あらすじ
神様と兎月の絆に亀裂が――!?
時は明治――戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒として蘇り、日々参拝客の願いを叶えている。
七夕が近くなったある日の早朝、兎月のところにおみつが大慌てで助けを求めてやって来た。
どうやら同じ長屋に住む知り合いの父親が笹を取りに行って帰ってこないらしい。
しかも、笹を取りに行った雑木林には最近、幽霊が出ると噂があるようで――?
続々重版の大人気和風ファンタジー第6弾!
七夕怪談
夏祭りことはじめ
遠い盆唄
ほたる野の茶碗
夏祭り始末
■霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書に『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り』(小学館)、『いろは堂あやかし語り よわむし陰陽師は虎を飼う』(KADOKAWA)など多数。
■イラストレーター
アオジマイコ
感情タグBEST3
兎月が、空から戻ってきてくれた亡き両親と兄達に教わりながら、盆踊りを踊る所は、泣けてしょうがなかった。神社の祭りも、盛況で、月読之命の身体も、大きくなり、神使の兎も、三匹も増えた。良きかな。良きかな。
Posted by ブクログ
兎月とツクヨミの夏休み話な印象。
怪談絡みの相談事に盆踊り、蛍に夏祭り、花火。
夏を満喫できるお話の数々。
リアルタイムに夏を感じられる時期に読めて、より物語を堪能できた。
パーシバルを巻き込んだ話は久々だった気がして、それも嬉しかった。
色々な話を満喫できる6巻ながら宇佐伎神社の初のお祭りが物語のメイン軸。
これまで兎月たちが築いてきた縁が身を結び、気付けば神楽もやる立派なお祭りに。
こんなお祭りになるまでの紆余曲折も見どころ。
町の用心棒としても兎月は受け入れられているんだなと感慨深く思ったり、仲間たちがお祭りを盛り上げるためにこんなに協力してくれるのかと感動したり。
突っ走りすぎて兎月とツクヨミが喧嘩することも。
本当にそんな紆余曲折を経てのクライマックスは本当に素晴らしかった。
ツクヨミ進化!
ここから新しい章が始まる雰囲気を感じた。
残念ながら推しの土方さんの出番はなし。
ただ兎月の盆踊りの話は涙なしには見られない話で、そのキャラを出してくるとはずるいとなった。
ああいう展開に自分はとことん弱い……
Posted by ブクログ
今回は大満足。お祭りの話。
神様には神様の思いがあるということで、ツクヨミがかわいい♪
今、海外からの観光客のマナーの悪さが問題になってますが、神社仏閣は怖いからあんまりやらかしてくれるなよと、八坂神社の事件を思いつつ読んでました。(八坂神社がまつっているのは最強の祟り神でもある素戔嗚尊。祟られても知らんぞ(-"-;A ...アセアセ)