アオジマイコのレビュー一覧

  • その呪物、取扱注意につき 全滅学級の呪い

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    アーシュラ・K・ル・グィンの小説で有名なテーマだけど、それをホラーガジェットでこう捻りを入れてくるか…… 非常に面白かった。九尾せんせーはいつも祓うというよりなだめるとか落ち着かせるようなやり方で怪異に接していることが多くて優しいね。

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    2025年12月04日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは祭りの夜に舞う~

    ネタバレ 購入済み

    兎月が、空から戻ってきてくれた亡き両親と兄達に教わりながら、盆踊りを踊る所は、泣けてしょうがなかった。神社の祭りも、盛況で、月読之命の身体も、大きくなり、神使の兎も、三匹も増えた。良きかな。良きかな。

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    2025年09月17日
  • 御苑筆姫物語

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    本に目がない蒼月が物語のために奮闘する姿を描いた物語。
    素敵な表紙とあらすじで購入を決めました。

    本の虫である蒼月は三度のご飯よりも本...物語を愛していて、私も本が好きなので蒼月の本に対する気持ちがひしひしと伝わり、共感してました。
    本や読書が好きな方はきっと蒼月に共感すると思います。 また『架月黛山』の章が切なく、作品の中で一番印象に残っています。 一巻でも十分読み応えがあり面白かったですが、欲を言えば二巻、三巻ともう少し読みたかった気持ちが大きいです。

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    2025年09月12日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは祭りの夜に舞う~

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    ネタバレ

    兎月とツクヨミの夏休み話な印象。
    怪談絡みの相談事に盆踊り、蛍に夏祭り、花火。
    夏を満喫できるお話の数々。
    リアルタイムに夏を感じられる時期に読めて、より物語を堪能できた。
    パーシバルを巻き込んだ話は久々だった気がして、それも嬉しかった。

    色々な話を満喫できる6巻ながら宇佐伎神社の初のお祭りが物語のメイン軸。
    これまで兎月たちが築いてきた縁が身を結び、気付けば神楽もやる立派なお祭りに。
    こんなお祭りになるまでの紆余曲折も見どころ。
    町の用心棒としても兎月は受け入れられているんだなと感慨深く思ったり、仲間たちがお祭りを盛り上げるためにこんなに協力してくれるのかと感動したり。
    突っ走りすぎて兎月

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    2025年09月11日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    私は友情というものが大好きなので…
    怒涛のように様々な形の友情を浴びることが出来て最高でした。
    …が、この先大丈夫なのかな。
    不安が募りまくってます。
    はやく続編出てくれ〜〜〜

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    2025年07月07日
  • その呪物、取扱注意につき 歪な神様

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    お酒を飲んでいない九尾先生は頼りになる。新潟についただけで警戒始めたのにはくすりと来てしまった。
    タイトルにもある通り、歪な神様が出てくるわけだけど、こういう神様像って近年のホラーのトレンドになっている気がする。

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    2025年07月03日
  • 審問官テオドア・オラニエと孤狼の騎士~いかにして魔術士は無辜の死神に首輪を嵌めたのか?

    BLじゃないのにすごく惹かれる


    信念と覚悟を持つキャラクターたちの静かなぶつかり合いが印象的な作品でした。
    主人公テオドアの理知的な強さ、ロウの不器用な優しさ、どちらも魅力的で、その距離感や信頼の構築が丁寧に描かれています。
    世界観や用語設定も緻密で、繰り返し読むほど味わいが増します。
    ぜひこの物語の続きを、書籍という形でまた拝読したいです。

    #胸キュン #アツい #エモい

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    2025年06月29日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿 ~白の詐欺師~

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    メインの事件引っ張りすぎず解決して良かった。お隣り設定という美味しさもできたことだし続いてほしい。
    それにしてもクール男子が光属性の女の子に絆されるのがお好きなんですね(作者さんが)。好きです(私も)。

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    2024年12月31日
  • 色にや恋ひむ ひひらぎ草紙

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    朴訥な感じのヒーローがめちゃどんぴしゃに好みでした!なかなか見かけない、この感じ。どっちかというと脇役で輝いているタイプ。

    ヒロインも平安時代のお仕事女子!って感じで、ちょっと皇族周辺から離れたところで展開するストーリーが面白かったです。

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    2024年11月12日
  • 恋をし恋ひば かんなり草紙

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    作家買い。ファンタジー要素なしのがっつり平安ものはなかなかないので、平安時代の純和風の雰囲気に浸れます。

    3作の中では一番普通な感じのヒーローヒロインで、恋愛もそれとなくうまく進む感じでしたが、ヒーローのお父様がなかなかに怖い人で、ハラハラする部分もあり読んでいて楽しかったです。

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    2024年11月12日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    めちゃくちゃ好き。ミステリやホラーとして読むとちょっと詰めが甘い部分があるんだけど、キャラクターを魅せるのが本当に上手くて、それぞれの感情や愛を考えると泣きそうになるぐらい。早く続きが読みたい。棘と荊に幸せがたくさん訪れて欲しい。

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    2024年09月11日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    ネタバレ

    図でその時点では分からないはずの北小路って書かれてるんですけどこれ如何に。

    凛堂兄弟、お互い情が深いですよね。
    荊さんは分かりずらいけど棘さんは行動に出てるような。
    車運転して珈琲を淹れて一緒に探偵して。

    荊さんのもう死んでいるという言葉を何かの比喩だと思いたいほど信じたくない。

    青児さん本当に変わりましたよね。
    まさか心臓マッサージで人を助ける時が来るとは。

    神呪教は影山静流さんにした事だけみると嫌がらせのプロですね。死に追い込めるほどの。タチの悪い。

    篁さんは死なないと信じたい。

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    2024年08月04日
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

