戸谷洋志のレビュー一覧

  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    子供に渡そうと思ったが、何が書いてあるか先に読んだ。倫理学の(標準的には)中高生向けの入門オムニバスであり、非常に読みやすい。もちろん、倫理学はもっと込み入ったものだが、込み入ったものだからといって最初から込み入ったことを知ろうとしなくていい。恐らく、少し賢い小学校高学年も無理なく読めるだろう、理解できるかはさておき、概ねの意図は伝わるように思う。内容としては古典的な倫理学の手引きだし、筆者もスタンダードな見解で著しているので。心配しなくて大丈夫です。

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    2026年07月11日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    とってもわかりやすかった!このシリーズの他の号も読みたいな。私はアーレントと同じで、交換可能な人材として食べるために働く・働くために食べるを繰り返すことは最も価値がないという意見。終章に「現代も捨てたもんじゃない」という励ましの意味で、慈善活動をする企業、仕事仲間とのゴルフ、育児は活動とも言えるというようなことが書かれていたが、私からするとそれらも労働でしかないのであまり響かなかった。

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    2026年07月10日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ​アーレント、全体主義という単語自体は何度も目にしていたけれど、
    その中身は全然理解できていなかった自分にとって、入門としてとてもわかりやすかったです。
    ただ、ところどころに出没する著者のセルフツッコミはとても苦手でした。それがなければより良いのにな。

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    2026年07月08日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 三大哲学書 カント『純粋理性批判』ヘーゲル『精神現象学』ハイデガー『存在と時間』

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    現代社会の問題点を引き寄せながら哲学の話が展開されるため、関心も持ちやすく、分かりやすい。 分かりやすい解釈、説明が書かれていて読みやすい。

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    2026年06月26日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    子どもにもわかる倫理学で、書名や項目名の付け方が興味深い。AI時代だからこそ、倫理の重要性が増すと思うので、子どもはもちろん、大人も知っておきたい内容と思う。

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    2026年06月24日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    読書会で読んで、「読んだけどよく分からなかった」ってわからないを共有して少しずつ自分なりの理解を深めることができてよかった

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    2026年06月21日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    入門書ということで、非常に読みやすく哲学知識ゼロでも楽しめる。私もどういった内容なのか、さわり程度をまずは知りたいと思って読み始めたので、そういったことを期待される方にはおすすめ。アーレント本人は哲学者という肩書きを嫌っているようなので本書では思想家という肩書きで話が進む。嫌っている理由はちゃんと根拠があり本書で説明されている。
    思想家ということで、色々と難しいことを考えられていて、独自の理論を日常で使用している言葉を使って別の意味合いで定義をしている。アーレント曰く「労働」と「仕事」は違うと主張している。ここでいうこの二つの言葉は我々が日常で使っている言葉とは違う意味合いで使用されていて、端

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    2026年05月25日
  • ハンス・ヨナスの哲学

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    昨年『生きるとは頼ること』を読んで気になっていたハンス・ヨナスについて著者の戸谷さんが解説書を出しているということで読んでみた。誰が責任を取るのかという責任の主体に焦点を置く通常の責任論に対して、ヨナスの責任論は誰に対して責任を果たすべきかという責任の対象から考えるという視点の転換がある。(目の前で泣いている乳飲み子を放っておくべきではないのは対象の存在に対して責任を感じるから)
    なぜ対象に対して責任を果たすべきなのかという点についても、存在そのものへの価値、善を見出すという点から、未来世代への責任についても未来の世代が存在し果たすべき責任が継続すること自体に基礎を置いて考える。
    気候変動、そ

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    2026年05月22日
  • 原子力の哲学

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    哲学的に考える事は容易ではない。しかし、原子力を考える事は、科学を超えた思考が必要であり哲学的でもあると、うっすら思っていた。戸谷氏の事を100分で名著のヤスパースで知り、本書に辿り着いた事に感謝。いや、これが必然で偶然ということか。原子力の捉え方に一条の光が見えた気がするのは気のせいか。これからも対峙していく。

    第三章 想像力の拡張 ギュンター・アンダース

    アンダースは、このように、人間が自ら製造するものとそれに対する人間の能力の不均衛を、「プロメテウス的落差」と呼んでいる。こうした落差のために、人間は、核兵器に対して正常な判断を下すことができなくなるのである。
    もっとも、プロメテウス的

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    2026年05月14日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ゼミで幾度となく聞いた「ハンナ・アーレント」

