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Posted by ブクログ
第4巻のテーマはプロジェクト管理です。プロジェクト管理で何を管理するのが難しいかと言えば、やはり、人でしょう。
人以外の管理対象(資源)となる、物・金・商流・スケジュール・情報・リスク・品質……等々は、制約条件であったり、結果系の監視なので、まぁ、自分の能力の範囲でできることしかできないわけで、難しいと言うよりも頑張るか怠けるかで決まるように思います。
でも、「人」は、難しいですよね。
(以下、ネタバレあり)
そこで、この本では、人を3つのタイプに分けて考えるという方法が示されます。
すなわち<サーバ(奉仕者)>、<ツール(道具)>、<クライアント(顧客)>です。
サーバタイプ:
PMを顧客として扱う。PMの指示には従順で管理の手間を減らすよう協力的に動く。このタイプはある程度まとまった仕事を渡しても構わない。
ツールタイプ:
完全に作業員として振る舞う。PMの指示には従順だがプロジェクトの成功には一切責任を持たない。言われたことを愚直に実施し、結果問題が起きてもそれはPMの指示が悪かったためと考える。このタイプには、細かく指示を与え状況をトラックすべきである。
顧客タイプ:
高いモチベーションと責任感を持っている。業務遂行能力も高く自身の研鑽を欠かさない。PMと対立しがちだが、それは能力の不足・無気力を意味しない。彼らは単純にPMを<奉仕者>とみなしているのだ。彼らにとって、PMは全体進捗や案件状況等々を収集・提供し問題発生時のサポートをしてくれる人物とみなしている。 このタイプには、彼らの要求をよく聞きできるだけ調整してあげること。
★
神尾龍と中原裕による『ラストイニング』という野球漫画では、主人公である鳩ヶ谷監督が選手をD・C・M(イヌ・ネコ・サル)の3タイプに分類するシーンがあります。
Dは「ドッグ」:
従順で良く云う事を聴くが集団性を重んじる。
Cは「キャット」:
気紛れで個人主義だが能力は高い。
Mは「モンキー」
思慮深く表も裏も思考が回る、といった具合である。
本書の分類に対応させると、
サーバタイプ = モンキータイプ
ツールタイプ = ドッグタイプ
顧客タイプ = キャットタイプ
ということになりそうです。
野球監督も野球という舞台で、プロセス管理をしているようなものなので当然かもしれませんね。
そういえば、スーパーSEの板倉稔さんも、その著書『スーパーSEがすすめる知のモデリング』で、血液型によって上司と部下の関係を解説していました。
★
ただ、同じ人の中にも、犬・猫・猿の要素が隠れているので実際は単純ではありません。
ある場面では猫(または、犬・猿)の顔が現れると考える方が安全でしょう。
なーんて、勉強にもなるけど、全体的にはラノベ特有のスピード感と面白さがあります。
前巻の恐怖の橋本課長が、かわいいメールを出しているところとかいい感じでした。
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