戸谷洋志のレビュー一覧

  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    ポッドキャストでお話されているのと、面白そうな本いっぱい出しているんだなーと思い、興味があった戸谷洋志さん。
    とりあえずタイトルに惹かれて目についたこちらを購入してみた。

    古代から現代までの哲学者たちの考えた「友情とは」を、現代の漫画を補助線にしながら紹介していく、ふわっとやさしく哲学に触れる内容。

    そもそも友情とはなんなのか?

    私は友達が多い方ではないし、(なんならあんまりいない方だと思う…)幸運なことに若い頃から友達同士のトラブルや悩みなど、あまりなかったので、友情について深く考えたことはなかった。

    プロローグから毎日一章ずつ、スラスラ面白く読みながら、自分の友情観に照らし合わせた

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    2024年11月12日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    若者よ、対話しよう。
    哲学にタッチする話題であっても、
    難しいと毛嫌いせずに(むずかしいんだけどね)
    思考してみよう。

    わたしたちの生活に刺さっている
    SNSが私達にもたらす影響のあれやこれやを
    想像してみよう。

    …… そういうことを言いたかった本だと思います。
    自分、不器用なんで(笑)
    うまく言えないですが、著者さんに
    ありがとうございます、って言いたいです。

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    2024年11月11日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    アーレントの見捨てられると思考能力を失ってしまう話からの展開とヨハスの責任の代理可能性が印象に残った。弱いことが未来の可能性を開くものだと感じれた。

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    2024年10月27日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    軽い語り口、薄くて簡単に読めそうながらも、さりげなく5人の哲学者を紹介。

    「ヘーゲル:承認欲求は必然的に挫折する」
    「ハイデガー:存在と時間、到来・既在・時熟」
     →デジタル情報と時間
    「ウィトゲンシュタイン:言語ゲーム、人はなぜ「痛い」と言うのか」
    「ベルクソン:未来の予見不可能性と創造的な進化」
     →アルゴリズムと偶然性
    「アーレント:公的領域と私的領域」
     →SNSがつむぐ連帯

    コミニュケーション手段は新しくても、それを使う人間については、過去から積み上げられた哲学があって、それらの視点から考えるのも面白い。

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    2024年10月14日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    「ケアの倫理」に関してキティに関する言及があり、一読してみた。「自己責任論」への言及より、その背景に「強い責任」があり、それに対置するものとして「弱い責任」について説明するために、中動態、キティ、おそらく著者の専門であるヨナス、そしてバトラーを用いて説明。最後に著者がまとめているが、「弱い責任とは、自分自身も傷つきやすさを抱えた『弱い』主体が、連帯しながら、他者の傷付きやすさを想像し、それを気遣うことである。そうした責任を果たすために、私たちは誰かを、何かを頼らざるをえない。責任を果たすことと、多雨よることは、完全に両立する」。若い哲学者で具体例も分かりやすい。今後の著者の活躍に期待したい。

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    2024年10月10日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    全体的にもう一歩踏み込んで説明してほしいな、という感じで、倫理学に関する本を曲がりなりにも色々と読んだことがある人には、少し物足りない感じがあると思う。が、最後の第六章「反逆することはなぜ楽しいのか」の最後の最後、ハンナ・アーレントの話は、ものすごく印象的で、ちょっと唸ってしまった。

    「一つのルールですべての人間を納得させることなんてできない。もしもそれができたら、人間は一つのルールでカバーできてしまうような、単一の存在になってしまう。それに対して、人間には複数性が備わっていて、誰もが他者と異なる存在であり、今まで考えられなかったような新しいことを始めることができる。私たちには、どんなときで

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    2024年09月29日
  • 哲学のはじまり

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    【哲学の三大テーマが、この1冊で理解できる!】とあるけれど、、、あれ?私全然理解できてないぞ。なるほどなー、そういうことね。と わかるところもある。が、何度読み返しても頭に入ってこなくてただただ文字を追っているだけの部分もあり、哲学って難しいなってちょっと腰が引けてしまったような。
    巻末にあるオススメの哲学の本が気になるところ。こんな私にもわかりやすく読める本はあるだろうか。

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    2024年09月28日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    ネタバレ

    助けを求めることは「無責任」ではない。
    新自由主義を下支えする思想として日本に導入された「自己責任論」。しかしこれは人々を分断し、孤立させる。
    誰かに責任を押し付けるのではなく、別の誰かに頼ったり、引き継いだりすることで責任が全うされる社会へ。
    「利他」の礎となる「弱い責任」の理論を構築する。

    ・国民は経済システムを成り立たせるための手段として、自己責任を課せられている
    ・そもそも自己責任という概念が、他者への責任転嫁を含意している
    ・能動態、受動態、中動態
    ・たとえ中動態になされた行為であっても、それをあとから能動的な行為として事後的に修正してしまう(意思の事後遡及的成立)
    ・責任とは「傷

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    2024年09月28日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    講談社ポットキャストから書籍情報を入手。
    普段何気なく使ってしまう「自己責任」という言葉が持つ暴力性について考えるきっかけとなった。
    中動態に関する章は些か専門性が高く、少々異質な感覚はあるものの、全体として非常にまとまりのある内容。

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    2024年09月23日
  • 友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観~

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    アリストテレス、カント、ニーチェ、ヴェイユ、ボーヴォワール、フーコー、マッキンタイアそれぞれの友情観を辿りながら、コミックのセリフ、設定を援用し、裕次上について考察していく。

