戸谷洋志のレビュー一覧

  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    付録にあるハンナ・アーレントの略年譜を見て若い時に戦争、強制収容所を体験し、労働とは一体なんなのかと強く問わざるを得ないようなご経験をされた上で『人間の条件』を書き上げたのかもしれないと、感じた。

    地獄を体現したような強制収容所で、報われることなく殺される人々働かざるをえない人々をハンナ・アーレントは目撃しているはずだから。
    彼らの無念さという沈黙と、戦争の冷徹な時代の沈黙を、ハンナ・アーレントは赤子が誕生した時一息吸って大声で力強く泣き叫ぶように、突き破るために『人間の条件』を書いて世界へ生み出したのではないかとわたしは想像する。
    強制収容所の言葉で“働く”という意味と、ハンナ・アーレント

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    2026年07月05日
  • まんが!100分de名著 ハイデガー 存在と時間

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    どれくらいのエッセンスなのか、本書だけではさすがにわからないです。書いてあることは、わかりましたが。

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    2026年06月25日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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     「人間の条件」は私にとって、何度もチャレンジしたけれども途中で挫折する難解な著作でした。岡本太郎が、この本を激賞していて、夢中で読んだということだが、自分の頭では少しも面白く思えなかった。そこで2時間あれば読めるこのすごい古典入門を読んだわけですが、やっぱりよくわかりませんでした。結局のところ、アンナ・アーレントが人間の活動を労働と仕事と活動の3つに分ける考え方そのものに同意できないのです。そして労働は自然に強制されて行う毎日の生命活動を維持するための活動でそこには自由はないのだという。そして人と連携しなければできない活動こそが、個人の複雑性は生かされるので価値があるのだという。
    なんのこっ

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    2026年06月19日
  • 13歳からの概念思考

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    うーん なんか思ってたのと違ったかも
    子供向けに「概念」っていうのがあるよってわかりやすく書いただけの本だった
    ところどころ出てくる「AはBだからCである」みたいな話が、結構本当にそうかな?みたいな弱さを感じてしまい 全体的に何が言いたいのかもよくわからなかった
    最後のAIのくだりも「AIはすでにあるデータのアウトプットしかできない=概念思考はできない」って話だけど、実際AIと話してると嘘やバグみたいなのめちゃめちゃあるし、AIが概念で思考してると言えなくても人間からみたら概念思考(新しい概念で考える)してるって言えること絶対あると思うんだけど
    人間も結局すでにあるデータから思考をしてるし、そ

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    2026年06月02日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    東浩紀さんやその辺の人の話を聞いたり書籍を読んでいると、たびたび引用される人がいる。ハンナ・アーレントはよく出てくる人の一人なので、気になっていたところ、たまたまこの「すごい古典入門」シリーズの第一弾で出てきたので、購入してきみた。

    どうも理解するのが難しいらしい。ながらで不真面目に読んだので、一応読んだが、内容は理解していない・・。
    Youtubeで戸谷さんの解説があったので、そちらも参照したい。

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    2026年05月10日
  • メタバースの哲学

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    メタバースを定義するためには、現実とは何かを先に定義しないといけなくて、来たる超情報化社会をどのような態度で迎えるべきなのか、考えるヒントをくれた

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    2026年04月12日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    まさに仕事に悩んで悩んでたまらず書店に飛び込んだら出会った。ハンナ・アーレント超入門書って感じで軽く読めた。やはり植民地支配から重商主義始まり今日の資本主義まで続いてると思うと本当に、人間の欲望がある限りこの地獄は永遠に続くのだろうな。

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    2026年04月05日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    労働は円環のイメージなので歴史がない。作られたものは消費されて、また作られることを繰り返す。
    仕事は過去から未来へ向かって延びる直線で進展していくイメージ。作られたものは保存されて世界を構成する。
    舞台刀剣乱舞でも円環とか過去が保存されて未来に伝わるとかそんな話あったなー

    読みやすく書かれているので最後までさくっと読めて大枠は掴めた。ここでその話いるかな?みたいな話が差し込まれるところがちょっと気になった。

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    2026年03月31日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    親ガチャという言葉は弱者側が使うことが多いと感じる。我々はこの言葉に対し、どのような姿勢をとるべきか。親ガチャの世界観にいる人に、責任の主体が本人にあることを強いることがどれだけ残酷なことか。しかし、親ガチャに象徴される決定論の広まりによるネガティブな影響というのも無視できない。
    彼らに必要なものは、話を聞いてくれる他者の存在だと。たしかに缶チューハイ片手に、2時間語り合うというのは孤独感を吹き飛ばしてくれるし、自分がここにいるというのを感じられる。この空間をいかに届けられるかが社会保障にかかってくる。

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    2026年03月20日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ネタバレ

    全体主義と資本主義の共通点。
    人間を画一化してしまう恐ろしさ。
    ヤスパースの元で学んだというアーレントは、従来の哲学とは反対に、”活動”として、新しいことを開始することの重要性を問いかける。

    解説の戸谷さんのいう通り、結論や答えのようなものはないが、
    「歴史を相対化することでより良い働き方を考える」きっかけとなるような本だった。

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    2026年03月03日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    ネタバレ

    表題が面白そうで読んでみた。
    自己中、意地悪、復讐、自傷行為、空気を読まないこと、反逆はなぜ楽しいのか?楽しさの原因はあまり書かれていなかったように感じた。

    ただ人間は、以下のような欲求があるということを再認識できた。
    エゴイズム=自分の快楽を求めること
    悪意=他人の苦痛を求めること
    同情=他人の快楽を求めること(苦痛を減らす)

