戸谷洋志のレビュー一覧

  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    結論はなんだか青臭いが、この限定されたテーマの中で広く思想を拾い上げるスタイルは、気になるような新書を多く手掛けている筆者によるもの。焦点が絞られているものでもないため、次にこれを手に取りたいという架け橋には本著はそれほどならなかった。

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    2025年07月13日
  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    『恋愛の哲学』を読んだ後、これを読む。

    いろんな考えがあるけど、2冊読んで、ひとつ大事だと思ったことは、

    「私」は自立した人でないといけない。

    自立して、基本的には何でもかんでも人に依存しないこと。
    (ただし、いつ何時でもというわけではない。状況による)

    悪い依存とは、片方がもう片方の人の時間や気持ちを搾取することだと思う。
    とにかく、釣り合わない関係はよくない。

    愛するということについて、まだわからない。
    まだ、これだという答えは出ないけれど、死ぬまでに答えが見つけられたらいいなぁと思う。

    ただ、自分がこうだと思ったところで、自分以外の人が別の考えだったり、特に何も考えてなかった

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    2025年06月09日
  • 僕らの哲学的対話 棋士と哲学者

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    聡明で若い友達2人の対談という感じ。
    たまにただの若者の馴れ合いみたいな。
    後半ちゃんと哲学のパートになった時難しくて、今後少し哲学を追うのは諦めようと思った。

    糸谷さんは思ってた「生粋の本能派」とは少し違って、色んな人間的葛藤を理性で理解してしまうことにより
    人生や将棋の意思決定をシンプルにしてしまえてる人なのかな?と仮定。
    (思ってたより楽観的で冷静で、世界を良い距離感で楽しめているような。)

    だとしたら、確かにそのように「世界の”分からない”という不安に立ち向かい克服すること」が哲学の意義の一つなのだろうし、それを体現してくれてる気もする。

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    2025年06月09日
  • 恋愛の哲学

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    ネタバレ

    自分の恋愛観がどこにあるのかを見直すために手にとった。
    ボーボワールのジェンダー論も影響するのは意外だったが、プラトンの一見ピュアとも思える思考であったり、それに継ぐ数々の哲学者の発想を著者の視点で読み解いていくのは、自分の所在地を探すようで、とても興味深かった。
    少し時間をおいて、もう一度熟読して理解を深めたい。

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    2025年06月02日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    ネタバレ

    親ガチャ的厭世観に囚われている現代への処方箋のような本。
    反出生主義やゲノム編集のテーマをワンピース、進撃の巨人、ポケモン等のキャラクターで扱っていたのが面白かった。
    偶然自分として産まれたこと、自分自分自身をありのままに引き受けることができるように、対話の場が必要。

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    2025年06月02日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    現代の議論の形をテーマに、ひろゆきの「それってあなたの感想ですよね?」を起点にし、どのような議論が今後求められるのかを論述されていた。
    過去の歴史や議論形態が引き合いにだされており、どの章も興味深く読めた。

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    2025年05月31日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    親ガチャについて正面から分析した一冊。

    とかく親ガチャについては努力論で否定されたり軽視されたりしがちだが、実際には格差社会の元凶となっているものなので、非常に重要なものであると感じた。

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    2025年05月31日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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     いけない理由をキチンと説明できるようになるために読んでみました。結構楽しく、文量的な負荷もなく半日で読み終えられました。
     同情の考え方、結構好きかも。
     良い意味でも、悪い意味でも

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    2025年05月24日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    後半はほとんど理解できてない。知識不足だと実感した。哲学において学術的な訓練をとおした人には簡単なのかも知れないが。終始ひろゆきの論破芸には批判的。ディベートは第三者の納得感で勝敗が決まるが、その構造自体も批判的に検討されるのが面白かった。

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    2025年05月03日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    自己責任の名のもと「誰に」責任があるのかを探すのではなく、「誰に対して」責任があるのかを見つめること。弱い存在に対し、複数人で責任を持ち合うことが持続可能性があるということ。責任を在処を探して押し付けあう世界にウンザリしていたので、すごくロジカルにそれを批判するこの本にうんうんと頷いた。

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    2025年05月01日
  • 恋愛の哲学

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    メンヘラになるのは自分のせいだけでない、これまでの社会で醸成されてきたジェンダー観が一因でもあるんだ、自責しすぎる部分があるから楽になったかも。

    恋愛することで「男はこうあるべき、カップルはこういう関係性であるべき」とかいう固定観念を乗り越える

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    2025年04月26日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    ☆☆☆2025年3月☆☆☆

    『生きることは頼ること』―このタイトルに惹かれて手に取った。誰かに迷惑をかけることは悪徳であり、他人を頼るのは恥ずべき事、すべては自己責任でという風潮は根強い。その事に違和感を感じているところで出会った本書は実に参考になる部分が多かった。

    本書では「強い責任」「弱い責任」「守られるべき他者に対する責任」「能動的責任」「受動的責任」「中道的責任」など、様々に責任が定義されており、それぞれに興味深いが、僕がまず重視したいのは「強い責任」=「自己責任」だ。

