アオジマイコのレビュー一覧
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リズの大冒険といった感じの4巻。
これにて函館を離れる彼女なので、出番が目一杯。
最初と最後の話、どちらも誘拐されるし……兎月が体張る場面よりリズの方が目立っていた気がする。
ツクヨミではないけれど、そんな彼女とお別れなのは本当に寂しい。
ツクヨミは本当にヒトっぽくなってきました。
リズが去ることを...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は怪異というよりも、人の情の恐ろしさに焦点が当てられていたような感じですね。
しかし、兎月のために体を差し出した神使の長月(つд⊂)エーン
人魚の話も切ない結末でしたね。Posted by ブクログ -
時代と共に妖怪も変わっていく。
あのゴジラですら、宮田登氏(民俗学者、残念なことに早逝)の言葉では妖怪なのだから。
その妖怪が造られた時代に居合わせしまった、安倍晴明と源氏頼光の五代目たち。
幽霊の正体見たり 彼尾花 ではないけれど、怪異に現実的に向き合うのはいいなぁ。
書いていただけたら、続...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻のラストでそれぞれの道を歩み出した3人がまた集結することになるとは!
タイトルから頼政と泰親の再会は容易に想像ついたけれども、そこに玉藻も合流したのには本当に驚いた。
1巻もこの3人でわいわい事件を解決していくのが楽しかったので。
『平家物語』で有名な人たちも登場の2巻。
道具のもののけである...続きを読むPosted by ブクログ -
前巻よりもさらにエグイ事件で辛かったけれど、犬神モチーフが面白かった。青ちゃんが好き。1巻から続けて読んできて、8巻はまだなのっ?!な状態。Posted by ブクログ
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もともと第4巻までで構想されていたがために、
若干付け足し感は否めない。
とは言いつつ、安定の面白さ&読みやすさ。
今回は紅子さんのお当番会。
そして凛堂兄弟のその後の小話。
各々の活躍がありながら、最終章で次への期待が高まる。Posted by ブクログ -
前巻のエピローグで合同捜査を小野篁経由で依頼、いや強制された青児と皓、凛堂兄弟は人里離れた元廃病院の洋館へ。そこには女主人と遺産相続絡みで呼び出された訳あり人物達が勢揃い。ポーの「黒猫」を彷彿とさせる過去の事件も語られ絶対何か起きる、という青児の予想通りに深夜殺人事件が発生。しかし館はクローズドサー...続きを読むPosted by ブクログ
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金魚に縁が深い鴻家で起きた連続不審死事件を依頼されたが、前巻での老害(笑)絡みで行けない皓に代わり、紅子さんが青児を引き連れて探偵役となる話と、青児が墓参りで里帰りした際に子供の頃に縁のあった旧家に纏わる座敷童子の因縁に巻き込まれる話の二編。紅子さんの容赦ない活躍振りとそっけない中に秘める実は…が素...続きを読むPosted by ブクログ
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地獄の次期魔王の座をかけた最終勝負が荊から申し込まれた。皓は助手兼ペットの青児を連れて舞台の豪華寝台特急「青い幻燈号」に。この列車がレトロな雰囲気で相変わらず舞台が魅力的。列車には他に6人の乗客がいたが青児の目には罪を表す妖怪の姿として映る。罪人たる乗客達を地獄に堕とす「執行人」から終着駅まで2人以...続きを読むPosted by ブクログ
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鍛冶が媼_φ(・_・
長崎の孤島にある城館に住まう絢辻家…綾辻さんの館シリーズ第一作を連想しました。好きです。ミステリの九州いろいろ建ってるなぁ。
西條さんと青児くんの関係も、お互い信頼度増し増しになってきて好きです。西條さんの親子関係・兄弟関係のドロドロがもの凄い。蘇生されたの知らずに動き回ってた...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は蛇の話。私も蛇は苦手。アオダイショウの幼体がマムシの柄に似ているのは知っていたが、目の形がアオダイショウはツブラだとは知らなかった。
いつも話が恐ろしいけど、つい夢中で読んでしまう -
とても面白いので一気に読んでしまいました。人の内面から出て見える妖怪。地獄に堕ちるべき亡者を地獄に導く人と場所に罪人が迷い込む。なんだか恐ろしいような覗いて見たいような。次号も楽しみです
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晴明から数えて5代目の泰親と同じく頼光から5代目の頼政のバディミステリー。さながら泰親がホームズ、頼政がワトソンという感じ。アイリーン的なな立ち位置の玉藻という女もいます。
泰親は陰陽師ですが、術や怪などはまやかしとして、謎の解決はあくまでも現実的なのがいいですね。この作品がシリーズ化するのかはわか...続きを読むPosted by ブクログ -
源頼光と安倍晴明の血縁の苦悩を見た(笑)
実際のところ、安倍晴明が注目されるのは今昔物語からだし、頼光の家系の鬼退治もねぇ~。
武士も陰陽師もそんなに身分は高いわけでもないしというのが、よくわかる一冊でしたね。それをうまく調理して、話を持っていくのがうまいのはいつも通りで楽しかったです。
シリ...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙の土方さんの後ろ姿に泣き、最初の五稜郭のお話に泣き、最後の梅の花に泣かされた3巻。
今回は土方さんの直接的な出番はないけれども、なかったからこそ印象的なシーンが多かった。
梅の句は自分も大好きな句だ。
今回は五稜郭の話は勿論、兎月では祓えない存在の登場や2種類の恋の話も印象的だった。
恋の話は...続きを読むPosted by ブクログ -
土方さんが兎月に激アマのような気がする(笑)
怪ノモノも結局は人が根っこにいるもので、それは幕末でも新政府になっても変わらんのだなぁとしみじみ。
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2021年の読み納め。今年の100冊目でした!
前回に引き続きトレンディ!!
そうか、宮仕え典侍さん、今で言うところのOLさんだわな…そして女だらけで愛憎がダイレクトに目眩く後宮で、これだけ気高く強い淑子ちゃん可愛いなぁと思いました。
平安テイストと働く女子の大変さと王道男子のど直球告白と盛りだく...続きを読むPosted by ブクログ -
装丁が素敵だなーと思って読み始めたら、読みやすくてグングン読んでしまいました。
舞台は平安なんですが、お話の内容はトレンディ。
身分の差とか横暴な父とか王道ロマンスのテイストもありつつ、三日夜餅とか古典の授業で習った単語も出てきて懐かしかったり。
恋愛小説の王道ストーリーに平安設定が程よくブレンド...続きを読むPosted by ブクログ -
甘ーい( ´ u ` )
沙羅がそつ無くするのに
朝陰の真っ直ぐグイグイくるところに
最初はちょっと引いたけど、
本当にひたすら一途なのでそこが長所なのかな。
最後まで読んだ今ではよくやった!ってなった。
最初は猫がいるから、猫がいる間だけという話だったのに、だんだん言い訳を考え出したり、猫がいな...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズ面白くてとても好きです!
絢辻という名前や洋館、隠し部屋、生き人形とくると、綾辻行人さんの館シリーズがモチーフなのかな、なんて思いました。Posted by ブクログ