    教授からきく彼女の「公共性」の話はずっと心にあって、また映画で彼女の一生をみて、その逞しさに憧れた。

    「人間の条件」は、読んだことがなく、また話を聞いても「???」だったので入門書から!
    めちゃくちゃ読みやすくて、!これまで分かりたくても分からなかった政治思想家たちの話、このくらい薄っぺらい入門書なら読める気がする。。。

    「人間の条件」の内容について、
    人間の活動、その視点から分ける?みたいなのがあって面白い。労働について考える学者の礎になるのも頷ける(気がする)。
    あとアレントの定義する「労働」はアレントからかなり悪く評価されており、それは

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    2026年04月27日
  • 恋愛の哲学

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    この本はあくまで私たちがこれから生きていく新たな知見を得るにすぎない。
    本書の冒頭にもあったように批判的な思考を持ち、あらゆる哲学者の思考を踏まえて自ら新たに考えることを筆者は求めているんだと思う。

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    2026年04月21日
  • 哲学のはじまり

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    哲学をもとに、"当たり前"を問い直すことの意味が述べられていた。
    また、哲学の三大テーマとされる存在・認識・価値について簡潔に整理されており、全体像を把握しやすい。
    一息つくことができる良書

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    2026年03月15日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 三大哲学書 カント『純粋理性批判』ヘーゲル『精神現象学』ハイデガー『存在と時間』

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    ヘーゲルの弁証法とかアウフヘーベンはなんとなく知ってたけど、目的とか本のタイトルの『精神現象学』っていうものと結びついてなかったから知れてよかった。

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    2026年03月12日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    とても「入門書」って感じの本だった。5年前に2年弱かけてちくま学芸文庫の『人間の条件』を読んで覚えていたところを、より知識同士の連関を説明してもらった。忘れかけていたが、少し思い出すことができた。

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    2026年03月11日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    入門書としては、費用対効果抜群の本である。
    アーレントはなぜマルクスを「誤読」したのか?
    そこにどのような意図があったのか?

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    2026年03月01日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    「論破」といえば、やはりひろゆき氏。
    本書では、この人の論のスタイルにしばしば批判的に言及する。
    しかし、本書は単にひろゆき氏をモンスター扱いせず、彼のような存在がなぜ社会で喝采を浴びるのかから分析する。

    本書の論旨は「おわりに」にまとめられている。
    こういうところは、お若い研究者らしい、読者にやさしい配慮でうれしい。

    4章までの前半は、おおざっぱに言ってしまえば背景としてのポストモダニズム。
    権威が失われ、あらゆる価値が流動化して、社会の共通基盤が失われる。
    ポスト・トゥルースの話も出てくるが、「真実」の価値も顧みられなくなる。
    人々は「集団分極化」(キャス・サンスティーンによる概念)し

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    2026年02月28日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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     論破王から論を起こし、最終的には現代において求められているコミュニケーション能力は社交的に対話する能力だと結論している。

     クーンのパラダイム論やハーバーマスの『公共性の構造転換』などを援用しながら、わかりやすく、説得的に論を展開している。

     「おわりに」に各章の結論がまとめられており、まずはそこだけを読んでも良いだろう。

     章末の註に参考文献が示されているが、巻末に参考文献表と読書案内を付けて欲しかった。

     個人的には、ハーバーマスの高名な著には、そんなことが書かれていたのかとたいへん勉強になった。

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    2026年02月23日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    ひろゆきのような相手を詭弁によって論破するような議論は人々を啓蒙することは難しい上にある種の嘘が蔓延してしまう恐れがあると思う。したがってこれはあくまでエンターテイメントとして楽しむべきであり、議論によって本当に大事なことは相手を敵としてではなく議論を進めていく仲間としてみて、自分たちの意見や見解を深めていくことだと思う。

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    2026年02月09日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    「倫理思想を勝手口から解説した」との事で面白かった。
    元々倫理はある程度目を通していたので、ああそうと言えるかと言った感じですぐ読み終わってしまったけど、ショーペンハウアーのエゴイズム、悪意、同情を先に触れて、カント、お得意のアレント、ハイデガーも参照する構成は上手いなあと思った。

    本人が言うように「結局何が言いたいんだよ」感は残るけど。

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    2026年01月15日
  • メタバースの哲学

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    面白かった〜。メタバース上の恋愛とか、バ美肉が多い理由とか、そもそもメタバースに人が集まるのはなんでだろとか、疑問に思ってた事を紐解くヒントが知れた。考え甲斐があって良い。

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    2025年12月08日