    「自己責任」という響きからは、何となく自分でしっかり責任をもって・・・というニュアンスが感じられるが、「自己責

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    2025年03月12日
  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    読みやすくて面白かった!この本を元にしたbook campでさらに理解が増した。友情=人間関係で、小さい頃からずっと形を変えてそばにいるのに、ちゃんと教わってないって不思議な存在だよなあ。友情の形は色々。

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    2025年02月09日
  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    昔の哲学者達が当たり前のように男尊女卑でおもろい
    それも当時の社会の影響だろうけど
    今は女性の立場を強める動きがあるけど、最終ゴールは性差が語られなくなることなのだろうか

    アドラーとかの読み過ぎて自律を重視し過ぎていたけれど、友達を必要とする弱さ(?)との矛盾について考えられたのはとても良かった
    漫画もやっぱり素晴らしいよね

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    2025年02月06日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    自己責任と言う言葉に対する違和感がもやもやとあったのですが、もやもやの正体は自己責任と言う言葉が、『それは私の責任です』と言う文脈ではなく、『それはお前の責任だろう』と言う文脈で使われているからと言う事が分かりました。

    政府が国民に自己責任を言う時には政府が国民に対する責任を放棄しているのでは?と言う考えは、自分が家族や友人や同僚に対して無責任にならないための意味でも忘れずにいたい考えです。

    筆者の言う弱い責任や人々の連帯など、頭では何となく分かりますが、常にその考えでいられるかと言われると自信がありません。

    赤の他人同士で連帯するべきと言われても、やっぱり損得勘定が働いてしまいますし、

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    2025年01月31日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    タイトルに惹かれて読み始めた。
    目次を見ると、
    1 自己チューはなぜ楽しいのか
    2 意地悪(以下同じ)
    3 復讐すること(同)
    4 自傷行為(同)
    5 空気を読まない(同)
    6 反逆する(同)
    となる。一見するとどれも悪いことだし、基本的に筆者も悪いこととする立場ではある。だが、筆者のガイドによって古今東西の哲学者のもとに連れて行かれ、その考えを簡潔に伝えられて、読んでいくうちに「これは悪いことではないのかも」とも思えてくる。
    ルールを守るのは、他の人もルールを守るから。

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    2025年01月13日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    久々に良い本に出会えた。
    元から気になっていた著者の本だが。
    ここから著書の中の話とは違い、私の考えだが。
    自己責任という言葉は、随分勝手な言い訳の様に感じる。
    財源、特に社会保障費には限りがある。
    社会とは、生きている全ての人たちが対象となる。
    障害があるから、高齢者だから、貧困だから、等々、
    何かしら生活に支障を来たしている人たちの為の費用でもなく、本来なら日本に住んでいる人全ての人への生活を保障すべき費用。
    サッチャーは、全ての人に回す為公正な支給を目指しただけ、
    日本の場合は、強者が弱者の生活に目を向けることもせず、自らの仕事を放棄して支給を制限したいが為に、自己責任という便利な言葉で

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    2024年12月23日
  • 哲学のはじまり

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    存在。
    認識。
    価値。
    地図。
    何者。



    そこから見えるものを
    男は記録する

    写真を撮っても
    うつらない

    録音しても
    きこえない

    言葉にすると
    消えてなくなる

    ほとんど全部
    こぼれていく世界で

    小さな音楽と詩は
    静かに息をする

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    2024年12月20日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    新自由主義に代表される自己責任論に基づく責任を「強い責任」と定義し、その対比の概念として「弱い責任」を提唱していく。
    他人に迷惑をかけてはいけない。誰にも頼らず自立すること。
    私たちはこのように教わってきたし、日本では現在もその考えが広く社会にいきわたっている。
    しかし、本当に誰にも頼らず自立している人など一人もいない。
    だから「弱い責任」で責任を押し付けるのではなく、頼ったり引き継いだりしていこうというのが、本書の主張。

    たとえば、農家がいなければ、流通してくれる人がいなければ、どんなにお金持ちでもお米を食べられない。
    お金があれば何でもやってもらえるという考えは、「自立の勘違い」を生む。

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    2024年11月28日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    タイトルから、不道徳な行いをする際の快楽的な要素について心理学の視点からアプローチする本かと思っていましたが、実際には「いわゆる不道徳とされる行為を行う人の思考回路や、それらの行為がなぜ不道徳とされるのか」というところを倫理学・哲学の視点から解説した本でした。

    よくある哲学書のように「かくあるべき」という切り口てはなく、「自己中」「意地悪」「嫉妬」「自傷行為」といったネガティブな側面を哲学的にどう説明するか、ということをカントやルソー、アーレントなど主要な哲学思想家の論を用いて丁寧に解析しています。

    読み物、としては(テーマ的にも)やや硬い印象がありますか、西洋哲学史の入門書としては手に取

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    2024年11月17日