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「差別はいけないこと」だというのは当たり前の感覚である。しかし、なにが差別かを考えだすと、その答えは曖昧なものになりがちだ。多様性が叫ばれる一方で、実際にはマイノリティへの不寛容な価値観が噴出するなか、あらためて障害者差別に向き合う必要がある。過去と現在をつなぎ、何が差別とされてきたのか、そして対していかに異議を唱えたか。その過程は人間の尊厳に迫ることになるだろう。
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Posted by ブクログ
自分の中の差別を痛快に指摘されました。 生きる意味の証明、障害児を殺してしまう親への批判、愛と正義の否定を書いた行動網領の趣旨、とても新鮮であり、特に青い芝の会の弁論は昔のものであるはずなのに新鮮で現代の世論はそれを議論するのに追いつけてないと私は思っているので残念に感じました。 車椅子の優先利用や...続きを読む名古屋城のエレベーターをつけるかつけないかで揉めてますがこの本を読んでから議論のスタートラインに立てる気がします。
障害を持つ親族に囲まれて育ったため、半ば義務のように読み始めた。 障害者差別を中心に扱った本を読んだのは初めてだったが、入門書としてよかったと感じる。 差別に対して当事者がどう捉え、抗議してきたのか整理することができるし、本書で引用される彼らの言葉を知ることで、私自身も今まで言葉にできなかった違...続きを読む和感を自覚することができた。 読んで良かったと思う。
日本の障害者運動をポイントを絞って振り返ることができる良書だ。また、70年代当時から指摘されてきた労働という概念、人間の定義を組み換えようとした運動は未だ達成されず、危うくは過去の過ちを繰り返す、これまで積み上げてきたものぶっ壊してしまう危機を伝えている。自分自身から変えていくことの必要性を痛感する...続きを読む。
仮にマジョリティとは誰かについて、私なりに説明すれば、それは「葛藤を伴うことなく、自分のことを『大きい主語』でかたれる人』となるでしょう。つまり、「日本人」「社会」等々といった言葉で自分を指し示すことに違和感を覚えず、また他人からの異議申し立てを受けずに済む人のことです。
1957年に結成された脳性マヒ者たちの団体「青い芝の会」が障害者差別に対して打ち出した行動綱領「われらかく行動する」は1970年に発表されたが、当時としては非常に先進的なものだったことを本書は証明するものだ.障害者自身の人権を彼ら自身が考えている.健全者との対比で、障害者を次のように定義している.&...続きを読むquot;改善されるべき社会構造が障害となって社会参加を阻まれている人たち、そうした障害に直面している人たち" 「行動綱領」を今一度かみしめて見るべきだと感じた.
『障害者差別を問いなおす』は、差別はいけないと誰もが思うけれど、なぜいけないのかを深く考えさせてくれる一冊。当事者の声を徹底的に伝え、差別的な言葉や考えがその人たちの「生きること」をどう侵害するかを具体的に示してくれる。読んでいると、自分の中に無意識に内面化していた差別意識と真正面から向き合わざるを...続きを読む得なくなり、胸にずしんと響く。社会の仕組みや文化だけでなく、自分自身の考え方を問い直すきっかけになり、読むほどに考えが整理される。障害のことをもっと知りたい、差別について深く考えたい人におすすめの一冊。
正直バスの問題では、過激だなぁ…とばかり思ってしまったが、「過激にならざるをえない」という社会の実際がある。「他人が他人を決めつけてはならない」当たり前のことなのに、守られない。 障害者、ほかマイノリティに向ける「優しさ・愛情」自体が差別感情であることが、広く認識されるといいと思う。
☑︎障害と無縁でいられる人など存在しない ☑︎ 「生きる意味」の証明作業を要求することは暴力的な行為 ☑︎「自分には何ができるのか」を「自分」を主語にして考える 障害者差別という複雑で難しい問題について考えを深めることができました!
自分の家族の中での差別をも表に出して訴えたり、親による障害のある子の子殺しに対する減刑を求める動きに反対運動を行ったり、過激と見られるほどの主義主張を繰り返す著者の障害者当事者活動に、圧倒させられましたが、そこまでしないと現状は変わらないという事実がある以上、声高にならざるを得ないのだと感じました。...続きを読む 「バス闘争」のように、バスで脳性マヒ者を見かけたら、自然に手を差し伸べられて、介護者の役割を果たせる自分でありたいと思いました。
なんかの学術書で引用されていたか話題にされていたので購入.まだ読み始めたばかりなので感想はその後で.
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障害者差別を問いなおす
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