    通常悪意は良いものとされないし、自分はそんな酷い考えはしないと思っていたりする。
    だけど、ゲームや物語では悪役がぐぬぬとなることを求めてたりするよね?と。
    悪役や犯罪者がスッと死のうが苦しんで死のうが私にはなんの影響もないのに、被害者と同じ痛みを味わって欲しいと、

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    2026年02月14日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    ハンナ・アーレントは知ってはいるもののその思想や主張といわれると全く知らない…という訳で購入してみました。
    薄くて字が大きくて読みやすいです。

    『人間の条件』というアーレントの著書を中心としてアーレントの思想を解説した本です。
    アーレントは全体主義を強く批判しました。それはなぜかというと、人間を画一化し複数性を奪うからです。また、資本主義社会も人間を画一的する点や無限の勢力拡大志向において全体主義とよく似ているといいます。では、いつから複数性は失われたのか…ということを古代ギリシャまで遡って考えていきます。
    現代では、労働こそがもっとも重要な活動だと考えられていますが、それは歴史的に形成され

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    2026年02月14日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    「論破王」と呼ばているらしい西村ひろゆき氏や「ポスト・トゥルース(事実より感情を大切にする概念)」を象徴するトランプ大統領を念頭に、議論において「論破しようとする」態度ではなく会話を成立させる心がけを啓蒙するという本。哲学の領域なので面倒くさくなる話をなるべく分かりやすく描いている。

    時代の風潮に対する危機感から本書を書いたと思われる。ひろゆき氏の手法に対する言及が多い。私自身はその手法は「眉をひそめたくなる」もので、本書で述べられる通り論破自体が目的化しており、会話とは別の種類のものとしか受け止められない。

    トランプ氏の言説も同様で「支持する人は支持する」のであって、支持する人の声が大き

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    2026年02月08日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    働くということについて気になっていたので読んでみた。まさに職業(労働)だけがアイデンティティのようになっていることに疑問を感じて。

    労働が重視されはじめたのは近年だし、そうとも限らないよ、という考えを知ることで少し楽になるのかもしれない。

    噛み砕いて書かれていてとても読みやすかったと思う。疑問や理解できない部分もありましたが、最後に「どんな哲学の概念も完全ではありません」とあり、まあそれはそうですよねと安心できました。

    原著は難しいらしいですが、できたらちょっと触れてみたいなと思いました。

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    2026年02月07日
  • すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの?

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    アーレントの主著『人間の条件』を題材に彼女の「労働」に対する思想を古代ギリシャでの考え方にまで遡って分かりやすく解説された入門書。

    彼女は人間の活動を、労働、仕事、活動の3つに分類し、「労働」は生命維持のために必須であるが、それ以上に人々が関わり合い新しいものをうみだす「活動」を重要視した。
    それが近代では重商主義の誕生などに端を発し、そのヒエラルキーが逆転してしまったと主張している。

    しかし、この逆転現象は長い歴史の中で、ごく最近になって出てきたものに過ぎず、労働が絶対的に重要であると考える必要はない。
    アーレントの『人間の条件』は「労働」に対する考え方に答えを提示するものではなく、一思

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    2026年02月03日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    親ガチャの哲学読み終わりました。結局自分の人生は自分が引き受けるしかないんだなと思います。自分の人生考えてみても頑張って来れたのはいろいろな人の支えがあったからだと思いますが、最終的には自分がやっぱり頑張ったんだと思います。

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    2026年01月24日
  • 哲学のはじまり

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    第一章は良かったが、その後は内容が薄い気がした。

    哲学の事を分かった気にさせる本で本質的ではないように感じた。

    ハイデガーについてが以前より難しいと感じていたが、存在の偶然性と言う概念でほんの少しだけだが、一部分かった気がした。

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    2025年12月09日
  • まんが!100分de名著 ハイデガー 存在と時間

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    シンプルで入門としてはとてもいいと思う
    気になったら原書なり他のものなりを見る必要があるかなとは思う

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    2025年09月30日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    詭弁も論破も、あまり印象のよい言葉ではない。詭弁を弄して相手を論破することは、本人は爽快かもしれないが、相手は納得いくものでないだろう。
    その意味で、ひろゆきの論破芸は相手が理屈に合わないことを認めさせるというよりは、第三者に相手を論破したと認めさせるという要素がある、という著者の見立てには納得感がある。国会の議論もそんなものだろうし、SNSに至っては論破もへちまもなく、議論の体もなさずに主張や中傷が繰り広げられているようなことが多いようにも思う。
    では、建設的な議論をするにはどうしたらよいか。著者は近代民主主義の成立過程において各自が読書体験などを自由に論じ合う公共的体験=社交に焦点を当て、

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    2025年09月15日
  • 詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する

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    論破ではなく、緩やかな対話をする姿勢を。

    ひろゆき氏の論破に端を発して、彼はなぜ論破ができるのか、その問題点から、ポストトルース時代の議論へと話は発展していく。

    自分として特定の主張は持たず、第三者を納得させることを意識するから論破できるというのは、納得感があった。エビデンスの捉え方について、理系的に考えようとする自分でも最近そのエビデンスがそもそも正しいか?それはエビデンスになるのかという事例に触れるにつけ、使うことの難しさを感じている。

    哲学的な議論も踏まえて、最後のまとめの中でひろゆき氏と論破(を前提とした討論)ではなく、対話を目指していこうというのは、そう来たかという感じで新鮮だ

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    2025年08月20日