八目迷のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近は予算が潤沢になったのか、あるいは、日本での企画が強くなってきたのかわからないが、Audibleで複数の声優を組み合わせた作品が配信されるようになった。本作『夏へのトンネル、さよならの出口』もそういった作品の一つで、主人公となる男性以外にも、脇役や友人たちにも声優が配置されている豪華な作品となっている。Audibleと言うと朗読というイメージが強かったが、もうこのように多くの声優が配置されるようになると、どちらかと言うとオーディオドラマと言った方が近くなってきている。
本作はライトノベルの直球と呼ばれるような作品で、それほど特徴のない主人公と皆が振り向くような容姿を持った女性とが、ふとし -
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Posted by ブクログ
「小説」という形をとっていること、「未発表」であり「前日譚」であること…を踏まえてどんな世界観だろう?と興味深く読みました。
フリーレンの世界観の1つに「静謐」と「諦観」というものがあると思います。魔法や時間軸の自由さという点で、ファンタジーではあるのだけれど、そこには浮世離れした途方の無さを打ち消すくらいの強さで、実人生を生きている人間の感覚…つまり、命の儚さや、みんないつかは終わる、変わらないものなんて無いという無常感、孤独感、一種の諦観…そして、何より「愛」…そんなものがあるように思うのです。それが、物語りの核となり、沢山の人達を惹きつける要因にもなっているかと。
そんな世界観を、 -
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ネタバレ 購入済み
良質な前日譚
幼い頃のフェルン、ラヴィーネ&カンネコンビの馴れ初め?にまだ単独行動中のシュタルク、Web人気の高い断頭台のアウラ様と場所に揺られて夢をみるフリーレン(フランメお師匠つき)、といった視点の短編集です。
転んで服を汚してしまったフェルンが服を綺麗にする魔法を欲しがったり、模擬戦で命乞い⁇をし、唯一の弟子に必殺・投げキッスを伝授するフランメお師匠等とか、本編を彷彿とさせるエピソードも上手く入れています。
これはこれで良い番外編でした。 -
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Posted by ブクログ
第一巻は夏休みの時期の物語だったが、第二巻はその続きから、秋の文化祭に向けての話。ヒロインである汐は本巻でも更に内面が掘り下げられていく。同時に周囲の咲馬や夏希も、好きということがどういうことなのか、自分達の汐に対する態度は汐にとってほんとうに望ましい態度なのか、自問自答を重ね、自己嫌悪に陥っていく。西園は相変わらず自身の価値観を汐や周囲に一方的にぶつけまくる未熟なキャラクターだが、その未熟さゆえの限界に突き当たっていて、その姿は痛々しい。世良は、たんなるチャラい男ではなく、本質をみる能力をちゃんと持っている。普通って、なにが普通なの? この問いは、第三巻へ持ち越しかな。
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