あらすじ
世界(サービス)終了を、止められますか? MMORPG「アクトロギア」のサービス終了が決定。そんななかゲーム世界の〈はじまりの町〉で町長を務めるオトマルは、唐突に自我を獲得する。同じく覚醒した毒舌秘書官のパブリナの説明で、世界の終わりを阻止するためには冒険者たちの満足度向上が必須と理解した町の住人たち。ショップやクエストの最適化、近隣国との交易。NPCたちの奮闘はやがて世界の外側をも巻き込む大事件へ――終わりかけゲーム復興物語!
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Posted by ブクログ
良作。MMORPGのNPCが自我を獲得するというアイデアは、ライトノベルでまま見る視点だが、そこに所謂プレイヤーをほとんど噛ませないところは画期的。
ログ・ホライズンのミラルレイクの賢者リ=ガンなんかもそうだが、現実からゲームに転移してしまった様なよくわからないけれど今までやっていたゲームにそっくり異世界という建て付けで、NPC側の視点とプレイヤー側の視点を擦り合わせるという様な役割は時たま見られるが、完全にNPC側が主導権を握り、外の世界のプレイヤーを意識するという視点はかなり新しい。
Posted by ブクログ
ネットゲームの世界をメタに描いた作品。
最後には意外な結末もあり、ゆるーく楽しめた。
コンパクトにまとまっているが、個人的にはもう少し展開があっても良かった。
Posted by ブクログ
クソ運営でサービス終了まじかのMMORPGで、なぜか意識を持ってしまったNPCたちが改善に乗り出すというお話。VRモノの亜種とも言えますが、目の付け所はいいと思います。
NPCが勝手に動いてるのに運営は何してんだとか、AIのリソースはどこからとか突っ込みどことはありますが、悪くはないと思います。
Posted by ブクログ
ゲーム内のNPCが意識を持っていて、ゲーム特有のお決まりの流れや動きや所作に疑問をもって、ゲームの内部から変化をもたらしていく、という話のアイディア自体は面白いと思うのだけど、キャラに魅力が不足しているためか、展開がある程度読めてしまうためか、いまいち乗り切れず。
Posted by ブクログ
終わりかけのMMORPGのNPCが突然自我に目覚めて世界を終わらせないために動き出す。ラノベっぽい感じ。展開は色々してるんだけど、大きな山場がないような印象。読みやすくはあった。