無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年07月30日
自分の中の差別を痛快に指摘されました。
生きる意味の証明、障害児を殺してしまう親への批判、愛と正義の否定を書いた行動網領の趣旨、とても新鮮であり、特に青い芝の会の弁論は昔のものであるはずなのに新鮮で現代の世論はそれを議論するのに追いつけてないと私は思っているので残念に感じました。
車椅子の優先利用や...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月09日
障害を持つ親族に囲まれて育ったため、半ば義務のように読み始めた。
障害者差別を中心に扱った本を読んだのは初めてだったが、入門書としてよかったと感じる。
差別に対して当事者がどう捉え、抗議してきたのか整理することができるし、本書で引用される彼らの言葉を知ることで、私自身も今まで言葉にできなかった違...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月25日
日本の障害者運動をポイントを絞って振り返ることができる良書だ。また、70年代当時から指摘されてきた労働という概念、人間の定義を組み換えようとした運動は未だ達成されず、危うくは過去の過ちを繰り返す、これまで積み上げてきたものぶっ壊してしまう危機を伝えている。自分自身から変えていくことの必要性を痛感する...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月21日
1957年に結成された脳性マヒ者たちの団体「青い芝の会」が障害者差別に対して打ち出した行動綱領「われらかく行動する」は1970年に発表されたが、当時としては非常に先進的なものだったことを本書は証明するものだ.障害者自身の人権を彼ら自身が考えている.健全者との対比で、障害者を次のように定義している.&...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月31日
自分の家族の中での差別をも表に出して訴えたり、親による障害のある子の子殺しに対する減刑を求める動きに反対運動を行ったり、過激と見られるほどの主義主張を繰り返す著者の障害者当事者活動に、圧倒させられましたが、そこまでしないと現状は変わらないという事実がある以上、声高にならざるを得ないのだと感じました。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月15日
※このレビューでは「障害」を「社会構造の側にある問題」と捉える考え方に沿い、「障害者」という表記をしています。
昨今の社会的なトピックを目にするうちに個人的に学ぶ必要性を感じたことがあり手に取った本。
障害者差別を問い直す、というタイトルだけれど、この本では「日本脳性マヒ者協会 青い芝の会」の...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。