【感想・ネタバレ】なれる!SE3 失敗しない?提案活動のレビュー

あらすじ

とある企業から出入り禁止処分となったスルガシステム社長・六本松。しかし、その企業は大規模案件の発注を控えており、諦めきれない六本松がそのコンペに参加するべく自らの代打として白羽の矢を立てたのは、あろうことか新卒の桜坂工兵だった! 右も左もわからないまま、立華や梢の力を借りて提案書の作成をはじめる工兵だったが……。立ちはだかるのは先方の潔癖キャリアウーマンに業界大手の競合企業たち。はたして小規模会社の新入社員・工兵に勝算はあるのか!?

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Posted by ブクログ

ラノベに何揺さぶられてるんだっていうはなしだけど、
営業やってて最後の最後、「顧客の願いはここなんだ、これを絶対叶えなきゃいけないんだ」っつってなんとかして叶えて、受注に至ったのを思い出して、胸が熱くなった。あんな気持ちで要件に向き合ったのは初めてだった。
あのとき、何か掴んでいたのかもしれないと思ったりもするけれど、
きっと「もう解放される」という気持ちが生んだ最後の徒花のようなものだったんだろう、と考えるようにしている。という自分語り

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2022年08月13日

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提案回。顧客が何を求めているか読み取る、応える話。名だたる大企業に競いあって案件を勝ち取ったのは読み応えあった。

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2014年07月18日

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今回の新入社員のお仕事は提案活動!!どうすれば競合他社よりも優れたものを提案できるかについてのお話.実はこれプレゼンテーション的に重要なことが色々とあり,以外とためになる.

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2014年01月21日

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社長の無茶ぶりで提案書を作成して仕事を取るという営業活動を.
相手は名だたる企業達.
「君らみたいな三流企業は辞退してくれないかな?」
とか言い放ってくる大企業まで居たりして・・・.

そんなアレに対して火の点いた工兵は室見,梢を巻き込んで
更なる無茶ぶりによる鬼スケジュールの提案を.

橋本さんが素敵です.
そして表紙の室見さんがどうみても小学生です.
一体この人何歳なんだ?
やはりツナ缶のパワーなのか・・・.

面白かったよ!

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2013年12月06日

Posted by ブクログ

今回は現場ではなくて、営業の話。受注してくる社長は実は偉大だったんだなぁ。
ちなみに藤崎さんは不在(笑)
橋本課長のクールなキャラが良かった。たまにチラッとみせるギャグが可愛らしい。

RFP>必要とするハードウェアやソフトウェア、サービスなどのシステムの概要や、依頼事項、保証用件、契約事項などが記述されており、業者はこれをもとに提案書を作成。発注元は業者の提案書を評価し、契約する業者を選定、ハードウェアやソフトウェア、サービスなどを調達。
口約束はリスキーだから書いておこうと。

業平のDR(災害復旧)システムの案件を取るためにRFPと格闘する日々。工兵もいつの間にか仕事をこなせるようになってきている。どんなSEに育つのか楽しみだ。

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2013年09月25日

Posted by ブクログ

今回は、カモメさんの「──少ない戦力で仲間割れしてたら勝てる勝負も勝てないよ」という一言に集約されているように思いました。

私は、大きなシステム提案書は書いたことがありませんが、コンサルティングの案件をとるために、2回位ヒアリングして、お客様の課題を捉えて提案書を作ることを時々しています。

そのなかで一番大切なのは、お客様にどんなメリットがあるか、逆に言うと、お客様が抱えている問題点を理解して明らかにすることです。

ところが、実際には一口にお客様といっても、現場の人の考えと、決裁を行うマネージャーの考えとは大きく違うことが多いものです。

でも、そのギャップを埋めることも提案活動の大切な役割かなと思います。
たとえ、その案件が受注できなかったとしても次につながるかなと。

工兵くんの成長が著しく、ちょっと感情移入しにくくなってきていますが、相変わらず面白く勉強にもなります。

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2013年08月15日

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今までは社内での物語でしたが、今回は企業へのシステム提案のお話。小規模ベンダーが試行錯誤して大企業に立ち向かう姿が上手く書かれていました。クール系お姉さまの登場。最後に、あとがきも要チェックです。

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2012年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3弾目は
早くも、『提案活動』が題材になっていて、
おー着実にステップアップしてるー。とタイトルだけ見ても解る。

