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「将棋×哲学」の知的異種格闘技戦!
これは哲学者と棋士という異色顔合わせによる哲学的対話の記録です。
棋士の糸谷哲郎さんは羽生善治さん他を下して竜王獲得、久々の20代タイトル保持者となった方です。
また現役棋士として初めて国立大学へ進学し、大学院ではハイデガー研究で修士学位取得。
当時同じ研究室で議論し合った哲学者の戸谷洋志さんは、ドイツの哲学者ハンス・ヨナスを研究する一方で、
アカデミズムにこもることなく市民とのワークショップ「哲学カフェ」を各地で開催してきました。
例えばいまAI(人工知能)を搭載した将棋ソフトが驚異的な進化を遂げる中、現場の棋士はAIと人間の関係をどう捉えているのでしょうか。
「人間」の自明性が問われる現在、1988年生まれの同世代の二人が勝負論や幸福論などを切り口に、「人間」を巡る様々な問いを考察していきます。
[目次]
1章 勝負論
2章 AIとどう向き合うか
3章 哲学と社会の関係
4章 僕らの幸福とは
Posted by ブクログ 2019年01月19日
哲学に興味があり、父の影響で将棋棋士についてはそれなりの知識を持っていて、さらに2人と同世代ということで非常に興味が湧き思わず購入。
三章、四章が同世代として1番興味深く読むことができた。充分面白い内容なのだが、飲み会の二軒目くらいで聞いたらこの上なく楽しい話しに思う。…ただ、二軒目だと、酔っ払っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月31日
同世代の哲学者と棋士の対談.テーマは大きく戦いについてだが,個々の話題は多岐にわたる.
全く理解できないように思える他者であっても,その考えを理解しようと努力することが必要だ,というのは本当にその通りだなと思う.
国会のやり取りを見ていると,戦いの感覚が未成熟であることの問題は,同世代的なものだけで...続きを読む
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