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Posted by ブクログ
思っていた以上に面白かった。同じ業界にいるので基本的にこの内容は実際にある事例ばかりです。ただ、ここに書かれている悪条件が1案件で全部重なる事はそんなにないと思うけど、それぞれ一部ずつ別々の案件で経験した事があるので、そんなに驚きはないが面白かった。
こんな話があるわけ無いだろう、と本当に思えるのなら、それは幸せで羨ましい人生だと思います。実際にはこの内容よりもう少しさらにブラックな経験をしているので(ライトノベルで表現できる範囲に抑えていると思われます)まだ笑えるけど、私の身近にもこの仕事で精神病院通いになった人は数知れず。もちろん若くして精神病んで自殺した同僚もいます。
コンピューターって本来生活を便利にするためのものだったはずなのに、どうしてもいろんな人間・メーカーの思惑が入り交じるので、結局自社テクノロジーで囲い込みを行ったりとかで、いろんなメーカーの製品を組み合わせたシステムを構築すると、結局システム全体として機能させるにはものすごく人出をかける必要があるんだよな。
コンピューター同志が自発的に相手メーカー製品に合わせた柔軟なコミュニケーションするようにならない限り、この苦労からは脱せられないのだろう。
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE7を読みました。
目からウロコの?客先常駐術という副題のついた、なれる!SEシリーズの7冊目です。
ブラック企業スルガシステムに入社した桜坂工兵も室見のOJT指導の下、やっと仕事が出来るようになってきました。
そんな室見と桜坂に、大赤字システム、デスマーチ進行中のプロジェクトへの派遣の仕事が回ってきます。
セキュリティで縛られ、十分なツールも与えられない、資料の持ち込みも許可されない、狭いオフィスで室見と桜坂の苦闘が始まります。
何となく、どこかで見たような状況、こんなプロジェクトにはかかわりたくないなあ、と物語を読んでいきました。
しかも、管理者はSEの人間性など認めようともせず、奴隷船のような状況が繰り広げられるのでした。
しかし、途中でのどんでん返しで背筋が冷たくなるような真相が明かされます。
そのプロジェクトはほんとうに魔窟なのでした。
この恐ろしい真相も、あながちフィクションだけじゃないかもしれない、と思ってしまうところが怖いですね。
Posted by ブクログ
今更ながら感想。
スルガシステムも属しているSI業界というのは、
大部分の人達が客先常駐という形で「別の会社(客先)に常駐して」働いている。
派遣社員というわけではない。
見た目は正社員、実態は派遣、その名はITドカタだ。
今回は桜坂と室見さんが客先常駐するお話。
このラノベに書かれていることはフィクションであるが
現実にどこかで起きていることだ。
本当に恐ろしい。
SI業界のピラミッドの上層に位置する会社、特に管理職クラスは、
他社から来る協力会社のことなんて使い捨ての奴隷としか見てないと思う。下手したら自社の社員でさえもね。
体壊す人、精神病む人、失踪する人、自ら命を絶つ人、、、
本当にいるんですよ。
こういう人が出てくることが非常に問題なのに全然問題視されず、
見て見ぬふり、ましてや使えない奴、自己責任だろという考えが罷り通る恐ろしい世界です。
梢たんも言っていたけど、
デスマーチに参加している人達は、耐えられなくなったら「逃げる」ことも重要。
あなたが壊れても誰も責任取りませんから。恐ろしい世界です。
壊れたらポイ捨て、「交代要員早く出せ」と言われるだけです。
軽い気持ちでSEになろうと考えている、
就職活動中の学生には是非読んでほしいですね。
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