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    ネタバレ

    青児さん、皓さんと出会う前にあんなアパートに住んでてよく生きてましたね。
    バラバラ事件じゃなくても他の事件に巻き込まれてもおかしくないような。

    妬んで殺したところでどうしようもないのに。
    そこまでいくと救いようがない。

    青児さんと棘さんが人質にとられたけど、まあ大丈夫だろうと思ってたら本当に大丈夫だった。なかなかなスピード解決篁さん。

    不穏なタレコミや篁さんの隠し事で第三の勢力があるのかと思ったらまさかの皓さんの血縁者ですか。

    そもそも難は去って無かった。

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    2024年07月30日
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

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    各巻で次々と現れるもう1人の人物!これはミステリーのセオリー的にありなのか?とも思うが、それでもやはり面白い…
    荊が天才すぎてめちゃくちゃ好き。皓少年と青児の成長も感じられてよい。自分のために怒れるようになったことも、人を信じてみる意志を持ってみたことも、2人のこれまでの人生を思うと良かったねと思わずにいられない。
    棘、いつも畜生言いつつ立ち回ってくれてありがとう。

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    2024年06月22日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは祭りの夜に舞う~

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    ネタバレ

    今回は大満足。お祭りの話。
    神様には神様の思いがあるということで、ツクヨミがかわいい♪

    今、海外からの観光客のマナーの悪さが問題になってますが、神社仏閣は怖いからあんまりやらかしてくれるなよと、八坂神社の事件を思いつつ読んでました。(八坂神社がまつっているのは最強の祟り神でもある素戔嗚尊。祟られても知らんぞ(-"-;A ...アセアセ)

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    2024年05月30日
  • 恋ふれば苦し ゆめうら草紙

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    ネタバレ

    このシリーズはずっと好きであるし、深山先生の書かれる平安時代の物語がとても好きだ。

    ヒロインの晶子は、流石上級貴族の娘だと感じた。品のある立ち振る舞いや周りへの気遣いがとても好印象だった。私も彼女のようになりたいとも思う。
    智平様の一途さに驚いた。何年も一目惚れした晶子を思い続けていたと。それこそ他の女性との関係も経験していたが、やはり晶子は忘れられなかった。これこそ運命という言葉がぴったりと合う二人だと思うのだ。
    智平様の大人の余裕も素敵だが、時折見せる可愛らしい一面もまた素敵だと感じた。それを見られるのも晶子だけ。それがまた良い。

    帝と晶子の異母妹との関係も素敵だし、何より帝がとても思

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    2024年05月15日
  • 恋ふれば苦し ゆめうら草紙

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    今回の主人公は東宮への実質嫁入りのような儀式の日に相手が突然死し、縁起悪いと父親に髪を切られ出家同然の生活を10年していた晶子。嫁ぐはずだった東宮の兄宮(智平)に実は同夜見初められていて、10年の想いを地位と計略で達成するためのあれやこれやにはめられるように晶子は後宮勤めを始める。
    ああ、楽しかった。能力や美しさがありながら虐げられた運命の女性と、それを気にせず大好きになる身分の高い、実はいけてる男性。深山くのえが書く、大好きなタイプの小説でした。この、小学館文庫キャラブンの草子シリーズはどれも凄く面白い。氷室冴子好きだった人なら絶対楽しいと思う。登場するネコが繋がってるらしいので、いつかちゃ

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    2024年05月06日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    地獄くらやみ花もなきシリーズ 第8弾
    ホラーで和な雰囲気のミステリーとキャラクターみんなが愛おしい大好きなシリーズ

    『第ニ怪 分身あるいはドッペルゲンガー』
    今回は、荊と棘が2人で探偵社を始めた経緯の話。時代は昭和へ‥
    2人の元に依頼書が届いた。調査を依頼された事件は、不可解な殺人事件。

    犯人は事件を起こす前、自分そっくりの分身が被害者を殺している様子を見たと言うのだ。ドッペルゲンガーによる殺人を見たがゆえに、模倣するかのように殺人を起こしてしまったのか?  

    ‥‥

    皓と青児の真っ直ぐな信頼関係に対し、荊と棘のつんっとした感じの、仲が悪いだか良いだか素直じゃない兄弟関係も独特でいい。

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    2024年02月18日
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

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    地獄くらやみ花もなきシリーズ 第7弾

    刑事が首無し死体で発見された。犯人は自供した直後パニックに陥り事故で即死した。

    そしてもう一つの首無し死体の事件。同じように犯人は自供後自殺したという。


    記者を名乗る人物が、調査のため皓と青児の住む屋敷を訪れた。
    その記者が言うには、二つの事件の犯人は同じアパート201号室にかつて住んでいた住人。その部屋は青児が皓に拾われる前に住んでいた部屋だった。

    ‥‥‥

    今回読み応えがすごい。感想が難しい‥
    被害者と犯人、黒幕とのつながりが複雑。

    今回の探偵組は、元刑事で夜行列車編で登場した鳥栖さんと、助手の青児。この2人のやりとり好き。

    生きてほしい

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    2024年02月18日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿 ~白の詐欺師~

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    ネタバレ

    妹さんの考え方が好き。
    んでもって自分の事をよく分かってる。
    こんな子が身近におって早くに亡くなったら恨んでしまうな。

    ピアノの先生、怪しいなぁって思ってたらただのピアノ過激派みたいな人だった。

    幽霊は殴れないから怖いっていう脳筋は結構好き。

    土方さんは進み方を間違えてしまった感じ。
    それはとんでもない間違いだけども。許されてはいけない。

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    2024年01月28日