戸谷洋志のレビュー一覧

  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    「〇〇について考えなくてはならない」というとき、その言葉が前提として孕んでいる強制力。たしかにあるなあと思った。
    「考えたい」と「考えなくてはならない」は異なり前者のスタンスで物事に向き合えたら、それは現代人にとってとても豊かな態度なんではと想像したりした。

    表紙は子供向け本みたいな雰囲気だけれど、大人向けの書き口だった。

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    2024年03月07日
  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    筆者は健康な男性で、それ以外の人(特に女性や同性愛者)のことはよくわからないのかなと思った。非当事者が当事者に関連することを話したり書いたりするのはやっぱり難しいのだろうなと改めて考えさせられた。

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    2023年10月14日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    SNSの使い方(依存しないように生活の中での使い方を考えよう/セキュリティを意識しよう)についての本ではなく、私たちの生活の中にすでに溶け込んでいる(分離して考えることが困難な)SNSという媒体と、それを利用しながら(SNSとともに)生きるとはどういうことか、ということをヘーゲルやハイデガー、アーレントなどの哲学者の思考を組み入れながら分析・考察している本です。

    「SNSについて」を主題としている書籍、というよりも現代のわれわれの生き方について改めて哲学適任考えることが主題になっているように思います。その思考のとっかかりとして、SNSを取り上げている、という印象でしょうか。
    古典的な哲学書を

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    2023年10月04日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    SNSと距離を置くことをまず推奨するのではなく、SNSがもたらす時間や個人のあゆみ、承認欲求などを取り上げ、自分の中のSNSの立ち位置を見直すことを推奨する本
    いわゆるZ世代よりも上のSNSに疲れている人・価値を見出したい人に読んで欲しい本だ

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    2023年09月12日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    ネタバレ

    タイトル通り。これまでに読んできた本と内容的に被るところが多く、さほど目新しさは感じなかった。私自身は、アルゴリズムが類似商品を推奨してこようが、実店舗で偶然の出会いを果たそうが、最終的に購入可否の決断するのは自分なので、いずれにせよ自己責任は生じると考えており、そこは著者の意見と反する。ただデジタル情報は紙の本と違って媒体が劣化しないゆえに、時間の経過による変化がないのはそうだなと思う。

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    2023年09月09日
  • スマートな悪 技術と暴力について

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    スマートな悪

    voicy 荒木博行のbook cafeでマスターが熱弁していたので読みました。

    私もかつてはsociety5.0の中にいて、スマートな未来を作ろうとしていましたが、それが本当に善なのかはあまり疑わなかったですね。
    インフラコストを下げるのは疑うことのない善だった。

    スマートになることによる世界への不感症、システムに組み込まれる人、そしてアイヒマンへ。

    選択肢が多いとつかれる。楽な方へ流れてしまう自然人としての力学を理解して、複数に所属すること、いつでも変われる自分でいることが大事だと思わせてくれる本でした。

    人はシステムの中でしか生きていけない

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    2022年08月16日
  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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     有名なJポップ15曲の歌詞を、恋愛や時間、死、人生などのテーマで哲学するという面白そうな試みに惹かれた。しかし、15曲中脳内再生できるのはせいぜい5曲ほどで、今も好きでよく聴くのは「天体観測」と「閃光少女」だけ。他の曲もよく知っているとより楽しめただろうな。「閃光少女」の今現在この瞬間をテーマに据えるって、なかなか難しいと思う。軽い、ありきたりな歌詞と思っていたが、解きほぐすと読み応えがあった。
    それだけ人間はずっと同じことで悩み、普遍的な真理に到達しているということか。
     Jポップは特に、曲の構成や各楽器の美味しいフレーズ、歌い方などを重視して聴くため、歌詞はユニゾンのようにまったく意味が

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    2022年06月14日
  • スマートな悪 技術と暴力について

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    効率のために整備され最適化されたスマートさにより思考停止し責任の主体としての振る舞いを放棄した人間たち。
    結果的に暴力に加担しうる私たちに必要なのは、所属するシステム以外の存在可能性を認め、それらと繋がること(異なる閉鎖性への開放性)だと言うこと。

    別のシステム/文脈にも転用可能な「ガジェットとしての生」の柔らかなあり方。

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    2022年05月03日
  • 僕らの哲学的対話 棋士と哲学者

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    2人の考え方は微妙に違うが、険悪ムードになることもなく対談が繰り広げられていく。
    それには練習が必要だとも。

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    2022年03月23日
  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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     ドイツの現代思想が専門の若い哲学の先生と、今年から大学1年生の麻衣さんが対話をしながら、自分らしさとか、現在は何のためにあるのか、人生はどう意味づけられるのか、といったことについてJポップの歌詞を題材にしながら思索していくという本。取り上げられているJポップは14曲で、ミスチルの「名もなき詩」からバンプの「天体観測」という、おれの中高時代?らへんの曲とか、おれがカラオケで歌う嵐の「Believe」とかいきものがかりの「yell」とか、あとは全然知らない乃木坂の曲とか。基本的には2000一桁年代の曲が多い。それぞれのテーマで、過去の西洋の哲学者が引用されている。
      全体的にはなんか簡単なこと

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    2021年09月05日
  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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    哲学に精通した著者がJPOPのヒット曲の歌詞から5つのテーマについて哲学の観点からの考察を対話形式で書いた一冊。

    自分、恋愛、時間、死、人生という5つのテーマについてJPOPの曲から考えるという斬新なものでありながらも内容は深く各楽曲の深い世界観を味わいながらも哲学の概念も学べて勉強になりました。
    相互承認や至高性といった哲学者たちの概念や恋愛における癒合性、星の友情など言葉にできない人間の心理的な描写を哲学で表現することによってより歌詞の意味を感じることができると感じました。

    また、歌詞における主人公の置かれた立場や状況を考察することでより曲の世界観や作詞家の意図なども読み取るきっかけに

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    2021年05月11日
  • Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲

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    本当は”自分を問い直すための15人の哲学者”なのだけれど、Jpopをフックに使うことで取りつきやすさを得ています。少し人生に倦んでいる中年にオススメ。

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    2016年11月30日