夏海公司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全16巻で本編完結。
お仕事系ライトノベルでは最長シリーズではなかろうか。内容の専門性も極めて高い。描写されている作業の様子は「こんなことあるんかい!?」とツッコミを入れたくなるほどの理不尽なものなのだが、著者が実際にIT業界に勤めていたことを踏まえると、多少の脚色あれど実話に近いものなのではと思わせる。IT業界のことや"仕事"とというものを知るのに優れた作品です。
面白いけど腹も立つ(社長とか大手企業とかに)作品で、読んでいて辛い巻もあった。2年目の新人教育の13巻とか。
室見立華の正体は12巻で明かされる。この作品では登場する地理(特にお茶の水界隈)が実際のものと同じよ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ未経験からSEとなった主人公・工兵は、過酷な業務に悶えながらもなんとか努力し乗り越えていく。
嘘みたいな(比喩)労働環境、注文の多い顧客との折衝、何一つわからない専門用語…。そういったSE業界の描写一つ一つが克明でとても読みごたえがあった。
特に、室見さんのSEとしてのプロ意識が垣間見られたシーンは個人的にかなり刺さる内容だった。自分もSEになってまだ間もないひよっこなので、工兵に話した言葉がまるで自分にも向けられているのかのごとく深く心に刻み込まれた。同時に、工兵の挫折も他人事とは思えなかった…。辞めようかな、SE。(笑)
とはいえ、内容としてはとても面白いものだった。今となってはむしろ新鮮 -
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購入済み
SEとやりたいこと
「コアな正社員には一切技術を求めない。」
最後のローズさんの話が最も響きました。
私もシステム開発に携わる人間ではあるのですが、
コストダウンのためにアウトソーシングする
誰でもできるように手順書を作り作業を分担して納期を管理する
会社として、管理職として、納期・品質を維持しなければならないから、基本的には誰でも出来るように手順書を整備して、分野に特化していない人でも期待通りの効果を得るように環境を整えて行く方向性になることは、ある種 仕方ないとも思います。
では、技術者の仕事は決められたことを正確に、できるだけ早くこなすことなのでしょうか。
・・技術者ってなんだっけ、と -
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