前回と同じく気になった印象的なセリフについて
抜粋していきます。


===
『D興業もそうだな。目先の金をケチって運用を買わんくせに、いざトラブルが起こると平気で問い合わせしてきおる。それも初期構築の瑕疵だとか営業対応の範囲内だとかへりくつをこねおってからに。どんな内容であろうとエンジニアを動かす以上金がいる。その事実が連中さっぱり分かっておらん。』
===
主人公、工兵の勤務するスルガシステムの社長のお言葉。
SIerの社長ならではの悩みなんだろうけど、よくある話ですよね。
SIerは機器で設けるんじゃなくて、運用もセットで長い目を見て利益を出したいのに、
ユーザーは渋る傾向が・・・。特に不景気な最近は多そう。。。


===
『・・・でも、彼らは専門サービス部隊を持っています。室見さんが1週間かけて設計・構築するシステムを既に定型の仕組みとして準備しているんです。パラメータシートを記入すれば後は自動で設定、出荷、設置確認が行われる体制。もちろん運用についても同様です』

『もう一つ言っておきましょうか。私たちは回線や機器を購入する際、担当者単位で業者に問い合せてます。ですが、JT&Wのような大企業は違います。彼らは購買、資材部という専門のバイヤー部隊を持っているんです』

『商品の相場を見極め、複数の調達先とパイプを持ち、常に最良の価格で品物を仕入れる集団です。前案件の取り引きを一窓口で行うから大量仕入れとなり大幅な値引きも交渉できます。私たちが同じ商品を仕入れるよりはるかに安く、場合によっては半値以下で。』

『分かりましたか。仮に彼らと同じ構成を組んでも価格面では絶対に勝てない。では、と構成をレベルアップすればさらに費用が跳ね上がる。どうあがいても太刀打ちできないんです。私たちが小所帯である限り万にい一つも勝機はありません』
===

これは中小企業と大企業SIerでの
案件をとれるかの実力の差について梢さんが冷静に分析した結果のセリフ。
長いけど、ホントその通り!って思ったので全て抜粋してみました。

本質をついてる分析なので、
納得させられる中小SIerも多いんじゃないかなぁ。

機器メーカーと機器を担ぐ販社が手を組んでいるのが
日本のSIerの実態。某N関係のSierなんて、色んなメーカーとの太いコネクションがあるから、
中小企業は太刀打ち出来ないのが現状・・・。

日本ならではの変な仕組みだし、
喜ぶのはITゼネコン会社と一部のメーカー位で、
日本の中小企業の発展の妨げになっているのも、これまた現実だったり。
この辺の仕組みを根本的にどうにかしないと、日本のITは世界に遅れをとる一方だと思うんだけどねぇ。。



===
『業平産業株式会社 橋本様

 お世話になっております。スルガシステムの桜坂です。
 先日はRFP説明会へのご招待、ありがとうございました。頂きました資料をもとにベストの提案ができるよう社内で検討させていただいております。
 さて、御社担当が弊社六本松から私、桜坂に変わったこともあり、今更ではありますが一度ご挨拶に伺わせていただければと考えております。差し支えなければご都合のよい日程をいくつか教えていただくことは可能でしょうか。
ご検討ください。
よろしくお願いいたします。』
===

これは、RFPをもとに提案に行き詰まった際の、
『挨拶』という建前で、ヒアリングしようという、工兵のメール。

これは客先担当者から、RFP選考が終わってから挨拶にきてね。
と断られる。んだけど、
説明会とか終わってから、ミョーにSIerは挨拶をしたがるのも、事実。

挨拶はササッと終わらせて、
『ちなみに先日の説明会の件ですが・・・』と切り出す営業を見てると、
またかぁー。と少し恥ずかしくもなるんだけど、
案件を取りにいく為になりふりかまってられないんだよね^^;


===
『各システムの中身は完全にブラックボックス、ユーザーが開示されているドキュメントは何一つなく運用要員の数も非公開、挙げ句に月額費用はアウトソーシング1式X千万円と丸められている有様です。資料公開を求めても業者は『サービス設備』だからと拒否する始末、運用要員数も同じく『シェアード窓口』と言ってごまかされる状況でした』

『顧客内部にシステムの内情をしってる人間はいません。インフラの規模、月額の運用稼働、現状の構成、全てブラックボックスです。そんな状態でどこのベンダーがリプレース提案をかけられるですか。最適構成を見積もれるんですか』

