夏海公司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社畜システムエンジニアを漢字二文字で表せば「工兵」。そんな名前を持つ主人公も13巻にして新入社員を迎える立場になりました。
この巻もそうなのですが、工兵クンは自分に与えられた役割を十二分にこなします。きっと超優秀なのでしょう。
スルガシステム(本物語の会社名)も、そんな工兵クンを炎上する現場へ投入し消火を繰り返します。
でも、本当の問題は解決していませんから、もしも工兵クンがいなくなったらきっと大きなしっぺ返しがくることでしょう。
さて、本巻で新人教育、次巻は総務っぽい引きがあったので、ラノベ版の島耕作になっていくのでしょうか。コーヘイ、コウサク、、、似てますし、、、とコーイチが言ってみ -
Posted by ブクログ
12巻のサブタイトルは「アーリー!?リタイアメント」。
室見立華さんの退職と進行プロジェクトの残されたメンバー達との葛藤。
立華さんの過去や生い立ちがこの巻で明らかになり、SE技術バリバリな話ではないが、人間としてのドラマは他の巻よりも内容が濃い。
この業界の永遠の課題でもある、「人に依存せず組織としてまわすためには」と「1人の天才エンジニア>100人の平凡エンジニア」の矛盾した建前と現場の現実ジレンマが上手に描かれている。
人事と現場エンジニアの分かり合えなさ。どちらも間違っては居ないが自分の立場と比べると工兵側の目で感情移入して観てしまうし、本書も現場の目で観るようにできている。
ラ -
Posted by ブクログ
この巻は「仕事は個人の力量」or「仕事は組織でやるもの」? がテーマの一つとなっていました。
ちきりんさんなら、「xxよ」と言い切って脳内仮説を滔々と語るのでしょうが(ごめん、嫌味な書き方ですね。嫌いなんですw)、どっちもあるよな的テーマです。
私の意見としてはロクヨンくらいで個人の力かなと思っています。
よく、「企業文化の影響が」という人がいらっしゃいますが、部門長が1年頑張れば企業文化よりも強い影響を持つ(?)組織風土ができます。
(半年で変わるのをみたことがあります)
また、組織は個人によって構成されますのでお互いに影響を与え合いますから、どっちがどっちと決められません(少なくとも -
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