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    2024年09月17日
  • 生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ

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    私には難しい内容でしたが、とても勉強になりました。

    強い責任には、自己責任論があり、社会構造や生きづらい理由を知ることができました。
    必要なとき気軽に頼ることのできる社会を目指したいと思います。

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    2024年09月15日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    以前に著者と棋士の糸谷哲郎八段の対談本を読んだことがあり、名前を知っていたので手に取ってみた。当時は糸谷八段が目当てだったんですけどね。

    親ガチャという言葉の流行から現在の社会問題を哲学的な視点を交えて紐解いていくといった内容。

    親ガチャという言葉は知っていたけれど、あまり深く考えたことはなかったので新鮮だった。今まで日常から哲学を考えようといった本をいくつか読んできた。それぞれが工夫を凝らして書いてあるので身近に感じる部分もあったが、それでも想定している事象が「そんなことある?」と感じるようなものだったり「そこまで細かく考えなくともよくない?」となるような展開が多かった。やはり私にとって

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    2024年09月11日
  • スマートな悪 技術と暴力について

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    最適化されたシステムが生み出す暴力について論じられた書。そこに無意識に加担することで、我々も明確に加害者になりうる。
    それを回避するために、外部との橋渡しをする何か(ガジェット)が重要になってくる。

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    2024年09月07日
  • 哲学のはじまり

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    本書は、帯に「知識ゼロからはじめる哲学入門の王道」とあるように、哲学の入門編です。冒頭からしばらくはワクワクして読み進めましたが、2~4章はいくら嚙み砕いてくださっているにしても、難解でした。本書を入門として、より多くの書籍を読み進めていかないと、理解は難しいのだろうと感じました。

    【はじめに】(P5-8)
    ・『当たり前』を問い直す学問こそ、哲学に他ならない
    ・人間は、『当たり前』に疑いを持つと、ついつい『本当はどうなんだろう?』と考えてしまう生き物だし、そしてそれはめちゃくちゃ楽しい
    ・そんな昔から、どう考えても日常生活の邪魔でしかない哲学がいまだに生き残っているのは、結局、考えることの楽

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    2024年08月16日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    親ガチャというある意味ネットスラングとして用いられている言葉をキーワードとして様々な近代的な事象を紐解いていく、かなり易しい哲学書だと思いました。
    人には思想や価値観が人それぞれに有していて、それを否定することは許されない。
    自分の価値観が絶対に正しい、別の価値観は間違っているから否定してよいという態度を「残酷さ」という。
    もちろん間違ってる価値観はあるかもしれないがこの態度という言葉に着目すると、揺るぎない確信さえあれば何を否定しても構わないと読み取りました。
    自身の価値観も他人の価値観と同じように揺らぐものだと認識し、対話をするということが親ガチャ的厭世観を持つ彼らを救う唯一の方法ではない

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    2024年08月16日
  • 親ガチャの哲学(新潮新書)

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    親ガチャの関して様々な議論をまとめた本書には、哲学的な示唆に富む考察がふんだんに出てくるが、一般の人間にとって哲学的なことを考察するチャンスは非常に少ないと感じている.自分の責任と他者との関わりの中で生きていく人間が連帯を確立していくことで一つの解決策を見出して行けると提案している部分が気になった.p201: すでの存在している<われわれ>へと帰属させるのではなく、人々がすでに所属している<われわれ>のなかに、それまで<われわれ>ではなかった人々を含めていく、そうして<われわれ>ではなかった人々を含めていく、そうして<われわれ>の外縁を拡張していく.

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    2024年08月08日
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ

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    SNSを5つの側面(承認欲求、時間、言葉
    アルゴリズム、連帯)から哲学的に考える。

    アルゴリズムは、偶然性を排除する。
    アルゴリズムの外側は、賭けと責任が伴うが、
    偶然性の出会い、新しい体験をもたらす。

    SNSを否定するのではなく、SNSのもつ性質
    から、主体的に哲学にも興味を持たせてくれる
    一冊で面白かった。

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    2024年08月04日
  • 悪いことはなぜ楽しいのか

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    時代とともに、善も悪のニュアンスが変わってきてる気がします。

    悪いことをしてるつもりはないけれど、迎合できないとき、自己中や空気を読まないの悪に分類されてしまうと思いました。

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    2024年07月28日
  • 恋愛の哲学

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    恋愛という不確かなものを
    色んな角度から分解した見方を知りたくて読んだ一冊。

    恋愛哲学というタイトルでこそあるけど、
    親しい間柄の人間関係に対しても応用出来ることが多く書かれてて、思いもよらない所で
    (うわ〜こうする人ってこういう心理なのかな?)(自分もこれやってたかもな〜)とか
    思い返すきっかけになったし、結構腑に落ちる部分も多かった。

    この本は7人の哲学者が提唱した恋愛論?を軸に進むんだけど、そのおかげでより多角的に立体的にイメージが膨らんだし、
    答えのない題だからこそ、現象で満足して受け身になるんじゃなくて、考え続けることって大事だよなって痛感。

    自分の中では結構ヒット。

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    2024年07月14日
  • 哲学のはじまり

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    哲学、がとても分かりやすく書かれている。
    文通りに解釈するのではなく、その奥にある真意には、なかなか辿り着けない。そして、その真意は、個人で変わるものなんだ。

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    2024年07月09日