戸谷洋志のレビュー一覧

  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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    哲学するきっかけとして、よくできている。

    テンポの良い対談形式で話しが進んでいく。

    いくつかのJポップがいかに時代と人間に向き合って作られているのか、本書を読んで驚いた。

    知ってはいて、いい曲だと思ってはいても、ここまでの内容を持っているとはつゆも思わなかった。

    構成、分析、最後のまとめといい、哲学を人生にひきつけて考えられる良書である。

    ・ヴェイユ:待つとは注意することを伴う
    ・one ok rock の歌詞の深さ:死についての認識変革 ,SEKAI NO OWARI のRPG:地球を愛すること

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    2016年12月13日
  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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    良書。取り上げられている楽曲を聴きながら読み進めると、心地よいトリップ感が得られて楽しい。読んで楽しいだけでなく、哲学の入門書として非常によくまとまっていた。「自分」「他人」「恋愛」のトピックを順序立てて説明されていて、腑に落ちやすい展開になっていた。

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    2016年10月02日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    プルラリティ(多元性・複数性)の概念が少し、深まった気がする。

    アーレントの思想は、アーレントが生きた時代に大きく影響されている。ナチスドイツに翻弄された人生。ユダヤ人として生まれ、収容所に送られ、アメリカに亡命して、無国籍になって、ついでにハイデガーと不倫もして、なかなかの波瀾万丈な人生だ。

    ホロコーストのようなことがどうして起こったのか、アーレントの思想を通じて少し理解をすることができたように思う。

    一人一人が考えることを手放し、他者と協力して理不尽に立ち向かうことを手放し、自分たちと異なる物を徹底的に排除をしていくことを良しとする。
    社会のシステムに従ってさえいればいい。
    ぼんやり

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    2026年08月29日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    とても読みやすい。別に特別、内容に興味があった訳でもないのだが、ただ活字を眺めたくて読んだ感は否めない。しかし、SNSの中に蠢く人間たちの挙動がアレコレ書かれていて興味を惹かれたのも確かだった。文章が気持ち良いほど、すらすらと頭に入ってくる。それが何とも心地よい書籍だった。ホットコーヒー片手に読みたい一冊。

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    2026年08月25日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    面白かった。

    倫理学の表を良いこととするなら裏について書かれた一冊。

    心に残ったことは
    ショーペンハウアーの言った
    悪意・意地悪・嫉妬・同情について
    悪意は人を傷つけたいと思う気持ち
    その悪意の中にも意地悪・嫉妬があり、
    意地悪はただただ、相手が嫌な思いをすればいいという残酷な考え。そしてそれを実行する。
    嫉妬はもう少しマシで、思っているだけ。
    嫉妬はいじわるに変わる。

    同情は私と私以外の垣根をとっぱらい、
    関係ない人物に対して、感情移入することができる神秘的で摩訶不思議な心理現象

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    2026年08月23日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    なんか中央公論新社さんが新しいシリーズを始めたみたいです
    その名も『すごい古典入門』
    創刊はアーレントとルソー
    おお!確かになんかすごい

    わいはもちろんアーレントからやん

    100ページ程度のブックレット形式なんやが、そんな100ページでアーレント語れんの?なんて思ったわいを嘲笑うかのように、戸谷洋志さんがさすがの技で分かりやく、ちょっとくすっとさせながらまとめてくれてました

    『人間の条件』なんて本来は「いや何が言いたいねん!」って叩きつけたくなるくらい分かりづらいからね
    わざとか!わざとかハンナ!っていうね

    で「なぜ働かなきゃいけないの?」ですよ
    これって実はみんな一度は考えたことある

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    2026年08月13日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    なんと言ってもわかりやすかったです!話し言葉で書かれている書籍は頭に入ってきます。公的領域、私的領域の部分も興味があり、ここからまた次読む本(親切に、リストがついています)の中からまた1冊選んでみようかな、と思ったり。入口としてとてもいいです!!また、TBS CROSS DIGのYouTubeで4回にわたって戸谷先生がお話されているので、合わせてみるとまた理解が深まります。

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    2026年08月11日
  • 哲学のはじまり

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    哲学の基礎について学べた。
    100ページくらい

    ①存在論
    実存と本質について プラトン アリストテレス
    実存主義 ハイデガー サルトル
    ②認識論
    方法的懐疑 デカルト
    実験や観察
    因果律の否定 ヒューム
    感官、悟性、理性 カント
    現象学 フッサール
    ③価値論
    倫理学 
     功利主義 ベンサム
     義務論 カント
    美学
     自然美 カント
     芸術美 ヘーゲル

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    2026年08月09日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ネタバレ

     なぜ働かなくてはいけないのか。この本を読むことで少しでも心に余裕が生まれたらと思い購入。
     ハンナ・アーレントは活動的営みを労働、仕事、活動の三つに分類した。労働と仕事は同じように思うが、専門用語的には労働は自然に支配された状態、例えば私たちが餓死しないためにお金を稼いで食べ物を得ているといった消費であることを理解した。そして仕事はそういった消費ではなく、残るものであるということを知った。私自身労働はしているが、仕事や活動はあまりしてない。現代において仕事や活動をしている人間は少ないと考える。だからこそ、その二つに目を向けることが重要であると感じた。
     また現代社会では自由の価値が忘れ去られ

