
とにかく文章が美しくすらすら読める。著者がいろいろ感じて思うところがあるのだが、ちょうどいい言葉が見つからずまとまらない。その感じががんがん伝わってくるし大事なことだし感想を書こうと思うが簡単には言葉にできない。
今まで考えたことのない問題をつきつけられ心が揺さぶられ...続きを読むPosted by ブクログ -
正直に言うと、序盤は作者の言い方というか言葉に「ん?」と感じることがあって、うまく言えないけど、「~縁がないという方のために、説明しておこう」とか。あくまで個人的な感じ方なので、いい悪いを言ってるのではなく自分はそう感じたという正直な感想。
ただ、後半はとても心に刺さる詩や言葉を紹介されていて、花田...続きを読むPosted by ブクログ -
中学生向けなのでわかりやすくてありがたい。当事者にならないと分からないことが多く身近にもいないので考えるきっかけになった。最近ダイアログインザダークに行ったので余計関心を持つトピックだった。
先入観や障害の定義について時代の流れなどの話
コテンラジオの#297障害の歴史〜声なき声に耳をすませば〜...続きを読むPosted by ブクログ -
まとまらない言葉を生きる
著者:荒井裕樹(二松学舎大学文学部准教授)
発行:2021年5月25日
柏書房
「被抑圧者の自己表現」を専門にする文学研究者。文学者とも表現しているが、文学者は文学の研究者の意味にも使うし、偉い小説家なんかにも使う。著者はもちろん前者。専門分野を「障害者文化論」とも紹介...続きを読むPosted by ブクログ -
2022/05/02
タイトルから、言葉がつっかえたりまとまらなくて相手にうまく伝わらないもどかしさとかについて、著者の個人的な悩みなどを語った本なのかな?と思ったが、社会とか制度とか差別問題等へ感じる疑問や違和感について広く語った本だった。
自分の悩みに引っかかるヒントが何かあるかなと思って手に...続きを読むPosted by ブクログ -
言いたいことは確かにまとまってなかったけど、、現代人は性急に答えを求めずに、いちいち踏みとどまって考えていかないと行けないという筆者の考えにはうなずける。
ハンセン病で長い間隔離されていたけれど博覧強記といった方が「川の字に寝る」という言い回しを知らなかったというエピソードが一番印象に残った。人は書...続きを読むPosted by ブクログ