八目迷のレビュー一覧

  • ミモザの告白

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    全5巻完結。
    サイズの合わない妹のセーラー服を着た、優秀過ぎて劣等感を思い知らされていた幼馴染が夜の公園で泣いていた。そのイラストから最後まで彼らについていった。
    著者のインタビューで本作品の時代設定はガラケーの時代とのこと。つまりLGBTという言葉が出る前、ホモとかゲイが笑いのネタになっていた時代、性同一性障害という人がいるのも教えられていない時代。
    作品の中で夏希が、子供の頃習い事を始めたけど周りが男の子ばかりで辛くなって辞めた、との事を言い、汐のカミングアウトするまでの辛さを思んばかった。ハッとした。
    アリサのように良かれと思った行為が価値観の押し付けがこの作品に色々あるテーマのひとつ、と思った。その中で世羅は自由な価値観の持ち主に見えるけど、彼こそ相手の価値観を嘲笑し自分の価値観に相手を貶める心底ゲスだと思った。だからトリックスターになり得ているが。
    咲馬はなんとか相手を理解しようと悩んで迷っている、主人公にふさわしい。ただ、彼が汐に向ける感情を思うと複雑。だって何でも自分より出来る幼馴染といるのが嫌で疎遠になっていたのに、カミングアウトで汐が弱ったら手を差しのべるんだもの。そう、手を「差しのべる」。5巻通して咲馬が自分の膿を出す作品でもある。
    で汐。「女の子にはかなわないな」発言で彼の地獄が染みた。汐ちゃん、思うほど聖なる存在じゃない。その嫉妬深さが話をややこしくする。
    BLとして読めるのかな?妄想深めるシーンもありますよ。5巻とか。
    忘れられない作品になっていると思います。本作品を評して「ラノベでありながら重いテーマを描ききった」はもういいんじゃない。

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    2026年10月14日
  • 終わらない冬、壊れた夢の国

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    ネタバレ

    『時と四季シリーズ』最終巻。今回は誰かを殺すまで遊園地での一日をループするというお話で、少年・カシオとすでに遊園地に囚われた少女・あせびのボーイ・ミーツ・ガール作品でもありました。警察官を志すカシオの心が次第に疲弊していく様子には心が痛みましたが、自分がループから抜け出すために誰かを「殺す」ことを是とせず、とある問題を抱えて望んで囚われているあせびにも寄り添い、前を目指す姿に感銘を受けました。手放しで喜べる終幕とはいきませんでしたが、この二人なら幸福な未来へと歩んでいけると信じて止みません。

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    2026年09月23日
  • 琥珀の秋、0秒の旅

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    ネタバレ

    生きづらさ、息苦しさを胸に秘める少年と少女の冒険譚。作中に登場する「時計は壊れたままでいい」という一言の何と胸に刺さることか。素晴らしき青春物語でした。一方で、作中でも「叔父」の言葉として語られる、時間停止世界における物理現象が科学的観点から説明できないことについて、自分もずっとそっちが気になりながら読み進めました。そんな時間停止世界でも問題なく活動できるところに、時間を止めた「何か(神?超常的存在?)」に「人間味」を感じてしまうのです。

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    2026年08月28日
  • 終わらない冬、壊れた夢の国

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    1冊完結。
    「時と四季」シリーズの4冊目。
    今までの作品と比べて一番重かった。感動というよりは心が乱れた。純愛では伝えきれない、覚悟の愛、支える愛、献身の愛…相応しい愛を考える。

    シリーズ4冊の感想。
    「夏」はカッコよくてハラハラする。一番ドラマチック。ウラシマ効果。
    「春」は辛い。この子、幸せになって欲しい。主人公、しっかりしろ。タイムリープ。
    「秋」。一番エモい。時間停止。
    「冬」は重い。タイムループ。

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    2026年06月05日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    かなり面白いです。

    とても面白かったです。
    特に最後のゼーリエの話が好きですね。
    フランメとのバトル内で披露したゼーリエの大技の魔法、ぜひ映像化してほしいです。

    #感動する #ほのぼの

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    2026年05月03日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    アウラの話が特に面白かった

    フェルン
    シュタルク
    カンネ、ラヴィーネ
    アウラ
    フリーレン
    の話が収録されています。
    個人的にアウラの話が面白かったですね。
    アウラとマハトとの七崩賢間の関係が知れました。人類とかけ離れた魔族の考え方に触れられて新鮮でしたね。

    #ダーク #ほのぼの #笑える

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    2026年04月30日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

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    ノベライズすげぇわ...めちゃくちゃキャラクターへの解像度が高いので読んでいて絵が見えてくる。
    ゼーリエとフランメの章はラストに相応しい後味を残してくれる。かなり踏み込んだ表現をしているけど、これを書いた八目先生も、監修した山田先生・イラスト描いたアベツカサ先生も凄すぎ。
    本編が止まりがちなので、ノベライズだけでも定期的にシリーズ刊行していってほしい!