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    2026年08月02日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    子供に渡そうと思ったが、何が書いてあるか先に読んだ。倫理学の(標準的には)中高生向けの入門オムニバスであり、非常に読みやすい。もちろん、倫理学はもっと込み入ったものだが、込み入ったものだからといって最初から込み入ったことを知ろうとしなくていい。恐らく、少し賢い小学校高学年も無理なく読めるだろう、理解できるかはさておき、概ねの意図は伝わるように思う。内容としては古典的な倫理学の手引きだし、筆者もスタンダードな見解で著しているので。心配しなくて大丈夫です。

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    2026年07月11日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    とってもわかりやすかった!このシリーズの他の号も読みたいな。私はアーレントと同じで、交換可能な人材として食べるために働く・働くために食べるを繰り返すことは最も価値がないという意見。終章に「現代も捨てたもんじゃない」という励ましの意味で、慈善活動をする企業、仕事仲間とのゴルフ、育児は活動とも言えるというようなことが書かれていたが、私からするとそれらも労働でしかないのであまり響かなかった。

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    2026年07月10日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ​アーレント、全体主義という単語自体は何度も目にしていたけれど、
    その中身は全然理解できていなかった自分にとって、入門としてとてもわかりやすかったです。
    ただ、ところどころに出没する著者のセルフツッコミはとても苦手でした。それがなければより良いのにな。

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    2026年07月08日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 三大哲学書 カント『純粋理性批判』ヘーゲル『精神現象学』ハイデガー『存在と時間』

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    現代社会の問題点を引き寄せながら哲学の話が展開されるため、関心も持ちやすく、分かりやすい。 分かりやすい解釈、説明が書かれていて読みやすい。

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    2026年06月26日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    子どもにもわかる倫理学で、書名や項目名の付け方が興味深い。AI時代だからこそ、倫理の重要性が増すと思うので、子どもはもちろん、大人も知っておきたい内容と思う。

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    2026年06月24日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    読書会で読んで、「読んだけどよく分からなかった」ってわからないを共有して少しずつ自分なりの理解を深めることができてよかった

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    2026年06月21日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    入門書ということで、非常に読みやすく哲学知識ゼロでも楽しめる。私もどういった内容なのか、さわり程度をまずは知りたいと思って読み始めたので、そういったことを期待される方にはおすすめ。アーレント本人は哲学者という肩書きを嫌っているようなので本書では思想家という肩書きで話が進む。嫌っている理由はちゃんと根拠があり本書で説明されている。
    思想家ということで、色々と難しいことを考えられていて、独自の理論を日常で使用している言葉を使って別の意味合いで定義をしている。アーレント曰く「労働」と「仕事」は違うと主張している。ここでいうこの二つの言葉は我々が日常で使っている言葉とは違う意味合いで使用されていて、端

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    2026年05月25日
  • ハンス・ヨナスの哲学

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    昨年『生きるとは頼ること』を読んで気になっていたハンス・ヨナスについて著者の戸谷さんが解説書を出しているということで読んでみた。誰が責任を取るのかという責任の主体に焦点を置く通常の責任論に対して、ヨナスの責任論は誰に対して責任を果たすべきかという責任の対象から考えるという視点の転換がある。(目の前で泣いている乳飲み子を放っておくべきではないのは対象の存在に対して責任を感じるから)
    なぜ対象に対して責任を果たすべきなのかという点についても、存在そのものへの価値、善を見出すという点から、未来世代への責任についても未来の世代が存在し果たすべき責任が継続すること自体に基礎を置いて考える。
    気候変動、そ

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    2026年05月22日
  • 原子力の哲学

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    哲学的に考える事は容易ではない。しかし、原子力を考える事は、科学を超えた思考が必要であり哲学的でもあると、うっすら思っていた。戸谷氏の事を100分で名著のヤスパースで知り、本書に辿り着いた事に感謝。いや、これが必然で偶然ということか。原子力の捉え方に一条の光が見えた気がするのは気のせいか。これからも対峙していく。

    第三章 想像力の拡張 ギュンター・アンダース

    アンダースは、このように、人間が自ら製造するものとそれに対する人間の能力の不均衛を、「プロメテウス的落差」と呼んでいる。こうした落差のために、人間は、核兵器に対して正常な判断を下すことができなくなるのである。
    もっとも、プロメテウス的

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    2026年05月14日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ゼミで幾度となく聞いた「ハンナ・アーレント」

    教授からきく彼女の「公共性」の話はずっと心にあって、また映画で彼女の一生をみて、その逞しさに憧れた。

    「人間の条件」は、読んだことがなく、また話を聞いても「???」だったので入門書から!
    めちゃくちゃ読みやすくて、!これまで分かりたくても分からなかった政治思想家たちの話、このくらい薄っぺらい入門書なら読める気がする。。。

    「人間の条件」の内容について、
    人間の活動、その視点から分ける?みたいなのがあって面白い。労働について考える学者の礎になるのも頷ける(気がする)。
    あとアレントの定義する「労働」はアレントからかなり悪く評価されており、それは

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    2026年04月27日
  • 恋愛の哲学

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    この本はあくまで私たちがこれから生きていく新たな知見を得るにすぎない。
    本書の冒頭にもあったように批判的な思考を持ち、あらゆる哲学者の思考を踏まえて自ら新たに考えることを筆者は求めているんだと思う。

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    2026年04月21日