アオジマイコのレビュー一覧
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後宮で働く女性は強くならないとやっていけない。
東宮の嫡子は身も心も律しないといけない。
平安時代の恋はなんと厄介な事か…
誠明の一途な心が淑子に届いて良かった。
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シリーズ化が嬉しいです。夢見る少女ではなく世間を知った働く女の恋愛ですが、両者共に生真面目なのでなかなか決着がつかないもどかしさがたまりません。気持ちを確かめさえしたら即行動なところはさすがの平安時代ですが。妹の件など少々スッキリしないままの部分もありますが落ち着いた恋愛物を読みたいならオススメの本...続きを読む
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余韻のある素敵な文章。ミステリーとしてもおもしろくて一気に読めた。
ただ登場人物の名前が読めない名前すぎて、ルビも最初の1回だけなので再度出てきたときに読めず少しストレス。それがよりラノベ感を醸し出すので普通の名前だったらいいのにと思う。Posted by ブクログ -
皇帝の崩御とともに8人の皇子による次期皇帝を決める「九天逐鹿」という名の生き残りをかけたバトルが始まる。審判は期限付きで玉座の空白を埋める女帝。
登場人物も多く、言葉もちょっと難しかったので、入り込むまでに少し時間がかかったけど、最後まで誰が残るか解らない騙し合いの展開は楽しかったです。
決まって...続きを読むPosted by ブクログ -
親が決めて勝手に破談にされた婚約者を忘れずに探し出し、口説き落として手に入れて凄いな朝陰。度重なる不幸ですっかり人生諦めモードの沙羅、平安時代じゃ女の身ではままならないことも多いだろうからなぁ。朝陰父と沙羅の盗まれた財産問題、朝陰お見事。Posted by ブクログ
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最終巻は何だか限りなく人間臭い心がちりばめられていた。結局、心持ちって凄く大事。どうやって生きていくかは自分次第だって言われた気がする。Posted by ブクログ
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粗筋から推しの波動を感じたので。
まあ結論を言ってしまうと、主役自体は彼ではなかったのですが(主役が彼だと思い込んでしまっていたから、最初主役に対して「お前誰だ!?」と本気で混乱してしまった)
閑話休題。
明治の函館の町を舞台に、箱館戦争で亡くなった元武士が小さな神社の用心棒として町のトラブルや...続きを読むPosted by ブクログ -
平安時代らしい雰囲気。おちくぼ物語を思い出させます。ヒロインもよくあるラノベのようには現代的に活発に動いたりしませんが、当時の姫としては充分に前向きで強い女性だと思います。不本意な婚姻に抗って親の鼻をあかすカップルも登場して、若者の力と未来を感じさせる幸せな読後感のあるお話です。
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深山先生らしい一冊。安心感を持って読めました。何処かで読んだような筋ではあり、意外性はないものの、そういうものが読みたいときにはぴったりハマる本だなという印象。主人公が何処か控えめなのはいつも通り。Posted by ブクログ
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今回は青児と同じく罪人が妖怪に見える女性に会いにはるばる奥飛騨の旅館へ。彼女は過去の通り魔事件で父を失っているがその事件には不可解な点が。事件の謎は一瞬で皓が解き明かすがある策略が動き皓が巻き込まれてしまう…。巻が進むに従って風景とかの描写がより雅に。紅葉に埋まる旅館の怪しさや蛇。後半棘が解き明かす...続きを読むPosted by ブクログ
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皓の弟を自称する緋が登場することで、代行二人の過去の兄弟殺しがチラリと顔を覗かせた。
いまだそこがメインではないので、皓の過去をちらりという感じだが棘の方は、自身の意思でということを匂わせているためほの暗い過去が予想される。
次巻発売が待ち遠しい。Posted by ブクログ -
あの薄い本のなかに結構いっぱいいっぱい詰まってます。
序盤で「犯人がわかったな」、と思いきやもっと深かった!!続きが楽しみです。Posted by ブクログ -
自分の悪の部分に隙あらばと怪ノモノに取り憑かれ、それが悪事を働いてしまう。これは人間の悪の念が変質したものだった。その悪行を止める元侍で神社の用心棒である兎月の優しさに心打たれた。
1巻でも登場した土方歳三が手助けしその寛大さに惹かれた。2人が今後どのような活躍を見せてくれるか気になる。Posted by ブクログ -
兎にまつわる神社に訪れる参拝客を、悪者から刀で守りお助けする兎月。
あるとき刀の怪ノモノに取り憑かれたが、それを振り払い"守るべきものを守る侍"となれるのか_!Posted by ブクログ