アオジマイコのレビュー一覧

  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り
    皓と青児のコミカルなやり取りとか兄弟や幼馴染の繋がりとか、絆の温かみを感じる一方で、人の悪意の残酷さもきっちり描写してくるので、毎度怖いな恐ろしいなという震え方をしてしまう。結局、肝心な『彼女は誰?目的は何?』に関しては一歩前に進んだ程度の展開だったけれど、その一歩分の足下を固めるための一冊だったの...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき
    遠野青児は職なし文なし宿なし三重苦を抱えた上、所持金も底をつく寸前だった。公園に配給目当てに向かうはずが道に迷う。迷った先で行き着いたのは立派な洋館とそこの主・西條皓だった。
    三重苦な上に人脈もなく、運もなく、勘も悪く、ないことずくめの青児。唯一授かった能力は人の業を妖怪として見る目。
    妖怪の王様の...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 陸 黒猫の鳴く獄舎
    猫がどうなるか気になったけど、ちゃんと最後まで生きていて可愛がってもらえる人に飼われることになって、猫好きとしては一番にほっとしたシーン。今回はまさかの荊が美味しいところを持っていく役。面白かった。
  • 地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼
    金魚がモチーフなだけに、描写がなんだか彩度高めで艶やかだった。今回は珍しい青児と紅子コンビだったが、紅子さんもなかなかの手腕。なんだかこれは映像で見てみたいなと思った。
  • 地獄くらやみ花もなき
    本屋で見かけて表紙買いしてしまった1冊。中身を知らずに買ったがこれは当たりでとても面白かった。主人公は青児の方だろうか。青児のランクがコロコロ変わるのも見物だ。また妖怪好きな人には、知っている妖怪が結構出てきていたので、なかなか興味深いかも知れない。本屋に並んでいた分を一気に買ってきていたので、是非...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島
    今巻はなかなか凄惨なお話であった。そして新しいキャラクターが出てきたと思いきや、まさかの1巻でご退場…。そして招待もまさかまさかの結果であった。そして。最後の最後で大きな伏線が張られた気がするが、これは次巻で回収されるのだろうか。次巻が楽しみだ。
  • 地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿
    まぁ、生きているだろうな、とは思っていたが。ただ、紫苑さんの扱いがなんとも悲しい…。というより紅子さんの紫苑さんに対する言葉があまりにもで、もう少し青児を慰めるにしても言い方はなかったのかと。さすがに紫苑さんの復活はないだろうか。
  • 地獄くらやみ花もなき 肆 百鬼疾る夜行列車
    残念ながら、オリエント急行殺人事件を読んだことがないのでなんともだが、なかなか面白かった。まさかの全員お亡くなりに…?とハラハラしたが生きたままの人が居て良かった。今作も面白かった。
  • 地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼
    金魚の話も最高だったし隠れ鬼の話も最高だったし幕間も最高だったしエピローグも最高だった。100年添い遂げる努力がいじらしくて、そりゃ全力でなでなでする。寿命の異なる異種交流譚は良いものです。
  • 地獄くらやみ花もなき 肆 百鬼疾る夜行列車
    ここで地獄代行編は完結なのね。オリエント急行×そして誰もいなくなった的連続殺人、ミステリとしてもたのしい展開。最後のプロポーズもとても良かった。続いてくれて嬉しい。
  • 地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿
    お、おもしろすぎる。地獄がきっちり地獄であるとこ、関係者のバックボーンが詳細に描かれるところが読み応えある。
  • 地獄くらやみ花もなき 肆 百鬼疾る夜行列車
    綺麗に一区切りついたので大変満足。青児の無能っぷりとイキリっぷりが不評とよく聞くけれど、変に有能だとここまで皓は信頼できなかっただろうな……というのが読んでいてわかるので、読者側はともかく皓目線では何も問題ないんじゃないかと思う。妖怪云々や地獄堕とし云々は心苦しくなる描写もあるものの、間に挟まる皓と...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬
    面白かった!
    ホラーファンタジーのはずなのにミステリー色が強くて、さらっとグロい
    かなり人物相関が入り組んでいるので、整理しながら読みました
    こういう話は特に好きな部類

    青児くんかわいい
  • 恋をし恋ひば かんなり草紙

    ハマった

    綺麗な文章、しっとりとした雰囲気。
    すごくいいです、ハマりました。
    ストーリーも切なくて、ヒロインと一緒に胸が苦しくなります。
    一途なヒーローにもドキドキ。
    オススメです。
  • 色にや恋ひむ ひひらぎ草紙

    当たり

    平安時代の男女のやり取りって、こんな感じだったのかな。
    文章も綺麗で読みやすかったです。
    続きものだといいな、出たら絶対に読みます!
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬
    気になる展開で終了。
    続刊はいつ?!
    荊の「いい子だね、お前は」と
    皓さんの「青児さんは青児さんですねぇ」
    という台詞が好き。
  • 神様の用心棒 ~うさぎは闇を駆け抜ける~
    時代が、新選組土方歳三が関わっていたりと興味深い時代でした。
    書き方も読みやすく面白く…兎をモフモフしたくなりました(笑)
    正義を貫くって難しいですが神様と共に良い世の中にしていってほしいな。
    登場人物(人?)みんないい味出てる!
  • 色にや恋ひむ ひひらぎ草紙
    良かった。
    主人公の素直さや気に入らないことがあっても受け入れて頑張ろうとするところにとても好感が持てた。
    やっぱり一筋縄ではいかずに波乱がありますがそれが関係を進める後押しとなって、にやにやしました。
  • 色にや恋ひむ ひひらぎ草紙

    前作のかんなり草紙よりも断然好み
    堅物な男性と刺々しい女性の恋絵巻
    働く女性の感じがとても好ましい
    噂好きの女性たちに囲まれて揉まれながらも芯を通す淑子さんのこと、本当に尊敬してしまう!
    仕事のできる女性は本当に素敵でカッコイイと思う

    今巻は2人とも不器用で、不器用ながらも思いあっていて……つい...続きを読む
  • 恋をし恋ひば かんなり草紙

    とうの昔に切れた、結ばれるかもしれなかった許嫁との縁
    数年後に再会し、解けた糸が結ばれるように縁が繋がる
    そして、初めての恋をする
    繋がった縁は順風満帆とはいかず断ち切れてしまいそうでもどかしい
    ささやかにゆっくり実る思いに、ささやかながら応援したくなってしまう
    朝蔭さんのお父さん…人間の感情ない...続きを読む