アオジマイコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレてっきり警察の手に負えない案件を九尾さんが霊能力で解決してくれるのかと思ったら、そんなことは全くなかった。
彼女はあくまで霊能力で分かる情報をくれるだけで、推理力はおろか、日常生活自体がポンコツという残念美人さんだった。
霊視自体は何も間違っていないのに、その他が残念すぎてなかなか信頼できない……そこがミステリとしての面白みでもあるかも?
彼女の情報をどう処理するか、解釈するかが腕の見せどころというか。
凄かったのは主人公の成瀬くんの方だった。
推理力抜群、料理できる男子、山登りどんとこい、そして何より「防御力」最強。
末恐ろしい新人君だった。
寧ろラスボスが哀れになるほど……相手が悪かった -
ネタバレ 購入済み
平安の暴君親父とダメ息子
暴君親父の野望から始まった縁談。
山吹の父は陰謀で亡くなったのかもと思ったけど、普通に病死だったのね。
偶然が重なって大団円。
まず、ヒロインが美人だったw
三の姫に恋人が居て、その恋人も諦めなかった事。
朝陰、お前、手を出す前に父ちゃんを説得する算段くらい付けろよ。
25にもなって、怖くて逆らえないと言って結婚を受け入れたフリをして、結婚初日に恋人の元に行く気満々?
たまたま政略結婚の相手に恋人が居たからいいけど、あの状況でもし、三の姫が結婚を楽しみにしてたらどうするつもりだったのさ。
うっかり最低男になるところだったわよ。
左衛門佐が諦めてたら協力して貰えなかったし。
ほんと、偶 -
Posted by ブクログ
ワケありツンケン美人男子大学生と正義感に満ちた元気女性刑事のコンビが暗号をヒントに事件を解決する。
第一話 ダイイングメッセージ
第二話 狙われた執事喫茶
第三話 タイムカプセルに隠された秘密
第四話 約束の小指
いろんな暗号があるのだなぁって感心しました。この本を読むといろいろな暗号を知りたくなってきます。
もちろん暗号というネタだけでは無理があり、「暗号という緻密なものを頭に入れた人は頭脳派で分析力に優れるのだ」という暗黙の了解のもと(?)ツンケンイケメンの九条キリヤがその洞察力を武器に真相に迫るというもの。
そんな好奇心をかきたてるお話なのですが、二人のキャラクターがハマったら楽しく -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は結構ややこしい展開というか、様々な思惑が重なり合った話だったので、ちょっと理解するまでに時間がかかった。
途中、状況を整理してくれる場があったのは助かった。
ともかく、吾川さん怖すぎる。
あと、青児の目が活躍する場面がなかったのが、個人的にはちょっと寂しかったかなと。
双子探偵の挙動にびくつく必要がなかった点は安心点。
もう味方サイドでいいのかな、彼らは。
それよりも、最後の最後の展開が度肝を抜かれたので、そこに全て持っていかれた感はあったが。
え、どういうことだよという。
最後の展開でこうなるのは、最近のお約束かもしれないけれども。
そんなところで終わらないでくれと思った次第。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ6巻も追い詰められた人の闇が凄いです。
〈炎上記者〉〈復讐共助〉〈濡衣業〉(?)…初めて知る職業がたくさん。
〈夜逃げ御用達アパート〉まで。下手したら青児もこのループに入れられてたかと思うとゾッとします。〈濡衣業〉は加害者として濡衣を着せられるはめになる事件の被害者も用意されてるわけで。
犬神の眷属は白児。次巻は犬神との対決か、西條くん側の兄弟なんだろな。
凛堂兄弟ともなんとなく仲良く、はないけど共闘みたいな空気になってるのも良いです。篁さんとも100年後には。
やっぱり角川文庫よりメディアワークスで出版した方が良かったのでは?イラスト欲しいな、特になんでも着る小野篁の。荊も好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ晴明、頼光の五代目と書かれると「?」となるが、その正体を知って「ああ、あの!」となるという。
九尾の狐退治に鵺退治で有名なお二方でしたか。
有名な逸話の裏側には、こういう現実的な展開もあったのかもしれないなと、その解釈が興味深かった。
ただ全てが全て現実的なオチで終わるのかと思いきや、本物の怪異も出てくる二段仕掛け。
なかなか油断ならないお話だった。
特に竜宮のお話のラストは印象的だった。
本当に竜宮に行ってしまったのか、それとも抜け道があったのか。
その解釈は読者側も好きに想像できる終わり方だと思ったので。
意外だったのは、頼政、泰親、玉藻の和気藹々トリオをいつまでもは楽しめなかった点。 -