戸谷洋志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレそれぞれ難しい哲学書なのだろうが、少しは理解できた。
個人的にはハイデガーが面白かった。
P131より
『それでも私たちは周囲の意見を気にしてしまいます。なぜなのでしょうか。ハイデガーによれば、それは何らかの合理的な理由によるものではなく、単に「安らぎ」を感じられるから、つまり「自分は大丈夫だ」と安心できるからです』
自分で考えて判断することには責任や不安がつきまとう。周囲に合わせることで「安らぎ」は得られるが、自分らしい本来の生き方はできないと解釈した。
普段は周囲と合わせて生きていても、周囲とうまく合わせられなくなった時には、「本来の自分はどんな存在なのか」考える必要があるのかと思っ -
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分かりやすくて読みやすかった。
詭弁が生み出す危険性と、なぜ現代では詭弁が流行しているのか、またそこから抜け出すにはどうすればいいのかについて書かれていた。
社交が大事。
以下抜粋
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ある段階において社交は停止され、議論の空間は「交わり」へと変容されなければならない。
もしも私たちが、再び議論への信頼を取り戻そうとするなら、そのとき必要になるものは、何よりもまず、社交する力なのではないだろうか。それは、議論を優雅に行う技術である、と言ってもいいだろう。社交において重要なのは、正しさを追求することではない。
敵対する陣営を議論のなかで論破することでもない。そうではなく、議論による正し -
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プルラリティ(多元性・複数性)の概念が深まった気がする。
アーレントの思想は、アーレントが生きた時代に大きく影響されている。ナチスドイツに翻弄された人生。ユダヤ人として生まれ、収容所に送られ、アメリカに亡命して、無国籍になって、ついでにハイデガーと不倫もして、なかなかの波瀾万丈な人生だ。
ホロコーストのようなことがどうして起こったのか、アーレントの思想を通じて少し理解をすることができたように思う。
一人一人が考えることを手放し、他者と協力して理不尽に立ち向かうことを手放し、自分たちと異なる物を徹底的に排除をしていくことを良しとする。
社会のシステムに従ってさえいればいい。
ぼんやりと生き -
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なんか中央公論新社さんが新しいシリーズを始めたみたいです
その名も『すごい古典入門』
創刊はアーレントとルソー
おお!確かになんかすごい
わいはもちろんアーレントからやん
100ページ程度のブックレット形式なんやが、そんな100ページでアーレント語れんの?なんて思ったわいを嘲笑うかのように、戸谷洋志さんがさすがの技で分かりやく、ちょっとくすっとさせながらまとめてくれてました
『人間の条件』なんて本来は「いや何が言いたいねん!」って叩きつけたくなるくらい分かりづらいからね
わざとか!わざとかハンナ!っていうね
で「なぜ働かなきゃいけないの?」ですよ
これって実はみんな一度は考えたことある -
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ネタバレなぜ働かなくてはいけないのか。この本を読むことで少しでも心に余裕が生まれたらと思い購入。
ハンナ・アーレントは活動的営みを労働、仕事、活動の三つに分類した。労働と仕事は同じように思うが、専門用語的には労働は自然に支配された状態、例えば私たちが餓死しないためにお金を稼いで食べ物を得ているといった消費であることを理解した。そして仕事はそういった消費ではなく、残るものであるということを知った。私自身労働はしているが、仕事や活動はあまりしてない。現代において仕事や活動をしている人間は少ないと考える。だからこそ、その二つに目を向けることが重要であると感じた。
また現代社会では自由の価値が忘れ去られ -
Posted by ブクログ
入門書ということで、非常に読みやすく哲学知識ゼロでも楽しめる。私もどういった内容なのか、さわり程度をまずは知りたいと思って読み始めたので、そういったことを期待される方にはおすすめ。アーレント本人は哲学者という肩書きを嫌っているようなので本書では思想家という肩書きで話が進む。嫌っている理由はちゃんと根拠があり本書で説明されている。
思想家ということで、色々と難しいことを考えられていて、独自の理論を日常で使用している言葉を使って別の意味合いで定義をしている。アーレント曰く「労働」と「仕事」は違うと主張している。ここでいうこの二つの言葉は我々が日常で使っている言葉とは違う意味合いで使用されていて、端