あらすじ
本編にないフリーレンたちの前日譚を小説化。
TVアニメも大ヒット中の漫画『葬送のフリーレン』の原作者・山田鐘人氏の監修のもと、本編では描かれていない、フリーレンが“人を知るため”の旅に出るその少し前の物語を、作家の八目迷氏が前日譚として小説化!
フリーレン、フェルン、シュタルク、ラヴィーネ&カンネ、アウラ、それぞれのキャラクターを主人公としたエピソード5編からなる短編小説集。
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漫画の小説って
『違う 違うちがーう』って事が多いけど
こちらはとても良かったです。
なんの違和感もなく 山田先生が書いた小説なんだろうかと勘違いするくらいでした。
漫画と同じで 楽しいけれど少し胸が痛くなるお話ばかりです。
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葬送のフリーレンの世界観、特に魔族の描かれ方が好きです。
キャラクター愛が増すエピソードばかりで、孤児院育ちのヒンメルとハイターの幼少期や若き日のデンケンの奥さんとのエピソードなど色々読んでみたくなりました。2冊目が出るといいな、なんて期待しています。
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前日譚なんて魅力的すぎる!
マンガの持つ雰囲気をそのままに、文章で読むことができて楽しい。
小説のみの作品では、文章からイメージする風景は人それぞれだけれど、
本作はあの森かな?あのお家かな?と具体的に読んだ人が同じ風景を想像できる。
それも各物語に深みを持たせていると思った。
普段あまり小説を読まない人でも楽しく、ちょっとずつ読めるのでぜひ。
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カンネとラヴィーネの話が良かったです。勿論、他の話も面白かったのですが。フェルンの話はヒヤヒヤさせられたし、シュタルクは頑張ってたし、アウラに関してはヒンメルからの一撃を治すのにかなり時間が要したのだなと驚いたり、最後のフリーレンの話は寂しさと希望が見えて、この本を読めたことに感謝だなと思いました。
すっきりと読めました
コミックスの新刊と一緒に思わず買ってしまいました。原作の世界観そのままで、読んでいると脳内でキャラクターが動きながらしゃべりだす感じです。こんなこと、本当にあったのかも、と思える自然さでした。
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漫画「葬送のフリーレン」の印象的なキャラクターたちによる前日譚。
フェルン、シュタルク、カンネとラヴィーネ、アウラ、そしてフリーレンが主役になっている短編集である。
物語は場所も時代もバラバラなのに、必ず出てくるキャラクターがいる。『勇者ヒンメル』だ。特に印象的なのがアウラ編における、ヒンメルパーティとの戦闘シーン。
不死なる軍勢との戦闘で疲労困憊のヒンメルにアゼリューゼ(服従させる魔法)でとどめを刺そうとしたアウラに対し、致命傷を負わせる斬撃を放ったヒンメル。フリーレンの援護射撃があったとは言え、アウラが魔力を失ったうえ、完治に半世紀を費やすほどの攻撃を放ってしまうヒンメルは、「葬送のフリーレン」における最強格のキャラクターだと言える。
主人公フリーレンの話では、フェルン、シュタルク、そしてザイン以外の人物の加入がほのめかされていた。おそらく、旅の目的を終えたパーティの解散後も、フリーレンは生き続けることになるため、新たな旅の出発が控えているということだろう。
フリーレンの運命を変えた、大魔法使いフランメと勇者ヒンメルが、まだまだずっと謎のままなのも、「葬送のフリーレン」の魅力と言える。
まさに本編の前奏曲です
皆んな必死に生きているのに、作品世界の空気感は冷たく澄んでいる…静謐な宗教画のようです。コミック本編は、そんな感じ。このノベライズも、そんな作品世界と地続き。本編の前奏曲を聴いているようで、心地良い。
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最新巻のコミックスだけ買う予定でしたが…。気になってこっちも買っちゃった。
葬送のフリーレン、初の公式前日譚小説。
原作の先生がちゃんと監修しています。安心。
アニメもそうでしたが原作では描かれていない部分が丁寧に補完されています。全体で221ページ。スラスラ読めました。
小説でもフリーレンの世界観が上手に表現されています。特に第5話の葬送。
ちょっとだけマハトが登場したのは予想していなかったので、いいサプライズでした。
原作が好きな方はオススメです。
Posted by ブクログ
葬送のフリーレンのノベライズオリジナルストーリー。フリーレンに出会う前のフェルン、シュタルク、カンネとラヴィーネ、そしてアウラの、コミック本編の前日譚。それぞれのお話がとても彼ららしく、またノベライズだからこそシーンを思い浮かべる楽しみを味わえました。
コミックを読んでないと楽しめないところもあるので、12巻くらいまで読んでからがおすすめかな。
個人的には最後の、フリーレンのお話が素敵。人は一緒に過ごしたと思ったら別れがあって、でもまた違う人との出会いがある。それを繰り返してたどり着く先には、何があるのか。
人との出会いは大切にしたいですね。
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葬送のフリーレンファン必見!前日譚小説
1、やすらぎの日々(フェルン)
2、英雄になった日(シュタルク)
3、二人なら(カンネ&ラヴィーネ)
4、放浪する天秤(アウラ)
5、葬送(フリーレン)
漫画の世界観、雰囲気をそのまま感じれる小説でした
Posted by ブクログ
「小説」という形をとっていること、「未発表」であり「前日譚」であること…を踏まえてどんな世界観だろう?と興味深く読みました。
フリーレンの世界観の1つに「静謐」と「諦観」というものがあると思います。魔法や時間軸の自由さという点で、ファンタジーではあるのだけれど、そこには浮世離れした途方の無さを打ち消すくらいの強さで、実人生を生きている人間の感覚…つまり、命の儚さや、みんないつかは終わる、変わらないものなんて無いという無常感、孤独感、一種の諦観…そして、何より「愛」…そんなものがあるように思うのです。それが、物語りの核となり、沢山の人達を惹きつける要因にもなっているかと。
そんな世界観を、小説という形の中でも活かせているな、と思います。
個人的には、最後の「葬送」という章が良かったかな。(短編集になっています)
各エピソードの前章的な位置付けですね。
読む前の後とでは、キャラクターの理解がより深まります。
「葬送のフリーレン」という作品が、アフターファンタジー、後日譚という形になっていることを考えると、前日譚と位置付けるこの作品は、対として楽しめるのではないかな、と思いました。
ちなみに、長寿の動物種は心拍数が少ないという傾向がありますが…起きるのが苦手というフリーレンの心拍数と血圧を調べて、なんなら血液検査もしてみたい…と思いました。。。人とは何がちがうんだろうか。。。謎ですね。
良質な前日譚
幼い頃のフェルン、ラヴィーネ&カンネコンビの馴れ初め?にまだ単独行動中のシュタルク、Web人気の高い断頭台のアウラ様と場所に揺られて夢をみるフリーレン(フランメお師匠つき)、といった視点の短編集です。
転んで服を汚してしまったフェルンが服を綺麗にする魔法を欲しがったり、模擬戦で命乞い⁇をし、唯一の弟子に必殺・投げキッスを伝授するフランメお師匠等とか、本編を彷彿とさせるエピソードも上手く入れています。
これはこれで良い番外編でした。
Posted by ブクログ
押し付けがましくもなく、急がされるわけでもなく、何となく良いことを教えてもらったような気持ちになる読後感がマンガのフリーレンが大好きな理由です。
この小説版もその"らしさ"を持っていると思いました。
もし次が出るなら、アイゼンとデンケンの若かりしの話が読みたい。