八目迷のレビュー一覧

  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    葬送のフリーレンのノベライズオリジナルストーリー。フリーレンに出会う前のフェルン、シュタルク、カンネとラヴィーネ、そしてアウラの、コミック本編の前日譚。それぞれのお話がとても彼ららしく、またノベライズだからこそシーンを思い浮かべる楽しみを味わえました。
    コミックを読んでないと楽しめないところもあるので、12巻くらいまで読んでからがおすすめかな。
    個人的には最後の、フリーレンのお話が素敵。人は一緒に過ごしたと思ったら別れがあって、でもまた違う人との出会いがある。それを繰り返してたどり着く先には、何があるのか。
    人との出会いは大切にしたいですね。

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    2025年11月27日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    自分のせいで妹を亡くした主人公が、妹を取り戻すために「ほしいものがなんでも手に入る」トンネルに入るひと夏の物語

    SFのようなトンネルの謎を解き明かしていくドキドキですごく引き込まれたし、
    主人公・転校生・いじめっ子のそれぞれの成長がみえて、高校生の青春も味わうことができてよかった

    『夏への扉』と似たようなタイトルでどちらもタイムトラベルものだけど、意識してるのかな?
    『夏への扉』は殺風景な冬から楽しい夏に行きたい!って感じだったけど、こちらは悲しい出来事があった夏につながりつつも今を生きていこうと戻るのが、扉とトンネルの違いに感じた

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    2025年10月20日
  • ミモザの告白

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    ネタバレ

    主人公の理想主義的なところが、しっかり現実の壁とぶつかっていくように描かれている点がすごく良かったですね。そりゃあうまくいかないだろうみたいなことを、ちゃんとうまくいかないように描いていて、ライバルの世良君がそこをうまくついてくるのも、物語としてよくできているなあと思いました。最終的な落としどころは、この主人公ならありえるところかなとは思いました。問題の先送りみたいなところはあるので、まだまだ葛藤は続きそうですが、物語としてよい着地点で納得できるところによく落とし込んでいると思います。

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    2025年10月18日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    アニメ映画と大まか流れは一緒だけど細かな部分が原作とは違っていて、映画は映画で良かったけどラストは小説の方が好き。
    戻ってきた後、いろんな問題が発生すると思うがどうするんだ?の答えが原作ではちゃんと書かれていた。
    いろんなしがらみを吹っ切った二人の未来が明るい物であるといいなぁ。

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    2025年08月13日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    葬送のフリーレンファン必見!前日譚小説

    1、やすらぎの日々(フェルン)
    2、英雄になった日(シュタルク)
    3、二人なら(カンネ&ラヴィーネ)
    4、放浪する天秤(アウラ)
    5、葬送(フリーレン)

    漫画の世界観、雰囲気をそのまま感じれる小説でした

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    2025年05月20日
  • 終わらない冬、壊れた夢の国

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    今回は、冬のサニーパークという遊園地を舞台とした、同じ一日を延々と繰り返す時間ループモノ。カシオがループを抜け出すまでに費やした時間は1年間で、よくやり切ったものだなと感心する。あせびに至っては、それよりも長いわけで。双極性の精神疾患で鬱状態が来るのが嫌だとはいえ、よく飽きなかったモノだ。それだけ、あせびの抱える精神疾患は辛いという事なのだろうな。カシオはループの中で、あせびと恋人になり、父親とも和解でき、大きな前進を遂げることになったわけで。あせびを支える恋人として、精神面も成長していきそうだな。

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    2025年04月29日
  • 【特装版】葬送のフリーレン 14 特別短編小説付き特装版

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    せっかくなんで特典付きの方を買ったけど、評価にはそちらは含めず。えらく豪華な装丁と、描き下ろしイラストだけでも十分に価値はあるか、と。物語は、かなり実力が拮抗する敵さんとのバトル真っ最中。ハラハラドキドキの展開。

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    2025年03月24日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    最近は予算が潤沢になったのか、あるいは、日本での企画が強くなってきたのかわからないが、Audibleで複数の声優を組み合わせた作品が配信されるようになった。本作『夏へのトンネル、さよならの出口』もそういった作品の一つで、主人公となる男性以外にも、脇役や友人たちにも声優が配置されている豪華な作品となっている。Audibleと言うと朗読というイメージが強かったが、もうこのように多くの声優が配置されるようになると、どちらかと言うとオーディオドラマと言った方が近くなってきている。

    本作はライトノベルの直球と呼ばれるような作品で、それほど特徴のない主人公と皆が振り向くような容姿を持った女性とが、ふとし

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    2025年03月23日
  • きのうの春で、君を待つ

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    ラノベと一般小説の違いはなんなんだろう。
    デビューした賞や出版社の違いなのか?軽い、重いが違いなら、小説によっては逆転するものも多数ある。つまり、何がいいたいかと言えば、面白いかどうかが重要で、小説の区分けに意味はないと言いたい。
    このラノベも「夏へのトンネル、さよならの出口」の映画が面白かったので、同じ作家と言うことで読み出した。またまた、タイムリープが導入で少しげっそりしかけたが、素直なストーリーで面白く、好感が持てた。