『最善を尽くしました。現地サーベイを行い、ヒアリングを実施し、過去の資料を漁り、必死になってシステムの全貌を明らかに使用としました。ですが・・・無駄でした。内情を知る既存ベンダーの協力なしに現状調査を行うことは不可能だったんです。』

『私はコンサルティングファームの仕事に限界を感じ、ユーザー企業の情シスに入りました。以来、たった一つのことだけを守り今日まで仕事し続けています。なんだかわかりますか。

自分たちのシステムは自分たちでコントロールする。情報を管理し、特定ベンダーとの付き合いを深めない。これが全てです。違えるつもりはありませんし妥協するつもりもありません。』
===

これも長くなってしまった・・・。
客先担当者が前職でSIerやっていたときのエピソード。

一つのベンダーと独占的に付き合ってきた結果、
相手の思うつぼになって、調子に乗られて金額は上げられるけど、頼むしかない。って失敗談。
この失敗から、ユーザー企業に入ったけど、ベンダーを全く信じずフラットに接しすぎる事に。。。

いやぁ、。このリスクもありますよねー。
全て丸投げしてしまうと、ユーザーの手をドンドン離れ、
ベンダーの思う通りになってしまうパターンもよく聞きます。


===
『知ってる?JT&Wって案件の実働部隊に正社員はほとんどいないの。契約社員や協力会社、派遣に業務委託。一度なんてプロパーの全くいないチームに配属されたこともあったわ』
===

大手ベンダーの内部実情でしょう。
これもこの業界のおかしくもあり、改善されないところ。
僕も昔派遣で、大手に出向になった時に、社員さんがほとんどいなかったのに違和感を感じた。

隣の人と逆サイドの席の人とも
みんな違う会社から派遣に来てたり、業務委託できてたり。
ユーザーに会うときは自分の会社名を言うのはご法度で、案件によって自分の会社名もたくみに変えて言わなきゃならないという・・・。なんだかブラック業界な気がしてきたわw

と、長くなってしまいましたが、
なれるSEの第3弾目。

今回が一番ストーリー的に良く出来ていたし、
IT業界の現状を再認識する意味でもとても勉強になりました。

それにしても
主人公の工兵の成長っぷりが凄過ぎる!!

コレは第4弾にまだ続くのかなー?

いや、是非続いてください。
楽しみにしてるので!

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2012年08月15日

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今回はRFPや提案のお話。

中小のベンダーって本当に気合だの何だのの力業で押してそうで怖い。
実際SEって無駄に体育会的ノリ(業界人の知り合い談)らしいので・・・

それでも面白いのはやはり現実とラノベ的要素がうまく咬み合っていい感じに物語が進んでいくからだろうか。
大手の態度や立ちはだかる壁にぶつかり、立華や梢と協力して達成された時の感動は読んでいる側にもヒシヒシと伝わってくる。

ところで、徐々に工兵が洗脳されてきてるように見えるのだが気のせいだと思いたい。
明らかに会社に適応してしまってるのが恐ろしくて恐ろしくて・・・

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2012年03月07日

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結構面白い。専門用語の嵐ではあるが、なんとか理解しながら読んだ。

ラノベは学生が多く、たまにはこのような社会人というのもありかもしれない。
ただ、立華がいなければ読んでないけど…。

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2011年10月09日

Posted by ブクログ

3巻目。今回は副題の通り提案のお話。例によって社長がとってきたトンでも案件,競合大手ベンダーに馬鹿にされたのを機に,主人公を中心にツンデレ&ヤンデレヒロインズのトリオで案件を全力で取りに行きます。全てにおいて劣る競合大手相手に主人公がとった行動は…。 「私の技術と経験のすべてをあんたに預ける。使いこなしてみなさい。」 孤高のヒロインにそこまで言わせてしまう主人公の人間性と,築かれている二人の信頼関係にちょっとウルッときてしまいました。 なんか1日1冊のペースで読んでますが,さすがに4巻目は自重しよう。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

営業・提案の話は結果的に出来過ぎ、まあフィクションだから。
でも、臨場感というか視点というか意外と重要なポイントが隠されているので、良しとしよう。
新入社員という設定は無理があるとは思うけど。

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2016年08月30日

Posted by ブクログ

主人公、凄すぎ。
でも気持ちだけでも見習いたい。
まあでも大規模案件は大手にかなわないよね、、、

•少ない戦力で仲間割れしてたら勝てる勝負も勝てないよ
•お客さんは自分が欲しいものが何か、意外と説明できないもの
•提案は企業がするものではなく人がするもの

•自分達のシステムは自分達でコントロールする
•RFP説明会はリスキー

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2013年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったー!!!提案という仕事が、自分の仕事にも通じるような内容でした。専門用語がわかったらもっとおもしろいんだろうなぁと、ITに関連することを勉強してみたいものの、なかなか手をつけられていません。こんなおもしろくて読みやすい本がたくさんあればいいのに。とりあえず、4巻いってみよう!

