あらすじ
とある企業の大規模コンペで、工兵は競合するライバル社、アルマダ・イニシアティブの新人エンジニア、次郎丸縁と出会う。同じ新卒、同じ過酷な境遇ということで親近感を覚える工兵だったのだが ──、アルマダはスルガシステムを脅かす超攻撃的企業だった! 次郎丸はその尖兵として新規案件のコンペはおろか、リドルトリルをはじめ既存の顧客すら奪い始め、その魔手はついに橋本のいる業平産業にまで及ぶ。危機感を募らせた工兵は全力で迎え撃つ決意を固め、立華と一致団結。はたして運命のヒアリングの攻防の行方は!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
次々の駿河システムの案件をさらっていくアルマダの新人に業平の仕事を取られまいと必死に動く公平にハラハラドキドキ。立華ちゃんの上司としての動きも素敵だし、橋本さんの表情も面白い。かつてのライバルまで同志として動かしてしまう公平くんが素敵でした。
Posted by ブクログ
ネームバリューある外資が桜坂たちの契約を奪っていった。
彼らはコンサル業務で得た情報をもとに絶対に負けない営業をしかけていたって話。
これはネットワーク構築とかの分野だからであって、システム開発系だと難しいかなあと思った。
穴を指摘するのはたやすいけど、引き継ぐのに時間がかかる。維持管理を奪うのはリスク高くないかと。というかコンサルするにしてもコストかかりすぎるか。
とか考えたり。
まあしかし、今回のライバルは今までになく、怖かったなあ。
Posted by ブクログ
桜坂工兵にライバル(次郎丸縁)が登場する巻です。ライバル、、、というか、工兵+立華+梢を足してようやく同じくらいの戦力になるという強力な女性です。
前巻の社内政治ドロドロの話から、一転し技術中心の戦いなので爽やかな印象です。
橋本さんの微妙な立場に揺れる心も読みどころっ。
Posted by ブクログ
他ベンダーにやってる仕事を荒らされるっていうシチュエーションが、今自分が直面している状況に近くて、とても他人事として読んでいられなかった。
ギリギリまで追い詰められての逆転勝利という展開は、これまでと同じなんですが、この爽快感がたまらないですね。
圧倒的な技術力身に付けたいものです。
Posted by ブクログ
夏海公司のなれる!SE8を読みました。
案件防衛?ハンドブックという副題のついた、なれる!SEシリーズの8冊目です。
ブラック企業スルガシステムに入社した桜坂工兵に強力なライバルが登場します。
アルマダ・イニシアティブと言う会社は商談荒らしの悪名を持つ、強引な営業方法の外資系会社です。
アルマダ・イニシアティブはスルガシステムの顧客会社を次々とリプレースしていきます。
そこの新入社員の次郎丸(じろうまる)縁(ゆかり)は新人ながら技術的にも営業スキル的にも工兵とは段違いの実力を持っているのでした。
この小説は萌え系の技術系SEの日常を描いていく物語だと思っていたのですが、前巻くらいからSEのレベルを超えた会社レベルの経営や政治的な話題が描かれていて、それも面白く読みました。
Posted by ブクログ
いやー,今回も日常ありそうな話をあり得ない登場人物でフィクション的に扱ってくれて(そうでなければあまりにリアル過ぎるだろうし),一気に読んでしまった.
続巻が楽しみ.出る予定かどうか知らないけれど・・・
「嘆息」「洞のような目」という言葉が出てきすぎるのが気になる。重複表現は読む側を鬱陶しくさせる。
Posted by ブクログ
案件を奪おうとする中小SIer vs スルガシステム。
ネタがSIerの法廷と言われるとしっくりきそうです、今回もお馴染みの展開を楽しませてもらいました。
受注の現場ではホントにこんな事が行われているんですかねー。
そして、相変わらずヒロインを増やしすぎ笑
Posted by ブクログ
終盤はまるで、法廷劇みたいでした。外資の描写がステレオタイプでしたが、一部は事実です。まあ、伝聞ですけど。「クイック&デッド」って、普通はシャロン・ストーンとかジーン・ハックマンですよね。一歩譲って、ゲイリー・シニーズですか。
Posted by ブクログ
工兵の周りには女性ばかりですが、今回の女性は同じ新人のライバル!
アルマダ・イニシアティブは大コンピュータ会社の元日本支社長が率いるベンチャーで、トップセールスで各社に売り込み中。
常駐コンサルとして、顧客に入って現システムの欠点を洗い出し、低コストでよりよいものを提案し、案件を奪い取る手法。
スルガシステムと常にぶつかるのは、新人の次郎丸縁。
今回はまともに顧客の利便性を考えWebインターフェースを提案に追加する。そのため、室見のコスプレを餌にSD部のプログラマーを仲間につける。
しかし、それは敵も予想しており反撃をくらう。最後には裏技で業界大手JT&Wにもコンサルをしてもらい、スルガのコストが割高と言うアルマダの主張を、一般的には割安と反論して、流れを変えた。
今後もライバルとして登場しそう。
Posted by ブクログ
出来ない新人と思って蓋をあけてみたら、ただの超人でしたってくらい、ここ数巻の主人公の活躍ぶり。
主人公が活躍すればするほど立華たんの活躍が減るわけで・・・
(ノ゚д゚)ノ 彡┻━┻ リッカタンカツヤクサセロ!!!
立華たんの活躍は少ないけど、はっしーも出てくるし、何といっても今回は挿絵が良い!!!
出番が少ない分、挿絵が最高だった立華たんペロペロ(^ω^)
Posted by ブクログ
なれる!SEは、ジャンルがラノベなのだがラノベ要素は微妙というか取って付けたような感じ。登場人物全員が二重人格の如くパートごとに人格が入れ替わる。まあその入れ替わる絶妙なリズム感が、キモなのかも知れない。SE業してる身としてはそこそこ嘘や誇張も理解できるので面白く読めますが、一般のひとには半分SFなんだろな。
Posted by ブクログ
表紙の今巻のヒロインのイラストが個人的に好み。
ボーイッシュな子って好きなんですよね。
読んでみたらちょっと想像してたのと違ったけど・・・今後も活躍してほしい。
ラストのボスとの会話もよかったしね。
しかし今回一番可愛かったのは橋本課長ww
中身が面白いのは今更言うまでもないでしょう。