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    2026年03月23日
  • 琥珀の秋、0秒の旅

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    1巻完結。『時と四季シリーズ』の第3作目は、「時間停止」。自分達しかいない世界を二人旅する系。過去に読んだ同系作は自転車なり原付なりの機械の移動手段を使っていたが、本作は函館から東京まで徒歩で移動というハードな行程を描いている。青函トンネルの所は終わりが見えない恐怖感があった。
    井熊あきら、という乱暴な不良少女のヒロインが可愛いすぎる。

    未来に希望、嘘と痛みのない世界、明日はない、モラトリアム、この作品にはたくさんのことがある気がする。最後の会話にたくさんの気持ちがある。

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    2026年03月21日
  • きのうの春で、君を待つ

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    1巻完結。『時と四季シリーズ』の2作目。本作は人の悪意がきつかった。だからより、二人に幸せになってもらいたかった。
    タイムリープの構造が理解できなかったら、紐を輪っかに結んで、その輪っかを一つずつ繋げて鎖を作っていくのをイメージすると良いです。

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    2026年03月21日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

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    小説「葬送のフリーレン」〜前奏2〜

    今回も!今回もまた面白かった!
    たかがスピンオフとは侮れない、原作フリーレンの世界を見事に継承して深化して表現してくれてる作品です!!まさに葬送のフリーレンワールド。

    ウーフやゼンゼも可愛い。
    人語を話し、嘘をつく魔族のエピソードを掘り下げて唸らせたかと思えば、フリーレンの暮らしたエルフの里の話から妙にスペクタクル感じさせちゃう。もう虜。
    極めつけにゼーリエとフランメの物語。
    これは凄いし狡い。読んだらゼーリエのことすごくすごく好きになるでしょう。

    この、人生のような、愛情のような、夏の花火のような、儚いからこそあったかい世界。葬送のフリーレンの世界。

    あとがきも含めて最高でした!!!

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    2026年03月07日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

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    名前すら持たない魔族の子の、人間とは根本的に異なる思考回路でありながら人間を模倣して欺く狡猾さにぞわぞわする。葬送のフリーレンという作品の奥行きを増す短編集で、世界観がより好きになった。

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    2026年02月01日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    よかった。短編集がいくつか入っているけど、どれも原作へのリスペクトを感じるし、原作に出てきた事柄をすくいあげて、話に矛盾や解離もないから、すんなり世界に入り込めた。八目さん、上手!解像度が高い!

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    2026年01月28日
  • 【特装版】葬送のフリーレン 15 特別短編小説付き特装版 15

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    それぞれの文章が深くまで表現されていて、ページをめくるごとに引きつけられました。

    本編はもちろんですが、特別短編も脳内での想像が存分に刺激されて、読みごたえ抜群です。

    無表情なキャラたちがたまにギャグをかますのも、面白かったです。

    次回16巻も、待ち遠しいです。

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    2026年01月20日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    本編の前日譚として面白かったです。
    ラヴィーネとカンネの2人はなぜ一級魔法使いの試験を受けたのか、(あまりに無謀すぎないか?)と思っていたのでラヴィーネがカンネと2人なら…という可能性に夢を抱いたんだなという自分なりの結論が出たのがよかったです。
    アウラ編ではアウラが人間に好意を抱いていたのかな?というような描写になってはいるけど結局魔族には人の心がないってことになるんでしょうね。

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    2026年01月19日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

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    前奏1よりも、葬送のフリーレンらしい味わいのあるエピソードが多くあり、とても楽しませていただきました。良い読後感でした。

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    2026年01月05日
  • 【特装版】葬送のフリーレン 15 特別短編小説付き特装版 15

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    もう魔王がいない世の中のはずなのに、なんでこう、物騒なヤツが次から次へと登場するかね。RPGクリア後っていう設定、もはやどうでもよくなってる気もするけど、面白きゃ良いですわな。

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    2025年12月29日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~

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    前巻よりも内容的に完成度の高い小説だった。
    著者の八目迷さんの文は洗練されていて、フリーレンの世界観に合っているなと感じた。すごく綺麗。上手。趣味で小説を書いている身としては羨ましくなった。以下、各短編に対する感想。ネタバレ的内容は伏せてます。
    ↓↓↓
    受付のお姉さんウーフ視点の短編は、彼女から見た一級魔法使いたちのお話が書かれており、ゼーリエの新たな一面を知ることとなった。
    また、ユーベル視点の短編では、ユーベルが人(特にラント)に質問する理由をなんとなく理解することができた。
    個人的に好きなのはゼーリエ視点のフランメとの昔の話。幼少期時代のフランメの純粋さや、成長したことによる師弟それぞれの成長に感動する。人とエルフの寿命の違いによる時間や出来事の考え方や価値観の違いにグッとくるものがある。ゼーリエが本編で花畑を出す魔法を使っていた理由も知れて嬉しかった。思わず泣きそうになったところもある。

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    2025年12月18日
  • 【特装版】葬送のフリーレン 14 特別短編小説付き特装版 14

    購入済み

    短編小説は読んでいてくすっとなる素敵な小説でした。
    本編では、ラントとユーベルの組み合わせがやっぱり好きです。
    帝国の敵も増えてきて戦いが熾烈になっていきますね。
    フリーレン達がピンチの時にあの人が救ってくれたのはとても嬉しかったです!次巻も楽しみです!

    #ドキドキハラハラ #アガる #アツい

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    2025年11月17日
  • 終わらない冬、壊れた夢の国

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    シリーズ最後の第4作目。
    春夏秋冬の4つの季節を1巻ごとに描いており、テイストもバラバラ。思ったよりシリーズ完結巻としての読みごたえは見当たりませんでしたが、そのぶん独立した巻のような新鮮な面白さが詰まっていました!メインの女子ふたりの交流と、そこから築かれてゆく心の絆模様はかなり見応えがあります。

    前作までよりも好みが分かれそうなストーリーではありますが、【遊園地で時間ループするホラーもの】と聞いて何やら面白そうと思った方にはぜひおすすめしたいです。

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    2025年09月02日
  • 小説 葬送のフリーレン ~前奏~

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    漫画の小説って
    『違う 違うちがーう』って事が多いけど
    こちらはとても良かったです。
    なんの違和感もなく 山田先生が書いた小説なんだろうかと勘違いするくらいでした。
    漫画と同じで 楽しいけれど少し胸が痛くなるお話ばかりです。

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    2025年08月23日