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2012年11月05日

Posted by ブクログ

今までの中ではこれが一番面白かった。
勝ち目のない所から知恵を絞って逆転の策を見つけ出す過程は読み応えがあった。

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2012年10月31日

Posted by ブクログ

某ハードメーカーから上流側になるSIerに転職しましたが、色々な取引先と一緒にプロジェクトを行って行く。そんな現場に身を置く事となり、良いテキストを探していた時この本を紹介されました。それは、このプロジェクト管理でした。読み終わって他のシリーズを見ていると提案営業もあり読み終わりました。面白かったです^_^

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2012年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思ったよりかは面白かったし、ちょっと社会人的にそれはどうだろう?と思うような主人公の行動もありつつも、王道的な物語展開だったので、そうゆうものだと思えば楽しめる作品。
一方で、IT業界関係者が読めば少々鼻白む箇所もチラホラあるのは確か(例えばDRサイトを2日間で構築(しかも検証済みで成果物が出来ている!)とか、それが決め手でコンペに勝ったりとか)。まぁラノベなので、そのへんはあまり細かく言ってもアレだが。そういった一部の誇張表現を除けば、ITに関して嘘はついていない印象。IT業界関係者を含む多くの読者に受け入れられているのも頷ける。
総合的には、面白かったし、既刊も読みたくなる作品である。
ただ、ハーレム展開ってのは頂けないですね、女性に縁のないエンジニアとしては!

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2012年08月22日

Posted by ブクログ

今回は明確な「敵」が現われ、「敵」に勝つためにあーだこーだ戦略を立てる話しで今回も面白かった。
大企業の内情(?)についても触れており、「あるある」感が半端ない。
もともと登場人物が現実離れしてたけど、今回はそこに主人公も加わり、「こんな新人いねーよ!!!」状態に・・・

テンプレのようにデレた立華たんペロペロ(^ω^)

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2013年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜか営業的なことをしている主人公ってのが今回の話。
今回はイレギュラーだなあと。
お客さんが別会社に頼みたいとかそういう思惑を組んで提案するとか、先に開発しちゃってるから、安くできますよーとか。
普通の提案活動ではないなあと思った。特に先に開発はないだろう。失注したら、その分の稼働はどうするんだ。
にしてもネットの情報から、いろいろと推理して走り回った主人公のチートっぷりがすがすがしい。

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2012年05月10日

Posted by ブクログ

今回は提案についてのはなし。
イライラから最後はスカッとしてよかった。
巻末のクラウドの説明とかがわかりやすくてよい

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2012年03月04日

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ネタバレ

RFPへの提案作成の話。主人公が自分の頭で考えて体当たりで問題を解決に導くプロセスが痛快。橋本課長と会話の機会を得たシーンは鳥肌ものだった。
登場人物が仕事に対して誠実であって努力を惜しまない。そんな姿に心動かされる一冊だった。

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2012年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巻を追う毎にスーパーマンぶりに拍車がかかる主人公ですが、本巻でも更にパワーアップ。
さすがにどうかと思う展開なのだけど、文章が読みやすいので一気に読めてしまう。恐るべしラノベ。

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2011年09月29日

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夏海公司のなれる!SE 3を読みました。失敗しない?提案活動という副題のついた、なれる!SEシリーズの3冊目です。設立5年目の弱小IT会社に就職した桜坂工兵のSE残酷物語の続編でした。まだ入社して3ヶ月の工兵はひょんなことから大企業の提案活動をしなければならなくなります。ノウハウも経験もない提案活動、大規模な機器調達やネットワーク構築の提案書を作ることができるのか。そして、受注を勝ち取ることができるのか。まあ、ラノベなので、立華や梢やカモメさんが活躍してめでたしめでたしとなるのでした。今作でもカモメさんの隠された姿が現れて、正体は何者なのかどんどんわからなくなってきます。自分が休みの日に自分の席に監視カメラをかけておくなんてのは、常軌を逸しています。それにひっかかる工兵も工兵なのですが。工兵が就職したのはブラック企業という設定なので、読む前はマル暴のシノギ管理システムのような反社会的な開発を請け負う会社かと思っていました。でも小説を読んでみると、かなり誇張されてはいるものの、会社としては普通の会社で、社員の作業管理がメチャクチャなだけなんですよね。まあ、そんな感想を持つこと自体が、この業界に毒されているということなのかもしれませんが。

