あらすじ
ついにザイ殲滅への光明が差し、作戦準備を進める慧と独飛の面々。しかし、その作戦はグリペンを始め、すべてのアニマに大きな代償を強いるものだった。
最終決戦目前、日本のアニマ達にロシアのバーバチカ隊も合流し、いざ決戦! ……といきたい所が、気負う慧を余所に、いつも通りのアニマの少女達。イーグルは陽気にウォッカをがぶ飲み、ファントムとジュラーヴリクは憎まれ口を叩き合い、慧に絡むラーストチュカにマイペースを貫くバイパーゼロとパクファ。そして、時を超え慧への変わらぬ想いを抱えたグリペンを待つ結末は──。
美少女×戦闘機ストーリー、蒼穹を駆ける史上最大の空戦が始まる!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人類がグリペンからの輪廻情報を利用していたことに対するザイの報復は…ターミネーター・オプション
開発中の新兵器が実用化直前に研究所・工場毎…以上に、「何を目的とした攻撃だったのか」「何が真の被害なのか」さえわからないというのは怖いよな。この跡凄いことを思いつく人が、思いつく前に消されたって事だもんな。
そして、月並みではあるが、人は自分で思い至らなければならない。他者に言われただけでは…というのは、やはり真理だよな。
Posted by ブクログ
ついに完結。
第1巻から読んできたけど感動的な終わり方で思わず涙腺崩壊。
ACE COMBAT7に酷似した世界観に続いていて、日本が国連軍に参加したり、F-3が完成していたり、慧のこれからを想像するともう、ね。興奮モノなわけですよ。
ACE COMBAT7のHushを聴きながら読んでいたので決戦の激しさ、グリペンが優雅に宙を舞う姿が容易に想像できました。
今後出るらしい短編集も楽しみに待つことにします。
Posted by ブクログ
P43 八代通の「人類の未来を剪定中」の部分が、感情を排した作業めいていて怖いです。
P69- 日本への驚異描写に唐突感
P186 未確認機=BANDITS という認識に感じるのですが。シリーズ通してね。
バイパーゼロが明華に見えるのは、慧のこころにはまだ彼女がいると思ったのです。なのに、言及無しで単なる機体と化したグリペンを愛でる異常。著者主観だと、明華は平時のページを埋めるための人だったとしか思えませんな酷い扱いでした。
既に十分に引っ張っているという見方もありますが、この時点で本編を終わらせたのは評価していいかと。
個人的には、ファントムと一周回ってイーグルがお気に入りです。
2019/06/24
P15 ファントム「JAS39D」でD型まで言ったのは伏線だったのね