友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

990円 (税込)

4pt

友情とは、互いが友情を認め合うことで成立する関係である。ならば、互いが友情をどのように定義しているかによって、その関係性はまったく異なるものになる。いま、友情という関係性の多様さを知ることが、人生をいくらか豊かにしてくれるのではないか。アリストテレス、カント、ニーチェ、ヴェイユ、ボーヴォワール、フーコー、マッキンタイア――漫画が描く「友情」のあり方までも参照しながら、哲学者7人の友情観を探る。

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友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすい、それぞれの哲学者から引用して友情の形を推定、定義していく

    一番しっくりきたのは、ニーチェとマッキンタイアで、
    ニーチェは、人間は友人を理解しきれずむしろ理解していると誤解することは友人の未知な部分を既知なものに置き換えてしまう失礼なこと、理想なのはそれぞれが苦悩に打ち克てるようになる関

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

     時代と共にアプローチが変わっていった、友情に対する哲学的問い。アリストテレスから始まり、マッキンタイアで締める。それは友情への捉え方がどのようにアップデートしていったか、ではなく、どのような視点が増えていったか、をポイントにしてまとめている。全体の流れがわかりやすい。
     それぞれのセクションで参考

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    友情というシングルイシューから多様な時代の哲学者を取り上げるという試みは、新書の紙幅のなかで上手く機能していると感じた。
    サブカル批評に片足を突っ込む程度ではあるが、著名な漫画作品の一場面を例示することで、記憶の紐づけには役に立つ。
    ここで触れられる名高い哲学者には当然、専門の研究者もおり、考証とし

    0
    2024年03月15日

    Posted by ブクログ

    タコピーが大学入試で出題されたと聞き読みました。文章が読みやすい。
    自分たちの身近にあるものでたとえてくれる、前章で大切だったことを繰り返し言ってくれる。
    哲学者たちの友情に関する論をわかりやすく説明した後に知ってるマンガについて同じテンションで解説されて少し笑ってしまう。あとめっちゃネタバレするや

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    世界の見方が変化して今の状態になったという流れわかる。友情を軸にして、社会の中の人と人を見ていく。近代化が満ちて既存の世界観から抜け出してしまったことや、戦後にもまだ未解消の構造が残ることがわかる。

    似ているから同じと判断していた時代。男同士の友情で組み上がった社会は今の日本にまだ現存している。

    0
    2023年11月27日

    Posted by ブクログ

    「友情とはなにか」「友人に対して自分はどうあるべきか」といった問いについて、アリストテレスやニーチェ、カントといった哲学者の意見と、現代の漫画作品の登場人物間の友情を基に考察した作品。時代背景によって考え方が変遷するのが面白いのと、哲学者たちも友人関係で葛藤があったんだろうなぁと思いながら読み進める

    0
    2023年06月01日

    Posted by ブクログ

    友達のことを思い浮かべながら本書を読んだ。いろんな関係があるが、友達の定義は曖昧。思い当たることも多かったが、無意識に「生権力」の規範が刷り込まれていることは、考えてみれば疑問に感じることかもしれないが事実として驚いた。人は誰かに依存している。依存したうえでの自律である。対話を大切にしていきたい。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    今までぼんやり考えていたことが言語化されたり自分のなかになかった考えがしっくり来たりして、思考の幅が広がった。自分の築きたい人間関係のかたちについての考えがとても捗った。

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    「友だち地獄」、「伝統的な友情観」といったものを打破するために複数の哲学者の友情観を紹介していく本。有名マンガも例として出されてて分かりやすくはしてくれている。個人的にはあっても無くてもくらいの感じだった。

    カント、ヴェイユの友情観に登場する「自律性」が俺の中ではかなり大事なんだと認識できた。とい

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    『恋愛の哲学』を読んだ後、これを読む。

    いろんな考えがあるけど、2冊読んで、ひとつ大事だと思ったことは、

    「私」は自立した人でないといけない。

    自立して、基本的には何でもかんでも人に依存しないこと。
    (ただし、いつ何時でもというわけではない。状況による)

    悪い依存とは、片方がもう片方の人の時

    0
    2025年06月09日

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