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2011年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2011年33冊目。
282頁。

書店で購入。






≪本文引用≫
p.82
 瞬間、工兵は理解した。
 梅林が大人しくJT&Wの非を認めた理由、工兵に頭を下げてきた理由。

 そうすることが一番効率よくトラブルを収束させられるからだ。

p.113
 「細かい技術論なんてお客さんにはどうでもいいんです。そうではなくて価格とかサポートレベルとか、あるいは新しいワークスタイルの提供とか。・・・・・・要はお客さんのビジネスにどういうメリットが生まれるか具体的・定量的に説明できますかって訊いてるんです」

p.143
 「提案書を章立ての観点で検討するメリットはいくつかあります。まず提出物の確認でお話ししたのと同じ、全体の作業ボリュームを見積もれるということ。次に提案書のページ数を事前に決められること。-今回はともかく、案件によっては提案書のページ数に制限をかけてくるところもありますから。そういう場合、全体で何ページ使えるかあらかじめ分かっている方が望ましいわけです。そして最後に一個、これが重要なんですけど、章立てを決めておけば複数の担当者がパラレルで作業を進められる。各章を分担してあとで一つにまとめあげられるでしょう?事前に全体構成が決まってなかったらこんなことできません。提案書の規模が大きくなればなるほど章立ての事前検討は必須になっていくわけです」

p.178
 『坊ちゃん、坊ちゃん。お客さんはね。自分の欲しいものが何か、意外と説明できないものなんですよ』

p.289
 「提案は企業がするんじゃない、人がするんです」

p.295
 ある業界に就職してよいかを判断する方法は一つ「その仕事、年中無休でやってても楽しめる?」と自問自答してみることかもしれません。

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2011年07月23日

Posted by ブクログ

3冊目も面白かったです。私はプログラマなので、提案書について詳しくなく、なるほどなぁと勉強もしつつ読めました。次回作が楽しみです。

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2011年07月03日

Posted by ブクログ

ICT業界に関わっている人なら、「おー、あるある(笑)」と読み進めばよろし。逆に、業界に関わっていない人だと、果たして面白さがわかるのだろうか。
今回、SE業界最大手って企業が出てくるのだけど、まぁ心当たりありまくりな人も多いことであろうかと…。

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2011年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大手SIerとのバトル巻。
顧客の元に足繁く通い、テンプレのような悪役大手SIerに勝利するという、ある意味ありきたりな展開。
ただ、勝負を決めたきっかけの部分は、実際そういうことがあるのかは知りませんが面白かったです。
そして、よいツンデレでした。

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2012年08月31日

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ちょうど、提案中ということから読んでみました。提案は企業でなく人がするのだと…この一言に尽きる物語でしょうか。

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2012年03月27日

Posted by ブクログ

いきなり営業をすることになった工兵

右も左もわからぬまま、大企業の業平産業のRFP説明会に参加することになり― な内容



2巻より面白かった。

今回は仕事の話の割合が増えて、序盤から楽しむことができた。

ただ、残念なのが1,2巻と同じく最後の解決策が力技なところ。

毎回現実的な話のあとに、デスノートよろしく「ジェバンニが一晩でやってくれました」な締めなので、さすがに食傷気味。

次巻では違った展開に期待したい。



ところで何の迷いもなく主人公が自宅で仕事をしているがありなのだろうか…

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2011年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なれるSEシリーズの4作目までで一番突拍子もない展開になる。

今回挑戦するのは、営業活動で顧客に提案すること。

その中で大手と競合し、中小企業に勤める身としては共感出来る部分もある。

以下、ネタバレ


しかし、その解決方法はとんでもない。

既存の大手ベンダーから見積りを取り、自社のエンジニアで検証を行うという。
完全にフィクション的展開であり、ここまでやるか、と楽しくなる。

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2011年06月19日

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