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    2024年11月10日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    花城が高校生の時に川崎に投げた言葉が、大人になったときに川崎から戻ってきて、それが花城を動かす原動力になる、というところが良かった

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    2024年08月31日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    「小説」という形をとっていること、「未発表」であり「前日譚」であること…を踏まえてどんな世界観だろう?と興味深く読みました。

    フリーレンの世界観の1つに「静謐」と「諦観」というものがあると思います。魔法や時間軸の自由さという点で、ファンタジーではあるのだけれど、そこには浮世離れした途方の無さを打ち消すくらいの強さで、実人生を生きている人間の感覚…つまり、命の儚さや、みんないつかは終わる、変わらないものなんて無いという無常感、孤独感、一種の諦観…そして、何より「愛」…そんなものがあるように思うのです。それが、物語りの核となり、沢山の人達を惹きつける要因にもなっているかと。


    そんな世界観を、

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    2024年06月13日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    文章の表現が少し気になる部分があったが全体的には面白かった。最初にアマプラで映画を観たので、主人公の性格がかなり違ったのが驚きだった。

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    2024年06月03日
  • きのうの春で、君を待つ

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    SF要素のある恋愛小説で素直に良かったです。ストーリーがちょっと単調な所があり、もう一捻りあればなお良かったと思いました。

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    2024年06月03日
  • 琥珀の秋、0秒の旅

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    今回は恋愛というわけではなく、ロードムービー的で読んでいて楽しかった。時間停止が漫画連載続きが読みたいという理由で解除されたのは、呆気ないと初めは感じたが、生きる理由というのは案外そんなものなのかなと感じた。

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    2024年06月03日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

    ネタバレ 購入済み

    良質な前日譚

    幼い頃のフェルン、ラヴィーネ&カンネコンビの馴れ初め?にまだ単独行動中のシュタルク、Web人気の高い断頭台のアウラ様と場所に揺られて夢をみるフリーレン(フランメお師匠つき)、といった視点の短編集です。
    転んで服を汚してしまったフェルンが服を綺麗にする魔法を欲しがったり、模擬戦で命乞い⁇をし、唯一の弟子に必殺・投げキッスを伝授するフランメお師匠等とか、本編を彷彿とさせるエピソードも上手く入れています。
    これはこれで良い番外編でした。

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    2024年06月02日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    押し付けがましくもなく、急がされるわけでもなく、何となく良いことを教えてもらったような気持ちになる読後感がマンガのフリーレンが大好きな理由です。

    この小説版もその"らしさ"を持っていると思いました。

    もし次が出るなら、アイゼンとデンケンの若かりしの話が読みたい。

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    2024年04月29日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    なんてない話ばかりだが、ふんわり柔らかくていい。
    病院の待ち時間にもっていったんだが、
    読み終わっても待ち時間が続きまくり
    こういう軽さの本は2、3冊持っとかんとあかんと思った。
    が、たくさん持っていくとすぐ終わるのが病院。
    ともかく、
    フェルンの世話焼きのルーツだったり、
    シュタルクのややこしさだったりを味わえて楽しかった。
    フリーレン、フェルン、シュタルク、ラヴィーネ&カンネ、アウラの5章

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    2024年04月28日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    最新巻のコミックスだけ買う予定でしたが…。気になってこっちも買っちゃった。
    葬送のフリーレン、初の公式前日譚小説。
    原作の先生がちゃんと監修しています。安心。
    アニメもそうでしたが原作では描かれていない部分が丁寧に補完されています。全体で221ページ。スラスラ読めました。
    小説でもフリーレンの世界観が上手に表現されています。特に第5話の葬送。
    ちょっとだけマハトが登場したのは予想していなかったので、いいサプライズでした。
    原作が好きな方はオススメです。

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    2024年04月18日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side

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    ネタバレ

    4/16(火)女王様と犬の後だと落ち着く。渡航先生の安定した文章力に惚れ惚れする。漫画家になりたいなと思った。

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    2024年04月16日
  • ミモザの告白 4

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    仕事の都合上めったに家に帰らない父親なんて珍しくないし、子どもたちは親を選べるわけではない。親子も兄妹もあくまで他人だ。互いのことなどわかるわけがない。否応無しの関係性のなかで、互いをどう扱うか。いままで兄と慕ってきた人が急に女性として振る舞いだし、母が亡くなり父が再婚して新しい母が現れる。周囲は急速に変わっていき、操が大切にしていた家族のかたちは過去のものとなる。それはつらいことかもしれないが、家族とは、固定したものではないのだ。新しい母親である雪さんの頑張りが痛々しい。少し救いの見える結末でよかった。

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    2024年02月29日