あらすじ
絆と呪縛、ままならない家族の物語。
「ずっと、操の優しいお兄ちゃんでいてね」
槻ノ木汐の妹ーー操は、汐のことを軽蔑している。
昔は、誰よりも慕っていた兄だった。
だがあの日、汐がセーラー服を着ているところを目撃した瞬間に、かつての憧憬は消え去った。
なぜ、そんな姿をしていたのか。原因はなんなのか。兄の変化はいつ訪れたのか。それとも、最初からそうだったのか。
理由を知るため、操は回想する。現在から過去に遡りながら、汐の生涯を辿った。
父の再婚。紙木咲馬との邂逅と別離。最愛の母の死。そして、兄と結んだ約束。
汐の抱える葛藤が見えてくるにつれ、槻ノ木家に刻まれた悲哀も明らかになっていくーー。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
汐の妹・槻ノ木操の視点で、過去に槻ノ木家で起こった出来事と、咲馬の介入と別離を描く第4巻でした。最愛の母親の死、父親の再婚で迎えた新たな”母”、そしてずっと頼りにしていた「お兄ちゃん」の汐のカミングアウト。最も多感な時期にかくも大きな変化に曝されることになった操は、さぞ複雑な思いを抱えることになっただろうなと心が痛くなります。それだけに今回(というか彼女は一貫して同じスタイルなのだろうけど)、「母」である雪がみせた、「親」としての子供達との向き合い方には非常に感銘を受けました。さてラストシーンでの咲馬の告白は物語をどう動かすか気になるところ。
Posted by ブクログ
表紙、汐の妹、みさお。
尊敬したいた兄。
わたしのセーラー服を着たお兄ちゃんと鉢合わせ→これは妹としてはすごく微妙だなと共感。
みさお、納得できない父の新婚相手。
汐、咲馬と小学生までは毎日のように遊んでいた。汐はなんでもできて、咲馬はなんでも負けていたが、汐は気づかず。
咲馬は、叙述に劣等感を得て距離をおいていく。
みさお視点で、ちょっとずつ昔に遡って語られる。
前母がなくなった時。
汐、学校休んでる時期。咲馬が汐にプリントなどを届けてくれる。
怖い先生。火の点いたタバコを耳にかけたままだった。生徒たちは誰も何も言わない。咲馬が先生に言った。それで、汐は勇気あると思った→それが??と思ってしまった。。やはり、汐や咲馬にはあまり共感できない。
咲馬、中学のとき、なんでもできる汐に嫉妬してたと汐に告白。
咲馬、汐にデートしようという。汐のこと好きになりたい、と言う。
夏希の家で3人で勉強会。
汐の家で食事会。みさお、また喧嘩になる。
クリスマスイブ、汐と朔馬、デート。
当日、キャンセル。みさお、昨日から帰って来ない。
咲馬、みつける。
アリサ来る、たまたま。
アリサ、今は汐のことをクラスのみんな受け入れているとみかおにいう。アリサ、最後に飴をあげる。
みさおの家族来る。
ゆきさん、どこか行きたいところある?
みさお「スキー場」
汐は、反抗期はいいかんげにしろとおこるが、ゆきさん、スキー場に行くことに。
スキー、ゆきさん下手。
ゆきさん、疲れ果て帰れなくなる。
泊まることに。
みさお、汐とゆきさんと仲直り。→これまでの中で、個人的に一番の見どころか。みさおは大好きだった母親をなくして、新しい嫁が来て、尊敬していた兄が女になり、と思春期に辛い思いをしているので、一番登場人物の中で共感できる。
みさお、みきさんのこと、おかあさんと呼ぶ。汐のことは、お兄ちゃんのまま。汐がそれでいいと言った。
中止になったクリスマスデートの代わりに、咲馬と汐は初日の出を見に行くことに。
咲馬、相変わらず、ウジウジしていて、なかなかきり出さない。
咲馬、汐に付き合おう、と言う。