夏海公司のレビュー一覧
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夏海公司のなれる!SE 4を読みました。誰でもできる?プロジェクト管理という副題のついた、なれる!SEシリーズの4冊目です。期限もリソースも考えずにダボハゼのように仕事を取ってきて、担当者に無茶振りする社長のいる最悪なIT会社に就職した桜坂工兵のSE残酷物語の4冊目でした。まだ入社して4ヶ月の工兵はあるプロジェクトのメンバとしてキックオフミーティングに参加するのですが、そのプロジェクトは管理がめちゃくちゃで期間内に完了する見込みもなく、雇われPMは逃亡してしまいます。工兵の会社の社長は、うちには優秀なPMがいますから、と仕事を請け負ってしまい、工兵に無茶振りしてくるのでした。プロジェクト管理と
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夏海公司のなれる!SE 3を読みました。失敗しない?提案活動という副題のついた、なれる!SEシリーズの3冊目です。設立5年目の弱小IT会社に就職した桜坂工兵のSE残酷物語の続編でした。まだ入社して3ヶ月の工兵はひょんなことから大企業の提案活動をしなければならなくなります。ノウハウも経験もない提案活動、大規模な機器調達やネットワーク構築の提案書を作ることができるのか。そして、受注を勝ち取ることができるのか。まあ、ラノベなので、立華や梢やカモメさんが活躍してめでたしめでたしとなるのでした。今作でもカモメさんの隠された姿が現れて、正体は何者なのかどんどんわからなくなってきます。自分が休みの日に自分の
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ネタバレ2011年33冊目。
282頁。
書店で購入。
≪本文引用≫
p.82
瞬間、工兵は理解した。
梅林が大人しくJT&Wの非を認めた理由、工兵に頭を下げてきた理由。
そうすることが一番効率よくトラブルを収束させられるからだ。
p.113
「細かい技術論なんてお客さんにはどうでもいいんです。そうではなくて価格とかサポートレベルとか、あるいは新しいワークスタイルの提供とか。・・・・・・要はお客さんのビジネスにどういうメリットが生まれるか具体的・定量的に説明できますかって訊いてるんです」
p.143
「提案書を章立ての観点で検討するメリットはいくつかあります。まず -
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あれですな、同じ電撃文庫の「彼女は帰星子女」に近いものを感じます。コメディタッチの「彼女は~」と比べるとだいぶシリアス分多めですけれど。
《選考委員奨励賞》だったのは上記にあるように「異文化交流モノ」で既に似たモノがあったのがネックだったのかもしれませんが、正直第14回大賞の中では1,2を争う出来だったように思います。(私的対抗馬は「君のための物語」。)
あえてケチをつけるならややボリューム不足なところでしょうか。もう少し長い時間読みたかった、とは贅沢な話ですが。
読みきりっぽい終わり方でしたし、第1巻とも銘打っておらず続編が出るのかどうかはわかりませんが、続きが出るならぜひ -
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1巻。『なれる!SE』のスピンオフという書き込み見て読みました。が立華達に逢えることを期待すると残念な気持ちになるかも。
主人公の勤務先は『なれる』に出てきた日本有数のIT企業で、ここでもスルガシステム並みに上司の無責任な要求に振り回される社畜の様子が描かれています。ただ本作の主人公は自ら二足のわらじを選んで自分で自分の首を絞めているところはありますが、そんな過酷な状況で逆に闘志を燃やすタイプでした。どん底を見た人は強い?
作品内作品と本作の主人公と編集者の関係が重なって見えました。『なれる』がIT業界の指南書にも例えられるように本作も小説の書き方を観念論ではないsystematicに示してい -
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★舞踏会に呼ばれたらデスマッチでした!(p.240)
・結婚の準備に入っていたら相手に去られやけっぱちになっていたところで過去の夢、小説を書くことを始めてみた累さん。ただし、バリバリのキャリアウーマンである自分は捨てないまま。
・阿鼻叫喚の両立が始まる。無理難題を押しつけてくる会社の上司たち。そして、地獄の獄卒のような凶相の編集者、愛宕の次から次へのダメ出しとの板挟みにくじけそうになりつつも辛うじて踏みとどまりつづける累。はたしてデビュー作出版にたどり続けるのか?
・兼業作家の皆さんはすごいもんやなあといつも思ってます。いや、兼業だからこそすごいエネルギーが出てくるのかもしれませんね?
■簡